気仙沼のほぼ日便り

最近、魚市場に行くと、
いつも大量のカツオが並んでいます。
気仙沼は例年、
カツオの水揚げが日本一になる街なので、
カツオはとても身近な食べ物です。
このあたりは「タタキ」にせず、
そのまま刺身で食べる事が多いのですが、
新鮮なカツオは
色がとてもキレイで、甘いです。
生魚っぽさというか、
生臭さというか、
そういうのは一切ありません。
魚介類の甘さって、
不思議ですよね。

ところで、先日、
ただいま製作中!」にも
UPしたのですが、
藤田製函店さん(箱屋さんです)に、
カツオをまるまる一本もらいました。
実家のばあちゃんや、
魚料理をメインに出していた
昔のアルバイト先の親方のことを
思い出しながら、
悪戦苦闘しつつも、
うまれて初めて
カツオをさばきました。

いや‥‥正確に言うと、
三枚におろすところが
うまくできなくて、
その場に居合わせた
料理上手の友人、
しん君に手伝ってもらいました。

なんとか、
刺身の形にはなったのですが、
さばいただけで、すごい疲労感。
ちなみに、4枚目の写真は、
「福よし」さんで食べた
磯屋水産のカツオです。
これも、ホントにうまかった‥‥。
腕がすばらしいと、
こんな風に刺身が美しいんですね。
気仙沼の嫁としては、
もっとカッコ良くさばけるように
なりたいな〜と思いました。

それにしてもカツオを
まるっと一本もらうなんて、
贅沢ですよね。
自慢になっちゃいますが、
ホタテ、ウニ、牡蠣、なども、
事務所でよく頂きます。
今晩のおかずをいただいたり、
お花をいただいたりすることもあります。

そして、いただいた人には、
そのお礼に、何かを差し上げたり、
またまたそのお礼に何かをもらったり‥‥
こういう「やったりとったり」が続いていく、
ゆったりしたコミュニケーションが、
気仙沼のいいところです。