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はなきん。
昨日はうれしいことが沢山ありました。
まず、この間いなりギャラリーで買った
「ぼせいあふれるちょうこく」が
本物だったこと!
わたしがほんものの美術品を寄贈したのは
これが初めてです。
今まで何度にせものを買ってしまったことか…
つぎに、わたしのつくった
「とあるもの」をもらいに
さんが村に遊びにきてくれたこと。
ああ、なんてうれしいことでしょう。
こうして志が受け継がれていくんだなあ…
ううう!魂が震えます。
さいごは、村長の作った
「ほぼ日の縁側」にお邪魔したこと。
ねんがん!
せっかくなので、
毎朝縁側でデザインチームが行っている
朝会(全員で仕事の進捗確認をします)を模した
「朝会ごっこ」をして帰ってきました。
あさみ村長、
お忙しいのにおもてなし感謝です。
次回はΕΛΛΔΑ村を
ゆっくり見学させてください。
うれしいことが沢山の、
いい金曜日だったなあ。
そんな気持ちでしみじみ空を見上げると、
「替天行道」の旗がたなびいていました。 -
ユメの中のほしちゃん
ニッシーは、おじさん風のこぐまです。
けっこうあつかましいのに、
その持ち前のチャーミングさで
ちっとも憎めないずるいひと(くま)。
村の中で彼に出会うと
話しかけずにはおれません。
そんなニッシーのユメの中には
毎日ほしちゃん(わたし)が登場するそう。
目玉焼きは確かに好きだけれど、
お腹がボールみたいになるまでは食べたことないなあ。
それにしても、毎日っていうのは大げさだよね。
…と、そんなことを思っていると、
なんとおとといも
わたしのユメを見たそうなのです。
なんでも
「空手の選手30人に
おしくらまんじゅうされているニッシーを
わたしがかっこよく救った」とのこと。
わああ、それはきっとほんとうにわたし!
だって高校時代は空手部だったもの!
たとえユメの中とはいえ
苦しんでいるニッシーを救うことができて、
わたしの高校3年間の汗と涙が報われました。
すてきなユメを見てくれてありがとうね、
ニッシー。 -
ラッキー・ネンリン
最近のマイブームはオノ。
たいていは持っているだけですが、
気が向くと木を切ります。
おととい何の気なしに木を切ると、
あ、年輪が銀杏のかたち!
昨日また木を切ると、こんどは蝶々!
わあ、かわいいなあ!
例えるならば
星形のピノを見つけたときのような、
絶妙なうれしさ。
他にはどんな年輪があるのか…
村中の木を切って調べたい衝動を、
理性でおさえこんでいる金曜日です。 -
「替天行道(たいてんぎょうどう)」
私事ですが、
二ヶ月ほど前から『水滸伝』という本に 熱を上げています。
かんたんに説明すると、
志を持った漢(おとこ)たちが
腐敗した宗国を相手に立ち上がるお話。
全19巻、涙なくしては読めません。
そんな水滸伝の中には
「替天行道(たいてんぎょうどう)」という
たいへん大切なことばが出てきます。
戦う男たちはこのことばを胸に、
時に涙し、時に決心し、時に死にゆくのです…
拠点となる梁山泊という山塞には
このことばを大きく書いた旗が
悠々と風になびいているそう。
目に浮かぶなあ…かっこいいなあ…
…ということで、
村の旗を「替天行道」という書にしました。
漢たちの熱き血潮と戦いで流れた血をイメージした赤に、
穢れることのない志をイメージした白い文字。
空が曇っているのが残念ですが、記念撮影!
しずえさんもほめてくれたし、
めでたしめでたしです。
<私信>
さん、
オノを持ってこの旗の下に立つと、
まるで李逵みたいじゃないですか? -
キンニクの絆。
わが村のキャンプ場に
また個性的な旅人がやってきました。
名前はハルマキ、多分カエル。
むちゅうで走ったら
ここに着いていたのだそうです。
ものすごく感情豊かで
しゃべる度に表情をころころと変えます。
何度か会話をしていると、
あれれ…このひと、筋肉好き…?
そして、“キンニクにきょうみあるヤツ”、
この村にいるよー!!!
きっと気が合うよ!
それを伝える機会がないまま、
わたしはハルマキくんのテントを後にしたのでした。
く、くやしい。
すこししんみりした夜、
ホタルがとてもきれいでした。 -
ロマンチック。
ふわーっと光るものがあるなあ、と思ったら
ホタルです。
6月になったから出てきたのかな?
つかまえたい。
けれど、すぐにつかまえるのもロマンがない。
なので、ホタルについていって
村の中を散歩しました。
おーい、メリヤス(羊)さーん、
ホタルだよー。
ニッシー、
ユリとホタルがきれいだねえ。
夜の小川のせせらぎが風流です。
堪能したのち、虫取り網を装備。
ホタルがびっくりしないように
そうっとつかまえたかったのですが、
ゲームの中のほしちゃんは
すごい勢いで虫取り網をふりおろしていました。
ああ、夏がくるなあ。 -
それぞれの反応。
よく、ハチにさされます。
最近はよく猛ダッシュして誰かのおうちに逃げ込み
難を逃れているのですが、
それでもときどき刺されます。
刺されると目がお岩さんのように腫れるのですが、
そのまま村人に話しかけると
たいていみんなびっくりします。
そのびっくりの内容に人柄(どうぶつ柄?)が出て
ついつい試してしまいます。
ピータン、「ニブそう」とか失礼なこと言わないで!
ブンジロウ、「スゲェこと」ってざっくりだなあ…。
ニッシー、あなたはきっと
可愛く失礼なことを言うタイプだね。
そんな中まじめなキャピアは
「だ、だいじょうぶですか?!」と心配してくれた後に
おくすりまでくれました。
たいへんたいへんうれしかったので、
体中で喜びを表現しました。
失礼でも、やさしくても、
わたしは村のみんながすきですよ。 -
大人の女、まきば。
川沿いのキャンプ場には
ときどき個性的な旅人が訪れます。
しばらくはほわほわした可愛い旅人が続いたのですが、
ここのところ立て続けにひとくせある旅人が
やってくるのです。
先日やってきたのは、
ことばの端々に色気が漂うまきばさん。
ふつうのことをちょっと意味有りげに言い、
わたしを何かとギャンブルに誘います
(いったい何ベルを支払ったことか…)。
会話の中の「・・・」に
女としての奥行きを感じて、
ついつい何度も話しかけてしまうのでした。
まきばさん、深いっす。
そんなカレーにはちくわを入れる彼女、
会話の流れでうちの村に
引っ越してくることになりました。
明らかに色気のたりないほしちゃん。
「いい女道」を、
まきばさんに習いたいと思います。 -
泣きっ面にハチ。
ついてない夜とはあるもので、
村の中をかけまわっていたら落とし穴に落ちました。
その流れで近くにある木を切ろうとしたら
オノが壊れました。
そして、木を揺すったら
ハチにさされました。それも4回!
(にハチの撃退法を習ったのになあ…)
ショック!
そんなときは、ナイトクルーズに限ります。
流れ星がぴゅんぴゅん降る空、濃い青の海。
かっぺいさんのややでたらめな歌が
胸に沁みるのです。
かっぺいさん、いつもありがとう。
昼間もいいけれど、
わたしは夜の南の島が一番すきです。 -
翻弄する男、ニッシー。
最近わたしの村に引っ越してきたニッシー。
雷さまの服を着た、
小柄で可愛いくま(?)さんです。
一昨日の夜ニッシーに
「おねがいだよぉ!キンギョをつってきて〜」
と可愛らしくお願いをされたので
よっしゃ、いっちょ釣ったるか!
と意気込んだものの…
最近わたしの村でキンギョは見かけないから、
すぐに釣れない。
それでも苦労して、やっと釣ったキンギョ。
うれしくて猛ダッシュでお届けに行ったのですが、
ニッシーは既に夢の中でした。
気をとりなおして次の日朝イチで会いにいくと、
彼はキンギョのことなんて
すっかりわすれてしまっていたのでした。
「ところで、ボクに ご用なのぉ?」って、
ひ、ひどいよニッシー。
行き先を失った持ち物欄のキンギョは、
何となく自分の部屋に飾りました。
それでも、
頼まれれば応えずにはいられないんだよなあ。
昨夜もおねだりされたフルーツを
すぐさまお届け。
今度は無事、喜んでもらえました。
肝心の喜びの表情は、
ホワイトボードで見えなかったけれど。