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大貫さんと日笠さんの、ふたりで「どうぶつの森e+」!!

 

ほぼにちは! おひさしぶりです。
「樹の上の秘密基地」です。
今回から4回にわたって「どうぶつの森e+」を特集します。
どうぞよろしく!

以前「ほぼ日」で「どうぶつの森」を紹介したのは、
2001年のことでした。
当時のハードウエアはニンテンドウ64でしたっけ。
その後「どうぶつの森+」として
ゲームキューブに移植されたこのソフトは、
2年を経て、根強いファンに支えられながら、
現在はカードeリーダーを同梱して
「どうぶつの森e+」というソフトとして
発売されています。
このゲームについての詳しいことは、
任天堂HPを見ていただくことにして
(てぬきー!? でも、そのほうがずっと詳しいんだもの)、
「ほぼ日」らしいことを、ここでは、しましょう。
こほん。とある「どうぶつの森にはまった人々」のことを
お伝えしようと思います。
その「はまった人々」というのは、
音楽家の大貫妙子さんと、手相観の日笠雅水さん。
大貫さんには「ほぼ日」に
幾度も登場してくださっていますが、
ここに登場するのは意外ですか?
意外だと思います。
私(シェフ)も、意外でした。
とある夏の日、深夜、大貫さんといっしょに
おいしいお酒をいただく機会にめぐまれたとき、
こんな言葉を聞いたのです。
「明日、6時におきなくちゃ」
お仕事ですか? と聞いたところ
「イベントがあるのよ。ラジオ体操なの」
まさか「どうぶつの森」のことだとは思わず、
どうリアクションをとるべきか悩んでしまいました。
ほんとうにラジオ体操に通っているとしたら
なんだかけっこう珍しいことをなさる方だぞ、と。
その誤解はすぐ解けましたが、
でも、「大貫さん、どうぶつの森、
やってらっしゃるんですか!」
ということのほうに、あらためてびっくり。
そして、一緒に楽しんでいるという日笠さんをお迎えして
たっぷりお話を聞く時間をいただいたのでした。
前置きが長くなりましたね。
では、お二人の楽しいお話をどうぞ!

◆大貫妙子さんのプロフィール
◆日笠雅水さんのプロフィール



── そもそもどういう経緯でおふたりは
『どうぶつの森』を始められたんですか。
大貫 あの、知り合いのキーボーディストで、
あらゆるゲームをプレイしている
門倉さんっていう方がいて、
その人が、まえまえから私に、
『どうぶつの森』はおもしろいよ〜、って
言ってたんです。
── ええ。
大貫 だから、買うまえから、
だいたいどういうものか知ってたんですよね。
その、村に動物たちが住んでて、
いろんなものを買ったり売ったりできるって。
最初の印象は、ふ〜ん・・・・
なんか、おたくっぽいなあ、なんて思って。
で、ずーっと買わなくって。
── それはニンテンドウ64のときですか?
大貫 いや、ゲームキューブだったと思います。
それから、しばらくして
また仕事でお会いしたの。
そのときに、またゲームの話になって。
「ところで大貫さん、
『どうぶつの森』は買いましたか?」って
また言うのよ。
それで、「そんなに言うなら」ってことで
1年越しで説得されて(笑)。
── キューブの『どうぶつの森+』を買われた。
大貫 そうなんです。
で、始めたら、なんかおもしろくて(笑)。


── 日笠さんは、大貫さんの30年来の
お友だちであるということですが、
『どうぶつの森』は
大貫さんからすすめられて?
日笠 そうです。
「おもしろいから、マーコ(日笠さん)も
 キューブ買ってやればいい」って。
それで、じゃあ買うわなんて言って。
でも、すぐには買わなかったんですね。
そしたら電話かかってくるの。
「買ったの?」って(笑)。
── 大貫さんがすすめられたときと
同じ状態になってる(笑)。
日笠 そうそうそう(笑)。
「あ、ごめん、まだ」とか言ってると
また電話かかってきて「買った?」って(笑)。
それでもう「買ったよ買ったよ」って。
── なるほどー(笑)。
日笠 だから、最初はもう、
大貫さんの命令にしたがって(笑)。


── わかりやすいですね。
日笠 でも、あとでわかったことなんですけど、
このゲームって、
誰かほかの友だちとデータを交換しないと
ゲームのなかに登場する店が
デパートにならないんですよね!
── あああ〜、大貫さん、それで日笠さんを?
大貫 そう。誰かがいっしょにやってくれないと、
自分の店が大きくならないのよ。
── ははははははは。
大貫 メモリーカードを交換して、
友だちの村に遊びに行かないと、
自分の村の店が、ボロッチい商店のままで、
品数が薄いわけよね。


── じゃ、日笠さんは
デパートにするために誘われたんですね(笑)。
日笠 そう、あとで思えばね。
でもやっぱり、「ひとりよりふたり」って
パッケージにも書いてあるけど、
ふたりでやったほうが、ずっと楽しいんですよ。
お互いの村を訪問できたりとか。
メモリーカード持って
大貫さんの家に遊びに行くでしょ?
それで、いろんな部屋の感じをみたり、
森を案内しあったり、
買えないアイテム買いあったりして、
けっきょく泊まり込みになったもの。
── 泊まり込み!
大貫 マーコが自分のメモリーカードを持って
うちに遊びに来て。
日笠 うん。キューブも持ってくの。
── キューブも!
大貫 そう。テレビをもう1台用意すれば
ふたりで別々にできるから。
日笠 そこでいろいろワイワイ。
「おー、こんなになってるんだ、
 すごいすごい!」なんて言って。
── それは楽しそうですねー。
日笠 私はひと月ほど遅れて始めたんです。
そのとき、自分の家は、やっと2階が
完成したくらいのときだったんですけど、
最初に遊びに行ったら、
彼女の家はもう、ぜーんぜん違うんですよ!
もう、縄文時代と弥生時代ぐらい差があった。
── じ、じょうもんとやよいですか‥‥。
日笠 部屋は充実しまくっちゃってるし、
森は整備されてるし、
「わ、こんなにできるんだ!」って。


大貫 なんか・・・性格が出るんですよ、家や村に。
私の家って、2階建てで、地下もあって、
メインの部屋には、もうほんっとに細かく、
いろんなものをディスプレーしてた。
日笠 それをアップで見ると、もうそれはそれは!
「これはもう日本一じゃないか!」って
思えるくらいにすごいんですよ。
考えて考えて考えて細やかに作ってあるし。
── へえええええ。
日笠 たとえば、大貫さんちの、ある部屋は、
完璧な音楽スタジオになってるんですよ。
── といいますと?
日笠 楽器はすべてそろってるし、
休憩用のスペースには
卓球台とかビリヤード台とかあるし、
自販機もそろってる。
もうそれは緻密に完璧。
こんなスタジオあれば最高っていうぐらいの。
大貫 ほら、壁紙と床に
「音楽室の床」と「音楽室の壁」っていうのが
あるじゃないですか。それでそろえたりとか。
── すごい(笑)。
大貫 ゲームやってない人には
なに言ってるかわかんないだろうけど(笑)。



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2003-11-11-TUE