ほぼ日 |
ブイヨンが糸井家に来てから、
1年くらいたちますが、
大きく変わったこととかありますか?
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樋口 |
まずね、驚いたのが‥‥
糸井が、こんなにも、
“犬煩悩”な人だとは思わなかったってこと!
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ほぼ日 |
犬煩悩(笑)。
子煩悩じゃなくて犬煩悩。
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樋口 |
そう、犬煩悩だし、
ふだん、あんまりエゴとかってものは
ほとんど出さない人なんですけど、
こと、ブイヨンのこととなると・・・・。
だって、ブイヨンが私になついていたりすると、
すごく嫉妬したりするんですよ。
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ほぼ日 |
へえ〜。
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樋口 |
「こんな人だったんだ!」
って驚きました。
糸井本人も言ってますよ、
「オレはこんな人間だったのか!」
って(笑)。
犬煩悩な夫。
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ほぼ日 |
darling自身も知らなかった性格が
犬を飼うことによって
明らかになったんですねー。
あと、ブイヨンが来てから、
生活自体もすごく変わったんじゃないですか、
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樋口 |
変わりました、変わりました。
とくに、私は、朝が劇的に変わりました。
朝、早起きして、散歩するなんてことは、
ブイヨンが来るまで、
まず、あり得なかったことですから。
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ほぼ日 |
ふだんは、近くの公園まで行って、
お散歩してるんですよね。
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樋口 |
はい。
あの公園が、
あんなにいい場所なんだっていうことは
知らなかった!
この子が来てくれたおかげて、
都会にも、
あんなに自然がいっぱいのとこがあるって、
知ることができたし、
もう、秋だなあ、いい季節だなあ、
なんてことも感じてますよ。
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ほぼ日 |
それにしても、
ブイヨン、この1年で
ずいぶん大きくなりましたよね。
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樋口 |
うん、大きくなりましたね。
あと、最近は、ちょっとふっくらしてきました。
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ほぼ日 |
最初の頃、ごはんをあんまり食べないんだって
darlingが言ってましたけど、
ブイヨンは、ごはんを食べるよりも、
運動が好きでしたよね。
でも、最近は、ごはんもふつうに
食べるようになったようですが‥‥
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樋口 |
ウチは、小さいときから、
ずっと、ドッグフードしかあげないんですが、
ドッグフードの上に
ふりかけをかけてあげるんです。
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ほぼ日 |
ふりかけ?
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樋口 |
はい。
ラムのふりかけなんですけど、
ラム肉を細かく砕いて、
それを、ドックフードの上にかけてあげると、
おいしくなるみたいで、
どんどん食べるんですよ。
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ほぼ日 |
ブイヨンは、小さいとき、
ドッグフードが嫌いでしたよね。
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樋口 |
そうそう。
だって、ドッグフードの袋を開けると
逃げるんですもの。
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ほぼ日 |
空腹でいるよりも、嫌だったんですかね、
ドッグフードを食べるのが。
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樋口 |
そうなんですよ。
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ほぼ日 |
それで、ラムのふりかけをかけてあげた、と。
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樋口 |
はい。
それをかけるようになったら、
ウソみたいに、食べるようになりました。
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ほぼ日 |
へぇ。
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樋口 |
そしたら、ちゃんと太ってきました。
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ほぼ日 |
良かったですねえ。
ブイヨンが、あまりごはんを食べないことを、
私たちも心配してました。
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樋口 |
そうなんですよ。
だって、自分が食べるマネをすると、
ブイヨンも食べるんだって言って、
糸井は、ブイヨンの目の前で、
ドッグフードを
食べるマネまでしてたもの(笑)。
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ほぼ日 |
ああ、見たことあります(笑)。
ごはんのお皿に顔を近づけて、
ガシガシガシって、音を立てながら
食べるマネをするんですよね。
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樋口 |
そう(笑)。
でも、不思議なことに、
糸井が食べるマネをすると、
ブイヨンも、ゆっくりですけど、
食べはじめるんですよ。
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ほぼ日 |
その姿を見たときは、
ブイヨンに対する並々ならぬ愛を感じました。
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樋口 |
すごいですよねえ。
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ほぼ日 |
ブイヨンが、
ドッグフードを全然食べなかったとき、
ドッグフード以外のものを
あげたりしてたんですか?
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樋口 |
ウチは一切、ドッグフード以外はあげません。
それはもう固く決めてますね。
ほんとはあげたいんですけど‥‥。
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ほぼ日 |
わかります、わかります。
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樋口 |
もう、お寿司屋なんかに一緒に連れてって、
トロなんか、食べたい放題食べさせてあげたい。
どこへでも連れてってね、
食べさせられるものなら、
バッカバカ食べさせたいのね。
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ほぼ日 |
たとえば、
ご飯にかつおぶしでとったダシだけでも、
絶対好きですよね。
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樋口 |
好き、好き。そんなのあげたらもう・・・・
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ほぼ日 |
おおよろこびですよね。
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樋口 |
ほんとは、ステーキかなんかも、
300グラムぐらいあげたいよね(笑)。
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ほぼ日 |
馬刺しとか・・・・
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樋口 |
そう! 馬刺しなんかも!
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ほぼ日 |
好きでしょうねえ、絶対。
そうかー、
あげたいという気持ちを
必死に我慢してるんですか。
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樋口 |
してますねー。
ほんとは、どれだけあげたいか!
でも、1回でもあげちゃったら、
もうダメだと思って、
心を鬼にして、我慢してますよ。
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【ここでピンポーン!
というインターホンが鳴る】
ブイヨン、玄関へダッシュで飛んで行く。 |
樋口 |
あっ(笑)。
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ほぼ日 |
これね、ルーシーもヨンコちゃんも、
おんなじみたいですよ。
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ほぼ日 |
お家でもブイヨンは、
ピンポンで、ダッシュしていくんですか?
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樋口 |
そうですね。
人が来ると、落ち着かなくなりますね。
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ほぼ日 |
あと、ブイヨンは、
毎朝、darlingが会社に行くのを
手を振って見送るそうですが‥‥
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樋口 |
ああ(笑)。
あれはね、あの、私が手を出すと、
手を合わせるだけなんですけど(笑)。
じゃあ、ブイちゃん、ブイちゃん、
バイバイを見せてあげましょう。
ブイちゃん、バイバイ、バイバイ!
バイバーイ!
よしよしよしよし。よーくできましたっ。
「バイバイ!」
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ほぼ日 |
かわいい!
ブイちゃんのバイバイが出たところで、
このへんにしましょうか。
樋口さん、ブイヨン、
ありがとうございました!!
また、ぜひ遊びにきてくださいね〜〜。
バイバーイ!
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