気仙沼のほぼ日便り

こんにちは。気仙沼のほぼ日のサユミです。

12月16日開催の「矢野顕子の音楽の稽古場」、
その終了後の「おいしい打ちあげごはん」を
プロデュースしてくださっている
斉吉商店の和枝さん、
アンカーコーヒーの紀子さんと一緒に、
先週は、たいへんおいしい打ち合わせが
たくさんありました。
そのお店をご紹介するシリーズも、
今回でひとまず最終回。

これまでのご紹介はこちらをご覧ください!
山形 文四郎麩
岩手 館ヶ森アーク牧場
岩手 世嬉の一酒造

そもそもこの打ち合わせメンバーが
だいぶおもしろすぎるので、
話に夢中になりすぎて
行った事のある場所で迷ったり、
右と左を間違えそうになったり、
珍道中もありましたが、
アーク牧場さん、世嬉の一さんときて、
岩手県水沢市の和食処きくすいさんまで
ようやくたどり着きました。

「きくすいさんのお料理てどういうものなんですか?」
と車内で私が聞くと
和枝さんは力強く答えます。
「なんていうか…すばらしいの……
これぞ『料理』!って感じで」
「料理……あの、海老ハンバーグが美味しいって、
おっしゃってましたけど」
「そうなの!すっばらしいの……
すばらしい『料理』だよ、あれは!」
……そんなやりとりで、
私はこの時全く理解できていなかったのですが、
「行ったらわがっから!」という和枝さんの一声で、
あとはお店についてからのお楽しみ、
ということになりました。

きくすいさんは、
懐石料理のほか、
前沢牛しゃぶしゃぶ・鉄板焼きなどを
頂く事ができる、日本料理店です。
こちらの総料理長である佐藤功和さんは
和枝さんいわく
「料理の事をなんでも教えていただいた」
いわば、師匠のような存在なのだとか。

なかでも和枝さんが太鼓判を押すのが、
海老ハンバーグです。
斉吉商店の店頭で
東北のおいしいものを集めた
「うんまいもの市」という
イベントを開催することがあるのですが、
その時に斉吉従業員さんが競って買うほどだそうで、
和枝さん、そして斉吉のみなさんが、
「これは必ず食べて!」と
大プッシュしています。

そんな話をお聞きしていたこともあり、
私には、海老ハンバーグの皿が、
打ち合わせをしていた部屋に
やってくるときから
なんだかキラキラ光って見えました。
海老ハンバーグがお皿にそっと並んでいます。
バター醤油のソースがかかっています。
彩りの野菜が、おいしいよと語りかけてきます。

私は、おなかいっぱい
ということを忘れました。
(この打ち合わせの前に、
豚と餅をたくさん頂いています)
これは別腹……。
私が食べる前に写真を撮っている間、
「おーいしぃいー!!」
という、紀子さんのコール、
「……ねっ!!!!」
という和枝さんのレスポンスが
エンドレスで繰り返されます。

うう、早く食べたい!
一口食べて、私の一言目は
「今すごくおいしい海老を食べている……」
という実況中継のような感想でした。
海老はぷりぷりしているものですが、
ほんとうの海老よりも「ぷりぷり」
しているように感じます。
濃厚な甘みがありますが、
甘すぎるというようなことはありません。
ああ、ほんとに、すごくおいしい。
おいしい海老……。

和枝さんが「これぞ料理」とおっしゃっていたのは、
よい食材を最大限活かす。それが「料理」である。
そういうことだったのかも、と思いました。

さて、こちらの海老ハンバーグは、
打ちあげのメニューになるほか、
会場のお土産として購入することができます。

あと、先に断っておきますが、
打ちあげのお土産としては購入できない、
「トマトのレモン煮」も
頂きました…。
こちらも本当に、
「すごくおいしいトマトを食べている…」
です。
こちらはぜひお店にて、
お召し上がりいただきたいと思います。

マネージャー、そして料理長!
おいしいお料理をありがとうございました!

さて、そんなこんなで、
さいごまでおいしいものを
(はらいっぱい)頂いてしまいましたが、
打ちあげメニューは、
まだまだあるんですよ……。
恐るべき東北のうまいものたちよ!
詳しくは当日16日の
テキスト中継などで、
ご紹介したいと思います!!

どうぞみなさまお楽しみにー!
そして、今回ご紹介したものの多くは
実際にお店に行けば、
いつでも食べたり買ったりできますので、
今回「矢野顕子の音楽の稽古場」の
打ちあげにご参加できないみなさんも、
ぜひ、チェックしてみてくださいね。
こちらも近いうちに、気仙沼のほぼ日で
まとめたいと思います。