昔、犬は。
信号なんか待てなかった。
おとうさんが止めているのに、
ぐいぐいリードをひっぱった。
首がこすれるほど、いつも。
ぜいぜいという「どうもう」な声で、
周囲の人たちを怖がらせたりもした。
なんで、あんなだったんだろう?
若さっていうことなのかなぁ‥‥。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
おとうさんが止めているのに、
ぐいぐいリードをひっぱった。
首がこすれるほど、いつも。
ぜいぜいという「どうもう」な声で、
周囲の人たちを怖がらせたりもした。
なんで、あんなだったんだろう?
若さっていうことなのかなぁ‥‥。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/09/22 11:41