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2016/05/01 11:00そもそものお話‥‥。その3
ともあれ、予想だにしないメールに
数秒、戸惑ったものの、
「‥‥‥‥‥‥なんか、おもしろそうだな」
と感じている自分に気づきました。
本気でやっていたとは言えないとはいえ、
かつて‥‥そう、20年くらい前は、
たしかに、好きでバンドをやっていた。
恥を忍んで書き出しますと
中学のときは
「サンクス藤田とスパークス」、
高校のときは
「THE 鉄男」、
大学のときは
「網タイツ」というバンドを
やっていたのです。
これは‥‥ささやかな自慢なのですが
高校のときの「THE 鉄男」は
当時、売出し中のアイドルユニット、
かの有名な安室奈美恵さん擁する
スーパーモンキーズが地元に来たとき、
前座を務めたこともありました。
もちろんそれは、単なる偶然、
ただ運が良かっただけなのですが‥‥。
そんな過去があったものですから、
すでにギターを触らなくなって
10年以上たつ自分に
人前でギターなど弾けるはずもないと
頬に自虐的な笑みを浮かべながらも、
ほのかに身体の芯が熱くなるのを感じ、
思わず、妻に
「TOBIさんから
こんなメールが来たんだけど(笑)」
と、LINEを送ったのです。
最後の(笑)の部分に表れていますように、
なぜだかドキドキしながらも
この時点では、
「TOBIさんも冗談キツいな。ははは」
と感じていたのでしょう。
仕事中で冷静であろう妻から
「なにそれ? できるわけないじゃん」
という返事をもらったら
冷静になれると思ったのかもしれません。
しかし、数分後、
妻から返ってきたLINEは、こうでした。
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え、やらないとでしょ?
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