谷川俊太郎さんのあたらしい本
星空の谷川俊太郎質問箱』をまんなかに、
いろんなイベントを行います。

東京オペラシティ アートギャラリーで開催される
谷川俊太郎展」にはじまり、
銀座LOFT、ほぼ日のTOBICHI‥‥
谷川俊太郎さんのかろやかさを見習って、
あちこちに「ほぼ日」の中継がうかがいます。

きっとどこかでおかしな催しもやってしまうと思います。

どこかでみなさまにお会いできればうれしいです。

  • 東京オペラシティ アートギャラリーで
    谷川俊太郎展」の搬入を中継します。
    谷川俊太郎さんがあらわれるかも!

  • 東京オペラシティ アートギャラリーの
    ギャラリーショップで
    星空の谷川俊太郎質問箱』(おまけつき)を先行販売。

  • 銀座ロフト6階とTOBICHIAで
    祖敷大輔さんによる
    星空の谷川俊太郎質問箱』の
    原画展を24日(水)まで開催します。本も買えます。

    本屋さんやほぼ日ストアでもこの日に販売開始です。

2018/01/11 18:27

長い年譜

sugano
そして、新作の詩の部屋の隣には、
長い長い部屋をつきぬける
年譜が掲示されていました。

昭和六年 〇歳

からはじまる年譜です。
さすがに長い。

小山田圭吾さん、中村勇吾さんとの
コラボレーションからはじまり、
「自己紹介」の部屋ではじっくり
もう何時間でもいられるくらいの
谷川世界を味わえるこの展覧会は、
1月13日(土)より
東京オペラシティアートギャラリーで
はじまります。

世界で最初に
『星空の谷川俊太郎質問箱』が買えるのも
ここのギャラリーショップです。

谷川俊太郎さんを好きなみなさん、
ぜひ、早めにおこしください。

私は土曜日に、またここに来たいと思います。

それでは、これで
本日の中継を終わります。
また土曜日に!

(本日はおしまい)
2018/01/11 18:08

心がけを訊きました

sugano
最後に、谷川さんに、
2018年があけたことで、
新年の心がけとして
思っていらっしゃることを訊きました。

「もうほら、86でしょ?
新しいことなんて、ないんですよ。
だけどね、心がけはありますよ。
『階段には気をつけろ』
『転んだが最後』(笑)」

なるほど。

長生きしたいもんです。
ライフワークの本が
ここオペラシティアートギャラリーの
ギャラリーショップで
土曜日から先行販売されますが、
また、そのあとも、
次のライフワークを見つけて、
がんばっていきたいです。
2018/01/11 17:57

詩の書き方

sugano
谷川俊太郎さんは、
記者の方の
「若い頃の詩の書き方と、
最近の書き方では
何が変わってきましたか?」
という質問にこう答えていらっしゃいました。

「昔は、詩として
意味のあることをやるべきだ、と
思っていましたが、
最近はそういうことでもないなと
思ってきました。
生活者としての自分も変わってきてるでしょ、
だからどうしても詩も変化していきますよね。

文字を書くことを生業にしている人たちは、
言葉を書くことで、
言葉のものにある存在に迫りたいと
思っていると思います。
たとえばあるものをあるものを並び替え、
その配列によって、
言葉を超えたものが出てくるかもしれない。
その要素を見つめていると、
言葉って
こういうもので成り立っているんだという
発見もあると思います」
2018/01/11 17:40

記者会見

sugano
その前で行われる、
記者会見。

受け答えがぜんぶ
ユーモアがあっておもしろいです。
2018/01/11 17:39

新作!

sugano
そして、
今回はなんと
新作の詩の展示もあるのです。

その前に座る、
谷川俊太郎さん。
2018/01/11 17:33

自分の展示を見て

sugano
谷川さんは
自分の展覧会って
どういうふうに思っているのかな。

でも、元来
何に対しても
距離を取って見てしまう性質なので、
こういった展示も
「客観的」に見られるそうです。

「なんでもそうだけど、
こうして表現したり解釈したり
展示することによって
自分の何かがわかるというふうには思いません。
また、プライバシーがある程度
こういうものによってあらわになるとか
思う人もいるかもしれないけど、
そういうもんでもないと思う。
こういう発表は、プライバシーに関しても
ある程度制限が自然につくと思っているので、
自分でそれについて
どう思うということもありません。

もし、プライバシーを
披露することがあるとすれば、
それはたのしいものにしなくちゃいけない、と
思っています」

そして、この展覧会は
「発想、アイデア、コンセプト、
考え抜かれていて、
自分でもとても新鮮で
おもしろいと思う」
と、「客観的」におっしゃっていました。
2018/01/11 17:23

ポスター

sugano
「自己紹介」の詩は
この展覧会の
ポスターにもなっている、あの詩です。
2018/01/11 17:21

詩を起点に

sugano
この部屋の展示は
谷川さんの有名な詩「自己紹介」が
1行ずつ展示されています。

その1行ずつをキーワードにして、
まわりにあるものを分解したり集めたりして
谷川さんの人物や生活、解釈を含めた
展示をしていこうという試みです。

まず、この「自己紹介」を
改めて読んだらやっぱりすごい。

そして、そこから展開されて
集まってきたものがすごい。
谷川俊太郎さんの頭のひきだしを
ちょっとずつ
のぞいているような気分にもなります。
2018/01/11 17:12

周囲を

sugano
谷川さん、働き者ですね。

「だって、みんなが働いてるでしょ」


みんなが、働いているから。
2018/01/11 17:10

書き文字

sugano
これ、谷川俊太郎さんの字です。

ご自身は「文字を書くこと」が
お好きではないそうです。

なぜなら「へたくそだから」とのこと。

教科書に載っていたし、名前はもちろん知っている、
詩も何篇か読んでいるし、
鉄腕アトムの歌の詞を書いたということも知っている。

けれども、谷川俊太郎さんのことを
わかっているかというと、はっきりとは言えません。

86歳を迎えた、おそらく日本でいちばん有名な詩人が
いったいどんな人なのか」に迫る大きな展覧会です。

コーネリアスの小山田圭吾さんの音楽、
中村勇吾さんの映像によるコラボ作品、
会場グラフィック担当は大島依提亜さん。

ギャラリーショップ(ギャラリー5)では
星空の谷川俊太郎質問箱』も購入できます。

期間を逃さず、ぜひお出かけください。

展覧会についてくわしくはこちらを。

(ほぼ日 菅野)