気仙沼のほぼ日便り

みなさんこんにちは、気仙沼のほぼ日のサユミです。
気仙沼のほぼ日は、
本日11月1日、一周年を迎えました。

そもそも、気仙沼のほぼ日は…
ということで、開設時の記事を見てみますと、
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今日からスタートした
この「気仙沼のほぼ日」のページでは、
糸井重里やほぼ日のスタッフが
「気仙沼のほぼ日」に足を運びながら、
思ったこと、感じたこと、決まったこと、
進んでいることなどを伝えていく予定です。
また、全国のみなさんに
「気仙沼のほぼ日」のことをお伝えする一方で、
地元のみなさんの生活に役立つような情報も
お伝えしていければと思っています。
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私が、気仙沼のほぼ日に入ったのは、
今年の4月からですが、
そこからの気仙沼でも、
ほんとうに
いろんなことがありました。

震災からの日々の中での
街の移り変わりであったり、
逆に変わらない東北の港町の出来事であったりで、
良い事も、あんまり良くない事もたくさんあり、
ただその出来事の総数は、
私が東京にいたときよりも多いように感じています。

気仙沼は、
元気な人も入れば、
悲しい気持ちの人もいて、
楽しく明るい話題もあれば、
憤るような話題もあります。
遠くにいるみなさんからすると
思っているよりも元気で、
思っているよりも復旧していないというのが、
今の姿かなぁと思っています。

そんな中で、気仙沼のほぼ日は、
開設当初に掲げていた
「思ったこと、感じたこと、決まったこと、
 進んでいることなど」
今の気仙沼のことを、そのかたちのまま、
これからもお伝えしていきたいと思っています。

よく
「被災地で何かしたいけれど、
 行っていいのかどうか、迷っている」
と言われる事があります。

そういう声に対して、
気仙沼の人はきっと
「まずは気仙沼に遊びにきてください」
と言うんじゃないかなと思います。

震災によって
家や仕事をなくしたり、
大切な人をなくしたり、
今も辛い状況におかれている方は
多いわけですが、
気仙沼における
悲しい事と、楽しい事の起こる割合は、
震災前と変わらないはずです。

いや、もしかして、
楽しい事が起こる確率は、
ずっと増えているかもしれません。

「気仙沼に行こうかな、やめたほうがいいのかな」
と思っている方も多いでしょうが、
「気仙沼に行ってみよう」と思って、
震災後「来ちゃった」という方も
たくさん増えたみたいです。
誰かが遊びにきてくれると、
楽しい事が起こります。

だから気仙沼は、今すんごく、
楽しい事が起こりやすい街になってきている!
と、気仙沼市民である私は感じています。

11月にミナペルホネンさんのワークショップ
12月に矢野顕子さんの音楽の稽古場
ふたつのイベントを目前に、
ふたつの楽しい事が起こるということが、
決まっています。

そして「行こうかな、どうしようかな」と
迷っている誰かが、
よし、気仙沼に遊びに行こう!
と思って来てくれたら、
楽しい事が起こる可能性は
もっと高くなるんじゃないでしょうか。

そんなところで、
気仙沼のほぼ日乗組員、サユミの
1周年の記念更新とさせていただきます。

あっ!
もうひとつ、お知らせがありました!
1周年を迎えたこのページ、
現在ゆるゆると
デザインリニューアルの準備を
すすめています!
今すぐには、変わらないのですが、
ちかいうちに、1歳になって、
ちょっとパワーアップした
気仙沼のほぼ日ページを
見ていただければなぁと思います。

とはいえ、今日は何もなし……
というのも寂しいですよね。
せっかくですから、
この曲を聴いていただきつつ、
これまでの気仙沼のほぼ日で撮りためた
日々の思い出写真をご覧くださいませ。