「ぼくは偶然に勝る写真はないとすら、 思っているんですよ」 |
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「じゃあわれわれの小芝居劇場は‥‥」 | |
「写真ではないのでしょうか」 | |
「がーん!」 |
いかがなものでしょう、 われわれの小芝居劇場は! |
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いやはや。 |
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ひどい。 | |
ひどいわ(笑)。こりゃひどい。 面白いって意味ですよ。 でも偶然をとらえることを写真的とする 菅原さんからしますと、 これらはきわめて 写真的ではない、 ‥‥のではないでしょうか。 |
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や、これはもう、 シェフはこういう人だから しょうがないですよね。 そういう意味では真実ですよね(笑)。 |
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笑いながらおっしゃらないでください。 | |
わたくし、小芝居を撮るために GRを買ったといっても 過言ではございません! |
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(笑)いいじゃないですか。 ぼくはとってもいいと思いますよ。 |
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作為的ではないでしょうか。 | |
いえ、これはいいんですよ。 | |
いいですか? | |
この写真から受ける印象っていうのは、 この小芝居の面白さじゃなくて、 この周辺にある面白さなんですよ。 |
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はぁ‥‥。 | |
無理にほめなくていいです。 | |
いや、ほんとにね、 これは撮っている茂木さんと 撮られている武井さんと それをのびのび見ている会社のおもしろさ。 そういうものがぜんぶ入ってますよ。 そして、いやらしくならないのは 茂木さんが「私の作品」だなんて じつはぜんぜん思っていないことです。 |
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ぜーんぜん、思ってませーん。 | |
そういえばシェフが「俺を撮れ」と言って、 シャッターを押させてるだけのようなことすら あるような気がします。 |
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だからさ、芸人さんの面白さと同じで、 笑われたくて、 一所懸命考えて、やってるわけでしょう。 それがはっきりしているから 気持ちがいいんですよ。 |
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そんななか、わたくしが、 GRを購入して初めて撮った写真を ごらんいただいても、 よろしゅうございましょうか。 |
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見せてください。 |
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これは、夢中でかき氷を 食べようとしているところを 横から撮ったんですけど、 小芝居じゃないシェフが撮れて、 「GR買ってよかった!」って。 |
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かき氷になっちゃってますね(笑)。 | |
このころ、やけに太ってるし。 | |
これは僕、不本意なんですよー。 撮られると思ってないんで こうして見るとはずかしくって! |
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(笑)いいじゃない。 | |
こういうのは、平気なんですけどねえ。 |
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すしの出前シリーズ、 ぼく好きですよ。 |
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こちらですね。 |
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こういう広角と、 タイミングを活かした写真は GRならではですね。 遠近がぐっとついてて。 |
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ほらGR買ってよかった! | |
シェフの小芝居劇場はね、 むかし、みんなが「シェー!」のポーズで 記念写真を撮った時代があったんだけど、 ああいうふうに、楽しんで 撮ったり撮られたりすればいいという いい見本だと思いますよ。 |
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「シェー!」。 | |
やってますね。 | |
いまだにね。 |
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まとめますと、 写真にはこういう遊び方もあって、 そこには、その遊びをとりまくムードが まるごと写るものだから、 それはそれで写真的ということですね。 |
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うまくまとめたね。 | |
みなさんもぜひ! | |
でもデジタル時代の遊びとしては とっても楽しいですよね。 でもまあそれはそれで 役者が必要ですからね、 ここまでの人はいないからな(笑)。 |
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褒められている気がしません。 | |
まあまあまあ。 | |
(ということでこのテーマは終了。 次回のテーマをおたのしみに!) |