ほぼ日 |
ブイヨンには、他の子とも違う、
この子だけにしかない独特の魅力が‥‥
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樋口 |
“ブイヨン味”ってありますよねえ。
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ほぼ日 |
犬に、こんなにはっきりとした
性格があるとは思わなかったです。
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樋口 |
なんだろうね? ブイヨンの良さって。
気立てがいいのは、感じるんだけど。
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ほぼ日 |
どんなふうに接しても、
嫌がることがないですよね。
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樋口 |
なんでもさせるのって、
ルーシーパパさんちのおかげなんですよね。
子どものときに、いっぱい、子どもたちどうしで
遊ばせていたからじゃないかなあ、たぶん。
シャンプーだとかもぜんぜん嫌がらない。
耳掃除もぜんぜん。
綿棒入れても、ぜんっぜん平気。
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ほぼ日 |
へえ、それはすごいですねえ。
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樋口 |
あとね、散歩中、会う人会う人が
「ジャック・ラッセル・テリ‥‥ア?」
って、必ず語尾を上げるんですよ。
「ア?」って(笑)。
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ほぼ日 |
疑問形なんですね(笑)。
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樋口 |
しかも、ジャック・ラッセルを飼ってる人に、
「ジャック・ラッセル・テリ・・・・ア?
‥‥じゃないですよね。」
って言われるんですよ。
「この子は、何犬なんだろう?
ジャック・ラッセルっぽいんだけど、
なんか違うような・・・・。
でも、ブルテリアとも違うし・・・・」
って言われたこともありますし。
まず、立ち耳っていうことで、
ジャック・ラッセルのイメージと
違うんでしょうね。
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ほぼ日 |
なるほど。
よそのお家のジャック・ラッセルの耳は、
やっぱり寝ているんですか?
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樋口 |
ほとんど、まず、寝てますね。
でも、ブイヨンの場合、耳の動きで、
表情が豊かになって面白いんです。
耳が、楽しいとか、怒ったりとか、
そういう感情を表すんですよ。
ほんっとに疲れてるときは、
耳がちょっと垂れたり。
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ほぼ日 |
耳が垂れることもあるんですか。
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樋口 |
うん、そういうときもあるんですよ、
ちょっと折れるときが。
「もう眠くなってきちゃった。」
って眠りモードに入ってきちゃったとき。
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ほぼ日 |
表情といえば、ブイヨンは、
すごく、いろんな、
ちょっと面白い表情も・・・・。
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樋口 |
そうそうそう。
唇がめくれ上がって
歯が出ちゃうっていうのとかね。
あれは最初、笑いましたね。
ウチで、鍋をしてて、
急にブイヨンの顔見たら歯が出てて。
そのときは、
「このまんまになってしまう!」
って、さすがにちょっと心配しましたよ。
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ほぼ日 |
その表情は、私も見たことがありますが、
なかなか、なんと言いますか、
すごい表情ですよね(笑)。
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樋口 |
最初にあの顔を見たときは、
初めて見た表情だったから、
この顔のままもう治らないんだって思って、
「どうする?」なんて
思わず糸井に聞いちゃいました。
でも、糸井は、
「大丈夫だよ、こんな顔でもかわいいんだ!
たとえ、ブイヨンに角が生えようが、
毛が全部抜けようが、歯が出ようが、
オレはブイヨンを愛してるんだ!」
って(笑)。
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ほぼ日 |
す、すごい(笑)。
ブイヨン、
ヒモを引っ張っりっこするのが好きだから、
そういうことをしているうちに‥‥
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樋口 |
何かをガシガシ噛むと、
そのまま唇が上に上がって、
乾いちゃうんですよ。
それで、唇が上にあがったままくっついて、
降りなくなっちゃうんだよね。
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ほぼ日 |
要するに、遊び過ぎ(笑)。
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樋口 |
そう、遊び過ぎ(笑)。
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