読みなおす土曜。
2003/04/12
今週の一言

毎週土曜日はレビューの日!
・・・ということで、「ほぼ日」に登場した
あんな言葉やこんな言葉を、ご紹介します。
興味があったら、モトのページも読んでね!

4月第2週の「ほぼ日」から選んだ一言は、
次の3つですよー!!


えめなイメージを覆したくて、
 クールビューティを目指した
 中学2年の夏。
 『ガラスの仮面』の主人公、北島マヤが、
 役作りの苦労を超えて
 『(役を)つかんだ、あたし演れる!』
 という時の表情にモーレツに痺れ、
 白目をむくのが
 最高にクールだと思った私は
 写真を撮られるたびに
 白目をむくようになりました。
 現像された写真を見て、クラスの男子に
 『うわ、心霊写真?』
 と言われ、やっと目が覚めました」

(大人気の『まちがったイメチェン』
 とどいた、とんでもない変身の試みから)


に評価されてばかりでは
 だめだ、ということなんです。
 自分で自分の実力が
 わからなくなってしまうから。
 褒められたところもわからなければ、
 だめだというところもわからない」

『岩井俊二監督と、ほんとにつくること』
 認められている時の方がコワイ…という話)


うこうしているうちに
 時間はどんどん過ぎていく。
 足りなくなった時間を、
 買い戻すことはできない。
 『時は金なり』、なんかじゃないんだ。
 『時は金より』、貴重なんだ。
 増えないんだよ、時間は。
 利息もつかないんだよ、時間は。
 減っていくばかりの時間を、
 自分のために、ともだちのために、
 家族のために、
 おいしいものを分け合って
 食べるときのように、
 味わって使いたいと思うんだ」

(今週大反響の『ダーリンコラム』より、
 時が過ぎさってゆくということについて)


「自分を把握するということ」に則した、
みっつの言葉を、選んでお届けしました!



今週のこぼれ話

宮部みゆきさんの『樹の上の秘密基地』と、
『岩井俊二さんと、ほんとにつくること』
という、いま、大人気ページの担当者から、
それぞれ、ひとことずつ、話を聞きました!


【岩井俊二監督と、ほんとにつくること。】
明るいビルにいるほぼ日乗組員は21名。
そのうち、男性は7名。
じつに3分の2を、女性が占めています。
キャッキャッキャッ、と騒ぐ女性たちに、
乗組員の男性陣は、もしかしたら
肩身のせまい思いをしてるかもしれません。
この対談に立ちあったとき、感じたのは、
岩井俊二さんも、darlingも、
生粋の「男の子」だということでした。
ふたりとも、幼いときから、
いろんなことを頭で考え考え、
何かを超えること、
何かを完成させることを
憧れたり動揺したりしながら
コツコツコツコツやってきた、男の子です。
最近、とみに感じるんですよ。
ものごとを、騒ぎながら話しながら
どんどん進行させていく
女性パワーとはちがって、
「男の子」は息をつめてじーっと考える。
発言を切り出すまで、
頭のなかのハードディスクが
キュルルルーンって、鳴っているんです。
ああ、「男の子」かなしやすばらしや!
対談はドンドンおもしろくなりますよ〜!
(スガノ)


【宮部みゆきさん、
 『メトロイド』開発者に会う。】
取材当日はあいにくの雨模様。
宮部さんが開始に数分遅れてしまったため、
任天堂関係者、宮部さんの事務所の方、
ほぼ日スタッフが
雨の路上を見つめておろおろする一幕も。
無事に到着した宮部さんは、
任天堂の応接室を興味深そうに眺めながら
ゲームファンならではの感想をひとこと。
「秘密の内部に、
 今日は入れさせていただきまして、
 ありがとうございます」
テープが回り出してからは
宮部さんのマシンガントークが炸裂。
9年前の記憶も鮮明に、
ゲームの思い出を坂本さんにぶつけます。
照れるやら緊張するやらの坂本さんに、
任天堂広報から
「坂本さん、リラックス!」の声も。
相思相愛の対談はまだまだ続きます。
(担当者N)

2003-04-12-SAT


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