気仙沼のほぼ日便り

気仙沼で水揚げと言えば、
カツオ、サンマがメインですが、
サメの水揚げ日本一でも知られています。

とはいえ、高級食材のフカヒレも、サメの身も、
私の家で食べる機会はなかなかないし‥‥
と思っていたら
サメ料理を試食しながら、
サメの話をする会、
その名も「サメ談話会」というイベントが
あると聞き、
参加してみることにしました。

会場には、仙台、横浜、群馬など、
さまざまな場所から
参加者があつまっていました。
お仕事もさまざまで、
水産加工業、元船員、高校の先生、
気仙沼のおかみさん会「つばき会」の
方もいらっしゃいました。

さて、さっそくサメ料理の試食タイムです。

まずはサメの内蔵を使った
「気仙沼サメホルモン」から。
気仙沼には、
「気仙沼ホルモン」という
しっかりした味付けの名物ホルモンも
あるのですが、
サメホルモンは、
ふつうのホルモンよりも噛みやすく、
食べやすいのが特徴です。
なにより珍しさがあるので、
お店のメニューにあったら
頼みそうだなと思いました。

そして、気仙沼の中華料理店
福建楼の味付けによる
サメの身の「サメの麻婆」
「サメの甘酢」味付けのもの、
「サメ肉チャーハン」は、
サメ肉がふんわりしていて
味にくせがないので、
とても食べやすかったです。
さらに、サメの皮は加工品に、
軟骨は健康食品に、といったように、
捨てるところがないんだそうです。

シャークジャーナリストの沼口麻子さん
船頭さん交えての
サメ談話のあと、
最後に、今回の主催である沼口さんが
「いまとてもサメの注目が高まってます!」
とおっしゃっていました。
今年、もっとサメの街気仙沼が
盛り上がって、
市内でもこんなふうにおいしいサメ肉が
食べられるお店ができたら、
いいなと思いました。

気仙沼では4月2日から、
気仙沼魚市場の隣に
「海の市」と
「リアスシャークミュージアム」が
オープンしました。
私も「サメ女子」目指して
サメ文化、サメカルチャーを
もっと知りたいと思います。

「サメジャーナリスト」の活動が
気になる方には、
沼口さんの連載もおすすめです。