ほぼ日刊イトイ新聞

すがる。

気配というものがあるんですよね。
散歩にでかける直前に、
人間が発する気というものがね。
それをですね、犬は、察知するです。
そこですかさずに、すがるんです。
ねっとりとした視線を投げかけ、
立ち上がって小さな声を聞かせます。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/04/07 10:44
postman

のぞき。

犬も、よく、
お風呂をのぞきますが、
おとうさんも、のぞきますね。
洗ってもらってるんですうっ!
あとで遊びますからね。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/04/06 19:30
darling

くびかしげ犬。

たまーに、犬は、
くびかしげちゃうんです。
なにか質問されたときとかに、
どういうわけか、かしげちゃうんです。
なんでかなぁ。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/04/06 10:56
darling

青山霊園。

日曜日の夕方、青山霊園です。
人も自転車もタクシーも、
みんな桜のアーチをくぐります。
犬も、どうでもいいけどくぐります。
「お花見の季節が終わるなぁ」と、
おとうさんが言いました。
そうなのか‥‥。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/04/05 23:52
postman

あの空き地。

こりゃあもう、ほんとに、
いよいよなにかはじまるのかなぁ。
それとも、また整地だけだったりして。
空き地であるうちは、いろいろと
想像して遊べるんだけど、
なにかができちゃうと、
ただそれだけなんだよなぁ。
<『新・東京物語』(未刊)より>
2009/04/05 17:18
darling

まだなんだ。

おとうさんが銀座から帰ってきた。
なにかとあんぱんを買ってきた。
すぐに散歩に行くということは、
ぜったいにないんだ。
お茶をのんであんぱんを食べて、
それから行くことになる。
犬は、わかってるんだ。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/04/05 16:59
postman

LIFE  犬のごはん。

ドッグのフードだけだと、
犬はぜーんぜん食べないんです。
そこになにか、ふりかけ的な?
そういうものを混ぜてもらいます。
ぎゅう、とり、らむ、などです。
人間のごはんを、うらやまないように
自制しているんですよ。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/04/05 11:56
darling

犬と花。

犬は、あんまり花見はしません。
桜は高いところで咲きますし、
犬は低いところに目があります。
だから犬は花見をしないのです。
そして月見もしません。
タンポポとかは、見ますよ。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/04/04 19:17
postman

雨、降らないね。

曇りから雨になるらしいということで、
ちょっと早めに夕方のボール投げとか
散歩とかをはじめたのですが、
雨、降らないですねー。
お花見の人たちも困っちゃうから、
降らないほうがいいですよね。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/04/04 19:11
postman

ちょっと。

トリュフのように ちょっと〜
ダイヤのように ちょっと〜
ほんのちょっとで よろこばれる
そんな 犬に なりたいわ〜
いえいえ そうでも ありません〜
トリュフはトリュフ 犬は犬
ダイヤはダイヤ 犬は犬〜
<『犬の花歌集(不明)』より>
2009/04/04 09:23
postman

Hobonichi Time Macine あの日の「気まぐれカメら」「ドコノコカメら」

YEAR / 年
2
0
0
x
MONTH / 月
0
2
DAY / 日
0
8
HOURS / 時
0
2
MINUTES / 分
0
2