■634(m)
「ムサシ」の語呂ですっかりおなじみとなった
東京スカイツリーの高さです。
これは地上から、頂部にある長さ約2mの避雷針の
先端までの高さです。
■32,000(t)
某携帯電話のCMでも紹介されましたが、
タワー本体の地上部分の鉄骨重量です。
高さ300mのエッフェル塔の鉄骨重量は約7,000tで
約4.5倍の重さですが、
これは、使用している鉄の種類や厚さ、
また、敷地など諸条件の違いがあることで、
タワーの高さと重さは一概に比例しないのですね。
■約1,000(m)
東京スカイツリーを中心とした街区は
外周に歩行者空間を整備しますが、
その全周距離が約1,000mです。
パリ・オペラ通りなど世界の有名なプロムナードの
延長が同じくらいの距離です。
周辺を含めて楽しい散策ができそうです。
■2,900(人)
展望台の最大収容人数合計です。
第1展望台が2,000人、
第2展望台は900人という内訳です。
■114(m)
第2展望台の外周部にぐるりと取り付く
「空中回廊」の延べ長さです。
子どもさんは駆け回っちゃうかもしれませんね。
■28,000(m)
東京スカイツリーの設計に先立ち、
上空の風を調査するために打ち上げた
観測気球(ラジオゾンデ)の最高到達高さです。
タワーの高さの約40倍、
なんと、11km〜50kmと言われている成層圏内に
到達していました。
■6,000(種類)
東京スカイツリーの鋼管接合部(仕口といいます)の
種類の数です。
塔体は「そり」と「むくり」をもつ形で、
場所ごとに鋼管の接合部が違っているため、
こんなに沢山でてきます。
接合部は構造上、大事な部分ですから、
一つひとつ全てに安全性の検証を行っています。
■40/60(cm)
東京スカイツリーの中央で制振システムとして、
また避難階段室となっている「心柱」の厚さです。
地上から高さ100mまでが40cm、
高さ100mから高さ375mまでが60cmです。
心柱の厚さが途中で変わっているのは、
制振システムの錘として機能するように
固有周期を調整した結果によるもので、
緻密な解析、シミュレーションに基づいているのです。
■48+48(mm)
東京スカイツリーの第一展望台には下を覗ける
ガラス床が一部にあり、そのガラスの厚さです。
下部外装面は対風圧性能も含めて合計48mm
上部床面は耐荷重性や耐火性から合計48mmの
ガラスを設置する計画にしています。
万が一の火災が展望台床で起きたときを想定して、
実際にガラス床を耐火炉に入れて
実証実験をしています。
■2,523(段)
1階から東京スカイツリー第2展望台までの
非常階段の段数です。
途中には一時待機場所も設けています。
■0.2(度)
ライトアップ用投光器の照射角度の精度です。
タワーは長大ですから、照射角度が少し変わるだけで
その照明効果に大きな差が生まれてしまいます。
デザイン通りの照明効果を実現するためには
長距離照射の超狭角投光照明のライトアップ投光器に
このレベルの精度が必要となります。
■約700,000(polygon)
東京スカイツリー設計に際して作成した
3Dモデルを構成する要素(面)の数です。
実物に比べ多いと見るか少ないとみるかは、
東京スカイツリーのかたちを
「シンプルだけど実は複雑」とみるか
「複雑だけど実はシンプル」とみるかの
表裏でしょうか。
■2008.7.14
工事の着工日です。
ちなみに……、
2009.8.7 高さ100m超え
2009.11.10 高さ200m超え
2010.2.16 高さ300m超え
2010.7.30 高さ400m超え
2010.12.1 高さ500m超え
2011.3.1 高さ600m超え
2011.3.18 最高高さ634m到達
そして、もう間もなく、
2012年2月末に竣工、
2012年5月22日にグランドオープン予定です。 |