田口くんのヒッチハイクON THE ROAD

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2014/10/29 23:11
不公平は公平である

団長
「乗る側にだって、努力が必要です。
 少なくとも、相手に対して失礼のないよう
 身なりはきれいにしていかなきゃいけない。
 もちろん言葉遣いとかあいさつはあたりまえです。

 小奇麗にさえしていれば、
 ヒッチハイクしやすいのかと問われれば、そうです。
 誰も汚い奴とか怪しい奴なんて車に乗せたくないよ。
 不公平じゃんか、あっちの人ばっかりずるいよ、
 と思われるかもしれませんが、
 何いってんだ、努力してんだよ。
 不公平が公平なんです。
 公平がいちばん公平じゃない」

そうか‥‥公平というのはつまり、
努力した分が評価されない、ということですね。

「そう。あとはですね、
 汚い奴以上に、
 知ったかぶりする奴は嫌われますよ。
 ものを知っていることだけでも、嫌われます。
 だって、赤ちゃんや子どもはかわいいでしょう?
 ものを知っている子どもは、かわいくないよ。
 とはいえ、ものを知らなければ
 子どもとしてかわいいかというとそうじゃない。
 『知ろうとしている子』が、かわいいんです。

 人が何かを教えてやろうと思ってくれたら
 それはもう、オッケーなんです。
 そういう人はヒッチハイクもできる」

なんだか、わかる‥‥一代さんもそうです。
スコップ団の団長も‥‥。

「そうです。そのとおり。
 みんなに面倒をみてもらうのがいいんです。
 まわりが、コイツダメだな、そう思ってくれる人」

そういう人が、いわば、不完全な人が
リーダーになるんですね。

私のまわりの魅力的なリーダーたちというのは、
しっかりしていないけど、でも、
何かが見えている人だらけのような気がします。

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