何ができるかな? あかぎのまど。


糸井重里が昔から、なんとなく縁のある
ぐんまけん・赤城山で、
ほぼ日、なにかやれたらと思っています。
‥‥といっても、そんなに最初から方針を固めず、
だいぶ自由にのびのびやります。
みんなで、たのしそうなほう、面白そうなほうへ。
ときどきのぞきに来てみてください。


sanami.yoshino

ちょうどよい、湿原

2024/10/17 11:00
少し前のこと、糸井さんまじえた一行で、
大沼の少し先にある
覚満淵(かくまんぶち)へと行ってきました。

覚満淵は「小尾瀬」とも呼ばれる
周囲1kmほどの小さな湿原です。

実はゲートが複数箇所あることをこのとき
はじめて知ったのですが、
今回は「覚満淵入口」のバス停脇から入り、
ビジターセンター前のテニスコート脇から
出てきました。

中の木道は本来、一周約30分ほど。

我々が行ったときは、木道整備のため
残念ながら一周とはいかなかったのですが、
みんなで一列になって、
「ここチクっとするから気をつけて」などと
わいわいと声をかけあいながら、
草木の間をかきわけながら、
ぱっと開けた木道に出た時は
思わず「わぁ」と声があがりました。

少し前に尾瀬に行く機会があったのですが、
ここが「小尾瀬」と呼ばれるのも
納得の景色。

尾瀬ヶ原・尾瀬沼は、
それなりの距離と時間をかけた先に
たどり着く、達成感ある場所。

対して赤城の覚満淵は、
車でさっと入口まできたら、
気軽に散策ができちゃう。

あかぎに通いはじめてできた知人も、
「お天気よかったからお弁当つくって
ふらっと覚満淵まで」
なんてSNSに投稿していたのも、
納得です。

どちらもそれぞれの良さがあるけれども、
覚満淵から出てきたときに
が、るんとした口調で発した
「ちょうどよい!」
がよく表している気がしました。

ちょうどよい、湿原。
それが赤城山頂エリアの覚満淵です。