• また来ました。

    私のギリシャ村を気に入ったみたいで
    また「すなお」ことスギモトが遊びに来ました。
    こんどは「カピ」こと多田もいっしょです。

    もう、最初から不安でした。
    なぜなら、
    カピバラのカピ、と名乗っているくらい、
    ふだんはものすごく
    おっとりした、ですが、
    ゲームになると
    性格が変わってしまうと評判なのです。

    ‥‥で、結果は予想以上でした。
    奇声をあげたり、
    DJに曲を無茶ぶりしたり。

    多田だけじゃありません。
    どういう相乗効果なのか、
    3人ともキャラが崩壊してしまったんです。

    たとえば、
    今夜もついつい行ってしまった
    「CLUB444」で、
    さんざん盛り上がったあと、


    スギモト「パーティ抜け出さない?」

    多田「おい、まずいって‥‥」


    ‥‥どうです? この会話。
    80年代のドラマ?
    (わたしは取り残される役ね)


    かと思えば、クラブを出て、


    私「なかにいた男、どう思った?」

    スギモト「顔についてるキュウリ、どうかと思う」


    ‥‥なんで私たち、
    オトコの品定めしてるの??


    私たち誰一人として
    まったくそんなキャラじゃないでしょう、
    ということは
    お互いに突っ込みません。



    小舟で渡った島では
    捕ったカブトムシを自慢しあったり、
    本気で徒競走をしたり。

    多田がしかけた落とし穴に
    ふたりしてハマったり。

    なんだかめちゃくちゃな夜だったけど、
    ものすごく楽しかったんです。


    さて、お見送りのとき。
    私は掲示板に
    「お土産もって帰ってね」と書き、
    駅前にたくさんお土産を置きました。

    このとき、2人がいないなーと
    思ってはいたのですが、

    そのへんで遊んでいるのだろうと思い、
    2人のために
    せっせとお土産を置きました。

    2人はドタバタと走ってきて、
    電車に乗って帰って行きました。

    急にさみしくなった私は
    海岸沿いに行きました。
    するとそこには‥‥



    脱ぎたてのクツシタが‥‥。


    さらに、家の前にも
    なにか埋められていたので
    (埋め跡に気付きやすように
    ご丁寧にコインが置いてあった)
    掘り出してみると‥‥

    また、クツシタが!!

    これ‥‥私への
    お土産のつもりでしょうか。
    人の脱いだクツシタなんて
    ぜったいにいりません。
    感傷にひたっていたのに台無しです。


    しかし、不思議な夜でした。
    ゲームをしながら
    こんなに笑ったのは久しぶりというくらい
    終始笑いっぱなしでした。
    「どうぶつの森」、すごい。

    10年経っても、
    今日のことは忘れないんだろうな。
    そんなふうに思った、夏の夜でした。

    2015/06/16 22:30

  • スギモトの初ギリシャ

    しましま村から我がギリシャ村へ、
    「すなお」こと、
    スギモトがやってきました。

    人生初ギリシャとのことで
    真っ白いオリジナルの石畳や
    ギリシャ語を話す住民に
    驚いている様子。

    (あ、私の顔が白いのは
    美容パックをしているからです)

    途中、メドゥーサの顔出し看板
    記念撮影をして、
    (なんとお金をはらってくれました)

    つづいて、私の家にご招待。
    先日スギモトの村に行ったときに
    お土産にもらったパルテノンの柱を
    二人で眺めます。


    「そうだ、クラブ行かない?
    今日オープンしたんだよ!」

    と誘うと、

    行く行く!と
    ノリのいい返事が
    かえってきました。


    ギリシャの島のクラブは、アツいよ〜!
    世界中からパーティピーポーが集まってくるからね!

    と、ドアを開けたら‥‥
    あれ、オーナーと
    コアラのロッキーしかいない。
    (でもオープンした日に早速いるなんて
    さすがロッキー、
    常々「俺はビッグでロックな男だから」
    と言ってるだけあります)


    さて。
    いかに私たちが
    クラブ444を満喫したか。

    とても語れないので
    写真をみてください。

    躍って、躍って、躍って、

    躍って、躍って、躍って、

    しまいには靴を脱ぎ出すスギモト。

    DJがギリシャの旗の映像を
    流しはじめると、

    キャー―ー!!

    ギリシャーー!!

    GREECEーーーーー!!

    と、絶叫する私たち。
    (私は感動のあまり悶絶‥‥)

    ふらふらになってクラブを後にして、
    雨に打たれながら
    ほてった体を冷まします。

    「私なんで裸足なんだろ‥‥?」
    とスギモト。

    さっき自分で脱ぎすててたのに、
    気づいてないの??

    村へ帰っていくスギモトを
    おみおくりするときには、
    目の前にいるのに、
    本当にさみしい気持ちになりました‥‥。


    「‥‥またクラブ行きましょうね」と、

    「たべっ子どうぶつ」を食べながら
    つぶやくでした。

    とてもとてもたのしかったです。

    2015/06/16 00:00

  • 男子用トイレ

    今日の午後、
    リサイクルショップをのぞいたら
    見覚えのあるテレビがありました。

    こ、これはまさか、
    6日前、アルベルトの誕生日にあげたテレビでは‥‥?

    いやいや、そんなはずはない。
    このテレビは大量生産モノで
    たまたま同じものが
    売られているだけね、
    と思いなおした私に、
    店員さんは無情にも
    「そのテレビはアルベルトさんが
    出品しているものです」と
    さらっと真実を告げてきます。

    アルベルト〜。
    プレゼントを渡したときは、
    「うれしいよ〜」なんて言って、
    さっそく飾ってくれていたのに
    (写真3−4枚目をみてください)、
    こんなに早く売り払いに行ったのね。

    ま、いいけど。
    私もしょっちゅう
    人にもらったものを売っているし、
    ギリシャ村は「自由な村」なので、これもまたよし。

    と思いつつ、なんとなく気になって、
    アルベルトのところに行ってみた私。

    あ、ほんとにテレビがなくなってる。


    アルベルトはのんきに、
    私のことを
    「メンチカツに似てる」
    とか言い出したあげく、

    「この前のパーティの御礼に
    だんしようトイレをあげるね〜」

    と言い出しました。

    ‥‥だんしようトイレ。

    生まれてはじめて
    そんなものをもらいました。
    それも新品ならともかく、中古!
    バッグにしまうのさえ
    ためらってしまいます。

    しょうがないから
    いったんは私の部屋に置きました。

    これはもう「1歩前へ」とでも書いた
    チラシを壁に貼って、
    ギャグにするしかないかな、
    と思ったのですが、

    どう考えても、
    これが空間に与える打撃は
    はかりしれません。

    「こんなものが同じ空間にあるだけで、
    パルテノンの柱が穢れる‥‥」

    脳裏に焼き付いた
    この瞬間の記憶を
    消してしまいたい、

    と思いながら
    走って売りに行きました。

    2015/06/15 20:29

  • 本当は怖いギリシャ村

    そういえば我がギリシャ村の
    紹介をちゃんとしたことが
    なかったことに気づきました。
    本日は、あらためて村をご紹介します。

    まずは村長、つまり私の家から。
    ギリシャ特有の、漆喰(しっくい)の
    家に住んでいます。
    最近の宝物はがくれた
    パルテノンの柱です。

    シンプルライフが村の掟、
    つつましい村人をよそに
    村長だけ家を大きくする気はありません。
    そこで、荷物は少なめに。
    どうしても必要な道具は
    海岸のすきまに置いています。
    (不法投棄じゃないですよ‥‥)

    最新施設はスタジアムライトです。
    ツバクロのリクエストで建てました。
    (1回も使ってくれてないけれど!)

    そして、最後に村の
    イチオシスポットを紹介します。
    それは桃畑のまんなかに
    新しく設置した、顔出し看板です。

    このギリシャ村を観光地化するために
    なにかアイデアはないかと考え、
    思いついたのが、
    ギリシャのセリフォス島という
    美しい島に伝わる「メドゥーサ」の伝説。
    (みなさんご存知の、
     頭から蛇がはえた怪物です)

    「伝説がある村」というのは、
    観光地にはもってこい。
    そこで、この村も真似をして
    メドゥーサ伝説をつくることにしました。
    あんまり怖くないのは、
    私の画力に問題があるせいで、
    そのうち絵のうまい人に、
    すごく怖いのを描いてもらうつもりです。
    そうなったあかつきには
    1回100ベルの有料の顔出し看板にする予定です。
    (なんせ観光地なので!)

    この村のどこかにメドゥーサの家があり、
    その姿(瞳)を見た者は
    石に変えられてしまう。

    村中にある石は、つまり、
    過去に住んでいた村人たち。
    ほら、この石も、
    この石も、
    この石もみんな‥‥。

    2015/06/12 23:58

  • サムのこと。

    昨夜、ベンチに人影があったので
    近寄ってみたところ‥‥
    なんと、サムでした。
    居眠りをしています。

    びっくりしました。
    このベンチ、公共事業でつくったのですが、
    完成記念式典の直後すらだれも使ってくれず、
    ちょっとさみしいなぁと思っていたのです。

    うれしいなぁ!
    ちゃんとこうやって使ってくれていたんだね。

    サム。
    イボガエルのサム。
    いつのまにか誰よりも村の公用語
    (ギリシャ語)を話せるようになったサム。

    (「やーす、ティカニス」は
    「こんにちは、元気?」みたいな意味)

    「日本に来たことがないけど、
     日本に憧れるあまり
     おかしなインテリアになってしまった
     外国人の部屋」
    みたいな部屋に住んでいるサム。
    (盆栽と池のせいで
     くつろげるスペースがない)

    わたしがファッションでつけている
    ばんそうこうをみて素朴に心配してくれたサム。
    じつはいちばん心があたたかい人、
    いやイボガエルなのかもしれません。

    わたしは思い出しました。
    このときの最後のコマの奇跡の1枚を。
    ただの偶然だと思っていたのですが、
    いま思えば、これは偶然ではなく、
    サムのやさしさだったのかもしれません。

    2015/06/11 16:54

  • どうぶつの森の三角関係

    どうぶつの森10コマ劇場。
    このお話は、フィクションです。

    ここにある投稿をスマートフォンでみると、
    まず全ての写真が上に表示され、
    文字は下側に表示されます。

    つまり、スマホユーザーの方は
    ここの投稿を読む際に、
    写真だけを先にみるわけです。

    それなら写真だけで
    ストーリーを作ってあそべないだろうか、
    と思って、手元の写真を
    時系列を完全に無視して
    並べ替えてみたところ、なんと!
    「ロッキー→私←ツバクロ」という
    三角関係に!!

    こんな微妙なドラマに
    出演してくれた我が村3大イケメンの
    ロッキー、ツバクロ、サムに感謝です。
    そして私なんかが
    主役をはっちゃってすみません‥‥。

    2015/06/10 17:26

  • はっぴばーすでー

    6月9日、朝目が覚めて、思いました。
    「あ、きょうはアルベルトの誕生日だ!」

    1〜2週間ほど前に本人から
    誕生日を知らせる手紙が届いていました。
    その手紙は郵便物がたまって
    捨てていたのにもかかわらず、
    6月9日という数字は
    私の心にしっかりと刻まれていました。
    最近どんどん人の誕生日を忘れている私なのに、
    なんということでしょう。

    だって、アルベルト、かわいいんです。
    ワニの男の子で、
    「〜だよぉ」「えへへ〜」が口ぐせで、
    ほわんとした雰囲気で、現実にいたら
    いちばん友達になりたいタイプです。
    というかもう私、リアルに
    アルベルトの友達だと思っちゃってます。

    とりあえずアルベルトの家に
    行くことにしました。
    あ、その前に!

    プレゼントだ、プレゼントを用意しなくちゃ。
    もらったばかりの
    「ストライプなテレビ」にしよう。
    あわててラッピングペーパーを買いに走ります。

    アルベルトの家に着くと、
    猫のショコラが既に来ていました。
    このかわいい飾り付けは、
    アルベルトが自分で準備したのかなぁ。

    2人とも、
    ほわんほわんほわんほわん♪
    らんらんるんるん♪
    という感じで、たのしそう。

    それにしても。
    ここに来る前に見かけたほかの子は、
    みんな網や釣り竿を持って
    外で遊んでいたけれど、
    きょうがアルベルトの誕生日って
    知っているのかなぁ。
    (気になって一応伝えたけど‥‥反応がなく)

    そんな私の心配をよそに、アルベルトは
    「えへへ〜きょうは
     とってもしあわせだよぉ、やーさす」
    と言って、私の心をわしづかみにします。
    (あ、やーさすはギリシャ語の挨拶です。)

    さぁ、うちら2人で盛り上げるから
    いまから歌でもうたおーよ、アルベルト!
    ‥‥と言いたいところですが、
    本日私は現実世界の仕事が忙しすぎて
    ぜんぜん、3DSに触る時間がありません。

    パソコンの隣に3DSをぱかっと開けて、
    このたのしそうな雰囲気を、
    横目でちらっ、ちらっとみながら、
    ぐっと我慢して、
    現実世界の仕事をすすめます。

    ‥‥そして、今はもう午後2時。
    ちらっと画面をのぞくと、
    ショコラはまだいて、
    会場を盛り上げています。
    でもほかの村民はまだ来ていません。
    いいのかな、でもいいんだと思う。
    たった1人、大事な友達がいるってことが
    しあわせなんだと思う。
    はっぴばーすでー、アルベルト。

    2015/06/09 14:25

  • まさかの

    17周年のイベント看板
    本来のギリシャ村のものに戻し、
    ふつうの毎日がやってきました。

    ふつうの毎日。
    でも、わたしにとっては
    ふつうでないこともときどき起こります。

    この村で、わたしはあまり服を買いません。
    コレクション欲もないし、
    服をクローゼットにしまうのも面倒だし、
    物は少ないのが一番だと思っているので、
    服もクローゼットも買わないようにしています。

    でも、その日は、
    なんだか気になるワンピースがありました。
    むしょうに気になるのは、なぜだろう。
    立ち止まっていた私に
    店員さんが近寄ってきて、言いました。

    「それは、ギリシャな服やね」

    一瞬、耳を疑いました。
    え、これギリシャのなの?
    ギリシャの服なの?
    ここがギリシャ村だと知って
    仕入れてくれてるの?

    おまけに、まだ試着する前から
    「すごくお似合いやわ」と言ってくれます。
    (写真4枚め、どう見ても、まだ着てないでしょう?)

    買うしかない。

    帽子はギリシャの船員風の船乗り帽だし、
    ワンピースは
    ギリシャのものだし、
    小躍りしたくなるくらい、うれしいです。

    この格好で海辺にたたずめば、
    気分はすっかり、
    映画『日曜はダメよ』の主人公です。

    最高にうれしいです。

    2015/06/08 14:53

  • めでたいな

    ほぼ日17周年看板を
    日中の明るいときに再撮影をしました。
    すると、撮影中にミラクルのようなことがおきたんです。
    看板から顔を出して撮っていたら、突然!
    看板のまわりにポンポンと
    黄色い花と、赤い花が咲いたんです。
    わずか2〜3分のあいだに。
    私や村人が植えたわけではないですよ。

    1枚目と2枚目をお比べください。
    こんなことってあるんですね〜。
    黄色と赤ってなんか台湾のイメージだし。

    ここギリシャ村も大変めでたい気分になりました。

    台湾、気仙沼、東京の中継も、
    それぞれ盛り上がっています。
    私も台湾が大好きで過去4回行っているのですが、
    中継を見ていると、
    またすぐに行きたくなってきました。
    とにかく、いろいろおいしそう。

    さて、昨夜のこと。
    が村長を務める「おか村」の、
    どぐろうくんのファンな私は
    一度会ってみたくて、おか村を訪れました。
    (勝手に行くので週末は改札を
    開けておいてください、と頼んでいました)

    とはいえ、現実世界で親戚の結婚式などがあり
    バタバタしていた私は、おか村を訪れたのが深夜の4時。
    目当てのどぐろうくんは
    ぐっすり眠っていました‥‥。

    でも! 他の村っておもしろいです。
    起きていた村人と交流したのですが、
    なんというか、うちの村とは、
    村人の個性がぜんぜんちがいます。

    「この村には、昔、ワルだったってヤツも
     けっこういるんだよ」
    うん、そんな感じ!

    「たいしたロマンスもない村だけど、ようこそ」
    と、くら〜い顔でいわれたのも
    なんだかおかしかったです。

    うろうろしていたら
    落とし穴にはまったり。

    こんな時間では村長も寝ているだろうと思い、
    差し入れのチェリーを駅前に置いて
    そっとギリシャ村に戻りました。

    2015/06/07 15:03

  • しゃぼん玉と17周年記念看板

    すごいアイテムを手に入れました。
    しゃぼん玉。
    住宅展示場に行ったら、
    その場にいたがくれたのです。

    かなり、気に入りました。

    次の日、本人に御礼を言うと、

    「なんのこと?夢でもみたんじゃない?」

    と言われました。
    そういえば、前に、
    にも
    同じ場所で風船をもらって、
    翌日御礼を言うと、
    「それ、おれだけどおれじゃない」
    と言われました。

    住宅展示場にいる人は、
    その人の姿をしているけど、
    その人自身ではない?
    私も誰かに何かをあげたりしているのかな。

    今日も同じ場所で
    プレゼントをくれたので、証拠写真を撮りました。

    そして、明日はほぼ日の17周年なので
    村の名物の
    ギリシャの島の顔出し看板を描きかえて、
    17周年記念看板にしました。

    ほぼ日の「おさる」のうえに、
    17周年イベントの会場の1つである
    TAIWANの字と、
    台湾名物パイナップルが描いてあります。

    絵があまり上手くなくてすみません‥‥。

    2015/06/05 22:35

『とびだせ どうぶつの森』とは?

どうぶつたちの暮らす森の一員となって、毎日、たのしく過ごします。じぶんの部屋を広くしたり、家具をそろえたり、着替えたり、釣りをしたり、化石を掘ったり、おしゃべりしたり、ほかの人の住む村に電車で遊びに行ったり‥‥。1年365日、リアルタイムに時間が流れるなかで、のんびり過ごすもよし、目的に向かってがんばるもよし。ニンテンドー3DS用ソフトとして2012年に発売されて以降、長く売れ続けているゲームです。

とびだせ どうぶつの森

発売日:2012年11月8日
希望小売価格:4,571円(税別)
プレイ人数:1人(通信プレイ時2〜4人)