ほぼ日刊イトイ新聞

ひどくおちこんだ。

人間のおかあさんの椅子の脚に、
足を踏まれてしまいました。
キャイーンって声を出して、
ずっと震えてました。
犬は、すっごくおちこむんです。
おかあさんが心配して、そして、
何度もあやまりました。
犬はだまってまるまっていました。
<『ブイヨンの気持ち(未刊)』より>
2008/02/20 10:33
darling

しいたけチェック。

せっかくもらったしいたけの木。
しいたけが育っているのに、
食べないままで大きくなってる。
どうなんだろう、そのへんのこと。
犬に、くれる?
たぶん、くれないんだよなぁ。
<『ブイヨンの気持ち(未刊)』より>
2008/02/20 02:19
darling

いけいぬはとおしどり。

いけ いぬ はと おしどり
やま くも そら おひさま
あな たに あぶ らげ
らげ? ああ!
あぶ らげ?
おつ かい?
そう です
<ブイヨン青春詩集(未刊)より>
2008/02/19 11:58
darling

人もいのる。

おそらく 人もいのるのだ。
なにかに向かい
なにかについて
おそらく
人も いのるにちがいない。
犬が そうしているように。

肉屋のおばさんが人魚だった
という夢をみたんだよ。
<ブイヨン青春詩集(未刊)より>
2008/02/19 02:43
darling

そうそう、黒豆。

煮ている話ばかりだった黒豆ですが、
できあがって、もう食卓に。
たくさんつくるので、どうしても
たくさん食べてしまいます。
<『いやしんぼ(未刊)』より>
2008/02/18 21:55
postman

午後の兎。

うさぎだよ。
犬じゃないよ。
昨日の夜中に
雪と一緒に降ってきた
茶色の耳したうさぎだよ。
いまは昼寝をしてるんだよ。
<『犬のつく嘘(未刊)』より>
2008/02/18 13:17
postman

世にもだらしない物語。

バカおやじと犬のシリーズは、
たまにはないと、さみしいものです。
でも、それにしても、ひどいと思う。
バカおやじが、バカっぽすぎる。
犬も、ちょっと目つきわるいけどね。
<『ブイヨンの気持ち(未刊)』より>
2008/02/18 04:35
darling

豆番犬。

ゆるゆる煮ている黒豆の〜
番をするのも 犬のお役目
吹きこぼれるとか 焦げるとか〜
お知らせするのも 犬のお役目〜
おかげで おとうさん 感謝する〜
<『犬の嘘歌(未刊)』より>
2008/02/17 23:15
postman

玉子と雪。

人間のおかあさんといっしょに、
玉子を買いに行ってきました。
帰りに雪が降り出してきて、
寒くて寒くて、かないまへんでした。
積もるのかなぁ‥‥この雪。
<『ブイヨンの気持ち(未刊)』より>
2008/02/17 13:18
postman

あたらしい生きもの。

こういうアシカのともだちみたいな、
溶けていくモンスターのような、
見ず知らずの生きものが、
実は、おなじみの犬だと‥‥。
わかりましたか?
わかっちゃいましたかぁ‥‥。
<『ブイヨンの気持ち(未刊)』より>
2008/02/17 03:35
postman

Hobonichi Time Macine あの日の「気まぐれカメら」「ドコノコカメら」

YEAR / 年
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x
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