• ギリシャ村横断ウルトラクイズ

    最近、ほかの村の村長たちと
    村であそんでいないので、
    ふとクイズ大会でもやろうと
    思いたちました。


    名づけて、
    「ギリシャ村横断ウルトラクイズ」!


    「ギリシャ(村)へ、行きたいかー!」
    が合言葉の、
    ギリシャ村にまつわるクイズです。


    さっそく招待状を送ったところ、
    3人の村長
    が、
    わがギリシャ村にやってきました。


    まずは第1会場の広場へ。
    夜でしたが、スタジアムライトが明るくて
    いい感じです。


    ここに、「◯」と「×」のパネルを
    あらかじめ敷いておきました。


    そして、みんなのやる気をだすために、
    あらかじめ埋めていた
    賞品を見せるところから
    スタートしました。

    賞品は‥‥
    優勝者に10000ベル!

    落ち着きがなく、
    あちこちに動きまくるみんなを
    どうにか誘導し、クイズ開始。
    1問正解するごとに1ポイント!


    第1問!
    ここギリシャ村で、かえるのサムが
    よく使っている言葉「ヤーサス!」は、
    ギリシャ語で「ありがとう」である。
    ◯か×か。
    どちらかに移動してもらいます。

    (こたえは×! ヤーサスは「こんにちは」です)


    第2問!
    ギリシャ料理には、卵とレモンのスープ、
    「アヴゴレモノスープ」がある。
    ◯か×か。

    (こたえは◯! 上手につくると美味しいです。)


    まぁ、ここはギリシャ村なんで、
    よろこんでいるのは私だけという
    勝手なギリシャクイズばかりですが、
    こんな感じで進みます。


    そして、ここで、会場を移動!

    第2会場は、私の家です。
    じつは、このクイズのために、
    室内にあった家具をすべて外に出し、
    ウルトラクイズ風にしつらえておいたのです。
    なぜか自由の女神像もあります。


    第3〜4問は長くなるので省略しますが、
    村長宅の2階に置いてある、
    ギリシャの至宝
    「ミロのヴィーナス」がほんものか
    どうかを当てるクイズなどを行いました。

    途中、すなお村長が、
    「×」側にいたのに、こたえを聞いた後で
    「◯」側にいくなど、反則行為をして
    イエローカード!

    場が盛り上がってきました。

    最終の第5問は、◯×クイズではなく、
    体をつかうゲームにしました。
    広場には、あらかじめ地面に埋めておいた、
    たくさんのアイテムが眠っています。

    このなかから「ハチの巣」を
    いちばんに掘り当てて持ってきた人に、
    3ポイントを与えます。
    (なぜハチの巣かというと、
    ギリシャは蜂蜜が名産なのです)

    我こそは、と穴を掘って
    ハチの巣を探すみんなの姿は、
    まるで古代ギリシャオリンピックの猛者。
    主催者兼司会者として、
    とても見応えがありました。

    そして、優勝は‥‥のりこ村長

    賞金10000ベルのほか、
    副賞として、
    第5問で掘り当てた
    アイテムをプレゼントしました。
    ほかのみんなにも参加賞として
    掘り出したアイテムをあげました。

    最下位は‥‥カピ村長

    カピ村長には、罰ゲームとして、
    セーラー服とスカートをはいて
    1ヵ月生活してもらいます。

    (女性メンバーが負けたら、あの
    いわくつきのひよこノースリーブ
    着てもらう予定でした)

    さいごに、いつものクラブで踊って
    終了〜〜!

    初開催の
    ギリシャ村横断ウルトラクイズは
    ぶじに幕をとじました。


    「ギリシャへ行きたいか〜〜!」

    このフレーズを言うのが
    気持ちよかったので、
    またウルトラクイズをやろうと思います。

    2015/09/25 21:44

  • わけあり?なメルボルンさん。

    ひさしぶりに森に帰ったら、
    ワニのアルベルトが熱を出していました。

    いま季節の変わり目だし、
    きっと風邪をひいちゃったんでしょう。

    そう思って見渡すと、
    アルベルトの部屋には、ベッドが2つ。
    シンプルなベッドと、バルーンベッド。
    どちらも掛け布団がありません。

    もうお彼岸だというのに
    掛け布団なしで寝ているの?
    そりゃ〜風邪もひいちゃうよ。

    かわいそうなので、
    薬を買いに商店街へ向かいました。


    すると、なんということでしょう。
    商店街の入り口で、見覚えのある傘が
    目に入りました。
    わー、あなたは、まさか‥‥メルボルンさん!
    そう、コアラのメルボルンさんです!!

    都会に憧れ、ギリシャ村を出て、
    シェフ村長がいる
    ゴージャスな大都会・みつぼし村に引越していった
    メルボルンさんです!
    引っ越し初日に、村で覚えたギリシャ語を捨て、
    「キラリ」とかいう都会語をつかいはじめた
    メルボルンさんです。

    その後、メルボルンさんは、
    みつぼし村から出ていったと聞きました。

    テーブルが25万ベルもするような
    バブリーなみつぼし村の暮らしは、
    やはりキツかったのかしら‥‥。

    こんどはどこに行ったのかと
    心配していたのです。
    でも、元気そうでよかったです。

    メルボルンさんたら、
    「この商店街はにぎやかでいいですね」
    なんて言います。

    にぎやかでいいですね‥‥って。
    ここは、デパートどころか、
    商品が全く売れずに
    ホコリかぶっているような
    スーパーしかありませんよ?
    (まめきちゴメン‥‥でも
    ほんとのことだから‥‥)

    メルボルンさん、いま、いったい、
    どんなところに住んでいるの?
    まさかスーパーもないようなところ?

    戻ってきたいのかも‥‥。

    「戻ってきたら?」と誘ったのですが、
    それには答えてくれませんでした。


    なにかわけありなのかしら。
    私は傘もささず、
    (いや持っていないんだけど)
    その場にしばらく
    立ちすくんでしまいました。

    メルボルンさん、
    いつでも戻ってきて
    いいからね〜!

    2015/09/24 18:04

  • 飲食店をつくりました。

    公共施設づくり、第3弾は飲食店です。

    わたしには
    学校建設の大失敗という
    苦い経験があります。

    (ときどき学校を覗きにいくたびに、
    暗澹たる気持ちになります)

    そのため、第2弾の
    病院経営にはちょっと気合をいれました。

    そして第3弾は、
    「飲食店」をつくることにしました。

    では、さっそく完成した店内を
    ご覧ください。
    外観はたいへんメルヘンなんですけど‥‥
    室内は純和風です。

    めざしたのは、
    「天然温泉付き飲食店」です。
    だってね、ビールも食事も
    一番おいしく感じるのは、
    なんといっても、
    湯上がりではないでしょうか。

    というわけで、店内に、
    露天風呂とまではいきませんが、
    窓をオープンにできる浴槽を用意。
    どこかから汲み上げた
    天然温泉が源泉かけ流し状態です。

    お風呂あがりには
    フレッシュジュースを。
    レジの下は、洗濯乾燥機になっています。

    メニューは和定食。
    いまが旬の、脂ののったサンマも
    七輪で焼いてます。
    じゅわ〜〜っと香ばしいにおいが、
    室内にたちこめて、
    「は、早くビールを!!!」
    という気持ちになれることまちがいありません。

    最初におとずれたのは
    たぬきハウジングのみなさんでした。
    ホンマさん‥‥なぜウェイターを?

    1日1組限定のお店で、
    ファミリーでも
    社内研修でも使用可。
    お風呂はパーテーションで
    仕切られていますが、
    外国のスパ風に、水着も着用可です。

    翌日ものぞいたら、
    2組の夫婦が来ていて、
    たいへん盛り上がっていました。

    きょうは金曜だし、
    わたしも早く仕事を終わらせて
    ここに来たい‥‥。

    2015/09/11 18:10

  • ヒポクラテスびょういんと、その別棟。

    要望の多かった病院をつくりました。
    私は、ギリシャ村出身なので、
    病院の名前は「ヒポクラテスびょういん」にしました。
    西洋医学の父といわれる古代ギリシャ人、
    ヒポクラテスがいる病院です。

    ヒポクラテスは約2500年前に実在した人で、
    体質や風土にあった食事をとることで、
    からだの自然治癒力を高めることを大切にした、
    伝説の名医です。
    ハーブやアロマや温泉浴を取り入れるという
    当時としては画期的な療法も
    取り入れたといわれています。

    診療室はカウンセリング形式で、
    ヒポクラテス先生が、その人にあった食事法や
    治療法をおしえてくれます。
    診療室に生えている薬草を、
    その場で調合してくれることも。
    診療室の床は、紀元前のギリシャで使われていた、
    美しいモザイク仕様にしました。

    長い時間を過ごす入院ベッドは、
    大きくて素敵なものがいいですね。
    隣のベッドとの仕切りは、
    簡素なカーテンではなく、
    背の高い植物で仕切りました。

    しずえからはベッドを3つ置け、と言われましたが、
    快適さを優先したいので2人部屋が限界です。

    そこで、もう1つの小さなベッドは、
    お見舞にきた方用にしました。
    患者さんをささえる人たちが、
    看病疲れでつらくならないように、
    疲れたら横になれる場所です。

    壁紙は目にやさしい色を、
    音楽はロマンティックなものを。

    あとは、日光浴や温泉浴ができる
    大きな庭がひつようです。
    しかし、どこにも庭がありません。
    ヒポクラテスは温泉療法や日光浴健康法も
    提唱しているので、庭はかかせないのです。

    こまった私にアイデアがうかびました。
    そうだ、住民に土地を提供してもらおう。

    ちょうどリスのミントさんが
    「アイスクリーム屋をつくって、
     みんなの喜ぶ顔がみたい」とおっしゃっていました。

    そんな、やさしいミントさんに頼み込み、
    そのご自宅の庭を、
    「アイスも売っている ヒポクラテスびょういん別棟
     天然温泉つき日光浴センター」
    にさせていただきました。

    病院からはシャトルバスで
    往復できるようにしたいと思います。

    2015/09/08 23:00

  • 青色につつまれたい?

    今日は2案件を担当しましたが、
    どちらもなかなか
    納得のいく仕事ができた日でした。

    おひとりめ、カエルのクワトロさまから
    受けた依頼は
    「青色につつまれたい」というものでした。

    いや〜〜、これはもう、
    よくぞこのギリシャ村出身の
    私に頼んでくださった、という感じ。

    クワトロさまは、はじめ、
    青い家具を揃えることで
    希望を叶えようとしていたようです。

    もちろんそれはそれでいいのですが、
    私はつい、こんなことを
    言ってしまったんです。

    「もっと‥‥究極の‥‥
    ほんものの青色につつまれたくありませんか?」

    そして、コンセプトとなる写真を
    1枚用意し、お見せしました。

    椅子が2脚、空と海に面しています。
    これは実際に
    ギリシャのイカリア島で撮ったものです。
    (秋の写真なのが残念です。
    真夏なら、空も海ももっと青いんですが)

    夏のギリシャの島々は、
    青い空と青い海が美しいため、
    それをイメージして、
    大自然が織りなす「青」を
    常にクワトロさまの目に映しつづけることが
    できるような家にしたいと思いました。

    仕事はわずか3分で終了しました。

    エーゲ海と気候が似てそうな土地を選び、
    その庭の、海に面した場所に、
    写真と似た2つの椅子を置きました。
    これが、すべてです。
    家の中などどうでもいいのです。
    ここに座るだけで、空と海、
    ほんものの青につつまれるのです。

    (え、手抜き? ちがいますよ。
    デザイナーには引き算もひつようなのです)


    クワトロさまは大喜びで、
    この場所に、
    いつまでもいつまでも
    座りつづけてくださいました。

    (カエルだから、そのまま
    海にジャンプもできて好都合ですね)


    おふたりめの依頼者は、
    猫のちょいさまでした。

    「猫の集会場所」を
    ご希望されていたのですが、
    これもおやすい御用です。
    なぜなら私はリアルワールドで、
    猫2匹と暮らしているので、
    猫の習性を日々観察しているのです。


    まず、猫は上下運動が好きなので、
    高低差のある土地を選びました。
    暑くもなく寒くもない、
    春の土地がいいですね。


    猫がのぼるための木(街灯)をたて、
    庭に、猫がくつろげるための席、
    つまりバケツとカゴを、
    たくさん用意しました。


    猫は自分の体がちょうどおさまるサイズの
    箱や容れ物が大好きですから、
    この席は、集まってきた猫たちで、
    すべて埋まることでしょう。

    (ちょうど、この器に入った猫の
    写真のように! これもギリシャの猫ですね)

    ぜんぶで16匹がこの庭に集まって、
    思い思いにバケツやカゴのなかで
    まるまって、集会ができるのです。

    魚を捕って遊ぶための
    水槽も用意しました。

    裏の砂場は猫のトイレになります。

    どうでしょう、
    猫が寄ってきそうな家になりましたよ。


    こんな依頼ばかりなら、
    毎日たのしいのになぁと思います。

    2015/09/04 23:06

  • くさの日

    最近、現実世界で
    急な仕事が入ってきたときには、
    「秘書のしずえを通してくれますか」
    と言ってしまう、ギリシャ村の村長です。

    きょうもギリシャ村へ帰ったら、
    しずえが言いました。

    「あさみ村長、きょうは9月3日、
    くさの日ですよ!
    園芸屋のレイジさんが広場でお待ちです」

    え?
    くさの日?
    9(く)3(さ)ってこと?

    それは草むしりを何が何でもやらせたい
    レイジの陰謀じゃないだろうか‥‥
    と、若干おもいつつ、
    言われたとおり、広場に向かいました。

    すると、レイジが待ち構えていて、
    案の定
    「みんなで草むしりをしましょう!」と
    持ちかけてきました。


    レイジはすでに
    この村の雑草を数えた、と言います。
    その数69本!
    数えるときに抜いてくれたらいいのに‥‥。


    でもまぁ、過去にも雑草を放置しすぎて、
    レイジを気絶させちゃってるし、
    大変だけどがんばろう、と思い、
    黙々と、草抜きをはじめました。

    しかしなかなか終わりません。
    なぜ、花々は、その上を走っただけで
    はかなくも消えてしまうのに、
    雑草は手で抜かないと、なくならないのだ!

    うーん、やはりここは村のみんなと
    一緒にやったほうが早いでしょう。

    みんな、レイジからすでに、
    今日は草むしりの日だって
    聞いているはずだけど‥‥。

    まず、うさぎのミラコちゃんに会いました。
    どうやら積極的に
    草むしりをしてくれているようです。
    ありがたいなぁ。
    思わずミラコさま、と拝みたくなりました。


    次に会ったのは、コアラのロッキーです。
    なんと彼は、
    草むしりの話は完全無視で、
    例のひよこノースリーブ自慢をしてきました。
    (一度、ひよこを脱いで
    白いシャツに着替えているのを
    目撃したのですが、
    またひよこノースリーブに
    戻っていました)

    「ソデのあたりが気に入っている」って、
    その服「ソデなし」だからね‥‥!

    ひよこノースリーブ愛が止まらない
    ロッキーを後に残し、


    続けて、ワニの
    アルベルトに会いました。
    すると‥‥

    「ざっそうの、
    おいしい食べかたを、
    けんきゅうするんだぁ〜」‥‥と。

    そうだよね。
    キミはそういうタイプだよね。
    だまってその場を離れました。


    最後に、狼のツンドラちゃんに
    会いました。
    頼りにならない男たちと違って、
    姉御肌の彼女ならきっと
    手伝ってくれるはず。


    ん? 釣りをしてるの?
    草むしりのことをたずねても、
    それには一切こたえず、
    釣りを続行するツンドラちゃん。
    恋の駆け引きがどうとか
    言い出したので、

    これはだめだ、と、
    その場を去りました。


    しょうがないので、
    自分でひたすら
    抜きに抜いたのですが、
    「まだあるよ、あと15本!」と
    レイジに言われてしまいました。


    そんなこと言ったって、
    もう見つけられないよ〜〜。
    けっこう雑草って、
    探しにくいんですよね。
    木の影とかに生えているものもあるし。


    ‥‥あれ、
    だいたい、雑草が
    少しくらい生えていたって、
    いいではないか。


    植物をこよなく愛された昭和天皇は、
    「雑草という草はないですよ。
    どの草にも名前があるんです」
    というようなことを、おっしゃったそう。
    (私はこのエピソードがすごく好きです。
    いい言葉ですよね)


    レイジには申し訳ないけれど、
    しばらくボーボーでもいいかと
    開き直りました。
    ギリシャ自体が野生植物の宝庫ですし、
    ギリシャ村も、
    その路線でいきたいと思います。

    2015/09/03 18:51

  • 地球の平和を守る家

    たぬきハウジングでの修行、9日目。
    本日、私が担当させていただいたのは、
    猪のイノッチさまです。

    イノッチさまは、出会い頭に、
    こんなリクエストをしてきました。

    「地球の平和を守る家をつくってほしい」

    なるほど‥‥世の中には、
    いろんな要望があるものですね。

    まずは土地を選ばせていただき、
    その場所に、
    イノッチさまがリクエストした、
    レーダーの機械や、大砲や、アンテナを
    置いてみることにしました。

    あ、防衛軍の基地っぽくなってきた‥‥。
    でも、そのとき、ふと、
    こんな疑問がわいてきました。

    「これ、お客さまの本当の意味での
    満足につながるのだろうか‥‥?」

    イノッチさまは
    「地球の平和を守りたい」とおっしゃいます。
    つまり、宇宙から何者かが地球を
    攻めてこられたときのことを
    想定しているということです。

    でも、ですよ。
    仮に何者かが攻めてきたとして、
    レーダーで分析したり、
    大砲などを置いて待ち構えていたら、

    「おれたちを攻撃する気だな、
    よし、それならこっちも」

    ってなるような気がします‥‥。

    ここで、発想の転換です!
    イノッチさま宅に必要なのは、大砲ではなく、
    「おもてなし精神」ではないでしょうか。

    「ようこそいらっしゃいました。
    たいしたおもてなしもできませんが、
    ゆっくりお茶でも飲んでいってくださいね。
    なんなら泊まっていってくださいね」

    という空気をかもしだした家のほうが、
    相手も戦意喪失するような気がします。

    攻撃ではなく、おもてなし。
    イソップ寓話の『北風と太陽』です。
    (ちなみにイソップはギリシャ人です)

    そこで、イノッチさまリクエストの
    アイテムはすべて部屋の隅に隠し、
    お庭全体を、変えることにしました。

    まず、くつろぎのティースペースには、
    自動で動く「水飲み鳥」を設置。

    ひたすらお辞儀を繰り返してくれるので
    「ようこそ、ようこそ」という
    気持ちが伝わりやすくなります。
    (動く様子が伝わるように、
    画像をgifアニメにしました。)

    机の上の本は、ガイドブック。
    宇宙からお越しの方々に、
    「地球の歩き方」をレクチャーし、
    自由に観光していただきます。
    地球儀もついでに置きました。

    何人宿泊されるかわかりませんが、
    ベッドは3台ほど用意しました。


    さ、これで完成!
    イノッチさまの反応が心配だけど、
    どうかなあ〜。

    おそるおそる見せたところ、
    なんと、予想以上の好反応!
    椅子に座り、
    そのままうたた寝をはじめました。
    その姿は、まさに平和そのものでした。

    2015/09/02 23:35

  • うれしい!!

    インテリアコーディネータの仕事に
    かまけていて、
    数日間、ギリシャ村に
    帰っていませんでした。

    そんなとき、突然、
    ハッピーホームデザイナーの画面のなかに
    見覚えのある顔が現れたんです。

    あ、ワニのアルベルトだ!
    ギリシャ村から、
    こっちの世界にも来てくれたのね〜。


    うれしくなって、
    昨夜、村に帰りました。
    遊びに来たすなお村長と、
    この夏さいごの花火をたのしみ、
    三度笠をかぶって、クラブで踊りました。


    そして今日もいそいそと村へ‥‥。

    すると、私の家の前にカエルのサムが立っていて、
    「なにも聞かず、だまってオレに
    ついて来てくれ!」
    なんて言うんです。

    え、なに! なに?
    また誰かが引っ越すの??
    (最近、いろんな子が引っ越していって、
    若干トラウマになっています)

    えっ、待って、
    どこか行くならせめて着替えさせて〜〜!

    着いたのは、サムの家でした。
    導かれるままドアを開けると、


    大きな声(文字)で
    「ハッピ〜〜 バ〜スデ〜〜!!」と‥‥


    ‥‥うそ。
    まさか、ほんとに???


    きょう9月1日はほぼ日手帳の発売日で、
    会社が一年で一番あわただしくって、
    朝から社内の誰もが、
    すっっっごくバタバタしている日。


    だから私も、
    毎年じぶんの誕生日のことなんて、
    頭もすみっこのほうに置いていたんです。


    だいたい毎年、
    1日が終わって日付が変わって
    ベッドに入ったころに、
    「あ、誕生日だったなぁ」と、
    しみじみ実感するというか。


    なのに!
    ことしは、だいすきなサムが、
    ショコラが、アルベルトが、
    わたしのために部屋を飾り付けて、
    歌をうたってくれて‥‥
    (これがメールだったら
    ここに涙マークの絵文字を10個挿入したい!)


    いそいで三度笠を脱いで、
    いつものギリシャファッションに着替え、
    涙を隠すための
    巨大なサングラスをかけました。


    そして、みんなに見守られながら
    ねがいごとを言って、
    ローソクを吹き消しました。


    ねがいごとは、
    「ギリシャ村がいつまでも
    しあわせな場所でありますように」です。


    みんなありがとう。
    あらためて、7月は長い間、
    不在にしていてごめんね。


    みんながたのしく祝ってくれて、
    しあわせな36歳のスタートがきれました。

    2015/09/01 15:38

  • プロレスリング

    たいして働いてないのに昇進しちゃった
    新米インテリアコーディネーターの
    あさみです。

    今日は、新規のお客さまから
    「家にプロレスリングを作って
    みんなに熱い闘いを見せてあげたい」
    という要望を受けました。

    プロレス‥‥。
    調べたら、弊社の持ち物リストには
    本格的なプロレスリングがありました。

    でも、なんか、危険ですよね。
    プロの試合ならともかく、
    一般家庭にリングを用意して、
    お客さまが怪我でもしたら‥‥。

    「おたくの建てた家から
    血まみれの人が出てきたわよ」
    なんて噂がたっちゃったら、
    もうこの業界でやっていけません。

    うーーん‥‥あ、そうだ!
    私も子どものころ、部屋にマットレスを敷いて
    プロレスごっこをしてたっけ‥‥。
    あれは痛くなかった!

    と、いうわけで、マットレスに近い
    シンプルなベッドを6つ並べ、
    即席のリングを作りました。
    実際にその上で転がってみたのですが、
    ちっとも痛くありません。

    また、地面に落ちても痛くないように、
    周りには花を敷き詰めました。
    コスモスは意外と丈夫なので、
    何度人が落ちても、きっと大丈夫でしょう。

    「これで完璧!」と、自己満足に浸っていたら、
    背後に、すなお村長が立っていて、
    信じられない発言をしてきました。


    「葬儀会場でも作っているんですか?」

    な、な、なんて失礼な‥‥。

    「プロレスの試合会場ですよ。
    ほら、ちゃんと観客席もあるでしょう」



    「セレモニーホールの参列者席かと思いました」

    ‥‥思わず、
    「ちょっとリングに上がってくれる?」と
    言いそうになりましたが、
    ぐっとこらえました。
    私はこの業界では新米なんです。

    ベッドと花しかないから
    そんなふうに思われるのだろうか。
    そこで、トロフィーとマスク、ゴングを用意して、
    初代チャンピオンの写真を飾りました。

    これで、かなり
    プロレスリングっぽくなりました!

    お客さまも喜んでくださったので、
    一安心です。

    でも、なぜかプロレスをやらずに、
    お花の水やりをはじめるお客さま‥‥。

    あれ、なんかキャラ変わってません?
    熱い闘いを見せたい、とか言って
    血をたぎらせていたのに、
    すっかり園芸愛好家のような風情に‥‥。
    そのあと昼寝してるし!

    ま、いいか。
    ギリシャ村も、この街も、
    どこも平和がいちばんです。

    2015/08/31 17:22

  • 日報より

    新人インテリアコーディネーターとして
    修行の日々を送っています。
    たぬきハウジングでは、
    仕事を終えたあとに
    日報を書くことを義務付けられているので、
    ここにも日報風に書いてみたいと思います。

    【8月27日(木)くもり】

    入社3日目。
    朝、店の外に出た瞬間、
    うさぎの姿をしたお客さまが
    「チョコに囲まれた休日を過ごしたいな!」と、
    つぶやいておられましたので、
    店内にご案内しました。
    そして、そのまま私が
    担当させていただくことになりました。

    チョコに囲まれたい‥‥
    そういう依頼は初めてでとまどいましたが、
    シンプルに考え、立地場所として
    「チョコが溶けない寒い地域」を
    ご提案させていただきました。

    ご快諾いただいたので、
    さっそく、雪の降る場所に家を建てました。
    そして、家を建てている間、
    ふと、こんなことを思いつきました。

    ‥‥そこまでチョコがお好きなら、
    カカオを栽培して、
    チョコを自分で作れるようにしてあげたら、
    ずーっとチョコに困らない暮らしが
    できるのでは??
    弊社が持っている観葉植物の欄には、
    カカオの木もあったし‥‥。

    すぐに「カカオの育て方」と
    「カカオからチョコレートを作る方法」
    をスマホ検索しました。

    当然ながらカカオは熱帯の植物です。
    寒い地域での栽培は難しいかもと思いましたが、
    よく調べてみると、
    温室栽培をしているところもあるそうです。

    思い切って、
    お客さまの家を温室にすることにしました。

    室内の温度と明るさを保つため、
    エアコン、照明、スポットライトを設置。
    床には収穫用のバケツ。
    そして、カカオ豆を焙煎するためのガスレンジ。
    (チョコをつくる過程で焙煎します)

    庭には、チョコレートフォンデュや、
    チョコレートケーキなどをふんだんに並べ、
    その中心に、憩いのソファを用意しました。
    カウチポテトならぬカウチチョコです。


    栽培がうまくいったら、
    こうやって、チョコを好きなだけ料理して
    食べられます。

    そのハッピーなイメージを維持したまま、
    カカオの栽培に励んでいただきたい、
    そんなふうに考えたのです。

    寒い地域を選んで大正解でした。
    庭にチョコを置いていますが、
    しんしんと降る雪が
    保冷剤としての役割をも
    果たしてくれるんです。

    完成した家をみたお客さまは
    予想以上に喜んでくださいました。
    にこにこしながら、
    カカオをフライパンで
    焙煎しはじめたのです。
    そのときのお客さまの
    嬉しそうな顔が忘れられません。

    部屋中に充満する幸せの香り。
    ちなみに、
    カカオの学名はテオブロマ・カカオ。
    ギリシャ語で「神様の食べ物」
    っていいます。
    (ギリシャ村にも植えようかしら)

    インテリアコーディネーターになって
    よかったなぁと思う瞬間でした。

    (日報より)

    2015/08/28 00:00

『とびだせ どうぶつの森』とは?

どうぶつたちの暮らす森の一員となって、毎日、たのしく過ごします。じぶんの部屋を広くしたり、家具をそろえたり、着替えたり、釣りをしたり、化石を掘ったり、おしゃべりしたり、ほかの人の住む村に電車で遊びに行ったり‥‥。1年365日、リアルタイムに時間が流れるなかで、のんびり過ごすもよし、目的に向かってがんばるもよし。ニンテンドー3DS用ソフトとして2012年に発売されて以降、長く売れ続けているゲームです。

とびだせ どうぶつの森

発売日:2012年11月8日
希望小売価格:4,571円(税別)
プレイ人数:1人(通信プレイ時2〜4人)