ほぼ日刊イトイ新聞

朝の伝言。

おとうさん、犬と人間のおかあさんは、
ちょっと散歩に行ってきますからね。
炊飯器が「ごはんが炊けました」って
言ったら、ごはんをほぐしてね。
あと、代引きの荷物がきたら、
そこにある代金を払ってくださいね。
あと、体重、どうだった?
<『ブイヨンの気持ち(民間)』より>
2010/03/26 12:09
darling

らんらんらららんらんらん。

夢のなかで、
「風の谷のナウシカ」のメロディが、
鳴り響いています。
空を飛んだり、気を失ったり、
珍しい動物をかわいがったり、
いろんなことをしています。
<『ブイ父夢想(未刊)』より>
2010/03/26 02:54
darling

また傘もってくのね。

雨、あがらないもんねー。
犬は、もう飽きたよ、この雨には。
人間のおかあさんだって、
まーた雨かぁって言ってたよ。
でも花粉が飛ばないから、
それはうれしいことだって。
じゃ、いってらっしゃーい。
<『ブイヨンの気持ち(若干)』より>
2010/03/25 11:27
darling

つよいしょくよく。

ごはんを、いままで以上に
シンプルなものに変えたら、
食欲がぐーんとアップしました。
「このほうがよかったんだぁ」
と、おどろいています。
うんもよくなったし、
においもずいぶんなくなりました。
2010/03/24 21:07
darling

ごはんは、やがて。

そう。
いま食べているごはんは、
やがて、犬になる。
犬のかたちをしてないけれど、
ごはんは、やがて、
犬になる。
犬のからだや、犬のげんきになる。
犬の、笑顔になる。
<『犬の考える脚』(未刊)より>
2010/03/24 00:57
darling

さらわれた。

たいへんたいへん。
ぼうしにマスク、
コートの女にさらわれました。
犬は、ちっちゃくて、よわくて、
とってもかわいいから、
さらわれやすいんです。
女は、犬の足を洗おうとしてます。
<『犬のつく嘘(不詳)』より>
2010/03/23 12:13
darling

じゃがー。

あんた、ジャガーじゃないだろう?
ただの猫だろう?
どうして、そういうみえをはる。
あんたと、もういっぴきの黒猫。
いつも、そこにばかりいるだろ?
‥‥というようなことを、犬は思う。
<『ブイヨンの気持ち(閑々)』より>
2010/03/23 01:54
darling

あさ。

おとうさんは、新聞を読みます。
そして、パンを食べるときと、
ごはんを食べるときと、
なにも食べないときがあります。
おとうさんは、パンの耳が好きです。
耳というより「顔」だそうです。
犬は、ほしがりません。
<『ブイヨンの気持ち(民間)』より>
2010/03/22 10:55
darling

おみまい(メモリー)。

いまは元気になったので‥‥。
病院に面会にいったときに、
ドアを開けてやってきたブイヨンです。
なんか、あの数日のことは、
忘れないようにします。
<『メモリー、それは思い出』より>
2010/03/22 00:42
darling

なりゆきをみまもる。

どっちの人と行くのか。
いま行くのか、もうちょっとあとか。
公園か墓地か、それとも別の場所か。
あ、おとうさんが動き出した。
‥‥なんだ写真を撮るのか。
背中があったまってきた。
最近、ごはんがおいしい。
<『ブイヨンの気持ち(民間)』より>
2010/03/21 10:59
darling

Hobonichi Time Macine あの日の「気まぐれカメら」「ドコノコカメら」

YEAR / 年
2
0
0
x
MONTH / 月
0
2
DAY / 日
0
8
HOURS / 時
0
2
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0
2