今回、「ほぼ日」乗組員が訪ねたのは、
かつて「ほぼ日」と同じビルに入居していたこともある
縁の深いトレーニング・ジム、
「トータル・ワークアウト」。
このジムでは毎日、
「やさしいタオル」が使われている、というのです。
どんな風に使ってくださっているのか、
六本木ヒルズ店で、
トレーナーの池澤智(いけざわ・とも)さんに
お話をおうかがいしてきました。
ほぼ日 | こんにちは。 「やさしいタオル」、いまでも、 お使いくださっていると聞き、 とても嬉しく思っています。 「ほぼ日」と「トータル・ワークアウト」が いっしょのビルに入居していた頃、 7年前になりますが、その当時に、 使っていただいていたのは もちろん知っていたんですが。 |
池澤 | そうですよ、そのときからずっと、 使っているんです。 |
ほぼ日 | 同じものを?! |
池澤 | 同じものです。 そんな、作っている人が おどろかないでくださいよ(笑)。 |
ほぼ日 | いえ、あの、ということは、7年間ですよね? それに、ジムで使われているということは、 使うたびに洗っているということですよね。 毎回洗濯して使って、そんなに長く‥‥。 |
池澤 | えっ、ダメ(笑)? ウチは、業務用の洗濯機で ガンガンに洗っていますけど、 「やさしいタオル」の肌触りは、 やさしいままですよ。 |
ほぼ日 | そうですか! 「ほぼ日」にも、 初代の「やさしいタオル」を 家で使っているものはいますが、 ジムで激しく使われても ちゃんと長持ちするというのは とってもうれしい情報です。 |
ほぼ日 | それで、「トータル・ワークアウト」では 「やさしいタオル」を 施設内のどこで使われているんでしょう? |
池澤 | 主にアスレチック・トリートメントルームで 使っています。 施術する人もされる人も 気持ちよくていいかなあと思ったんですよ。 |
ほぼ日 | アスレチック・トリートメントというのは つまり、マッサージみたいなことですか。 |
池澤 | ボディケアです。まず、説明しておきますと、 ジムに来てくださった方は、 運動して、筋肉を動かして、 汗をかいてもらって、 シャワーをあびて、帰られますよね。 |
ほぼ日 | はい。 |
池澤 | ですが、トータル・ワークアウトが 一般的なジムと違うのは、 第一の目的を「体づくり」「体を変える」 ということに主眼を置いているということなんです。 だから、たとえば、 “優雅なスパ的な要素”というのは、 ウチの場合は、ゼロなんですね。 |
ほぼ日 | ジャグジーとか、サウナとか‥‥ |
池澤 | そういうものは、ないんです。 でも、そんな私たちの施設でも、 唯一、リラックス系の要素がある空間が アスレチック・トリートメントルームなんです。 ここでは、針灸師の資格者や マッサージの技術者が、 運動を終えた人にトリートメントを施して、 筋肉をほぐすということをしています。 「やさしいタオル」を使っている場所は そこなんですね。 |
ほぼ日 | なるほど! |
池澤 | やはり肌触りがやさしいというのが、 「やさしいタオル」の印象でしたので、 それなら、そのやさしい肌触りをお客さまにも 感じて帰ってもらえたら いいなぁと思ったんですよ。 それに、施術側も身体をもみほぐす手が 「やさしいタオル」に触れて、気持ちがいいですよね。 お客さまにもスタッフにも 「やさしい」なと考えたんです。 |
ほぼ日 | ありがとうございます。とてもうれしいお話です。 その、比べてしまっては申し訳ないのですが、 ジムで使う「消耗品」としてのタオルにしては、 高価な商品だったと思うんですが──。 |
池澤 | はい。思い切った導入でした。 「トータル・ワークアウト」を立上げた頃は、 世に知られてもらうために、 ブランディングということを 一所懸命にやっていた時期だったんですね。 そのときに、「やさしいタオル」を使うことは、 私たちにとって、大事なことだったんですよ。 |
ほぼ日 | トータル・ワークアウトというブランドを 確立していくお仕事ですね。 |
池澤 | そう。7年前のトータル・ワークアウトは、 「やさしいタオル」を アスレチック・トリートメントの ひとつの特徴にしちゃおう、 と考えたんです。 もちろん、「やさしいタオル」の 吸水性の良さとか、 デザインのかわいさとか、 そういういい点もたくさん知っていたのですが、 いちばん大切なポイントは 「肌触りがやさしい」ということでした。 それをアスレチック・トリートメントのイメージと 結びつけて、謳っていったんです。 |
ほぼ日 | なるほど! そうやってブランディングの ひとつとして使ってもらっていたなんて、 全然、想像していませんでした。 ところで、そのアスレチック・トリートメントルームでは 具体的にはどんな使い方をされているんでしょうか。 |
池澤 | トリートメントを受けるお客さまの 下に、全面に敷いて使います。 そして、上から、ふわっと、かけています。 お客さまも、自分の身体に強く関心がある方々ですから、 体に触れるものには、もちろん、敏感です。 それ以前、使っていたバリバリしたタオルから 「やさしいタオル」に変えたときは、 とても大きな反響をいただきました。 「何、このタオル?!」 って、すぐに違いに気づいてくれる人もいらして。 ホテルに行ったときに 備え付けのタオルが高品質だったりすると、 「いいなぁ」とか思って 欲しくなったりするじゃないですか? そういう気持ちを お客さまから引き出したかった。 トータル・ワークアウトにとって 「やさしいタオル」の導入は、 とてもよかったんです。 |
ほぼ日 | ありがとうございます! そこまで褒めてくださると 恐縮してしまいます‥‥。 ところで、池澤さん個人としても お使いいただいていますか? |
池澤 | はい。しっかり使わせてもらっています。 基本的にはお風呂場で使っています。 そして、やっぱり、吸水性がいいから、 スポーツとの相性は、とてもいいですよね。 汗をかいても、よく吸ってくれるなぁと思います。 ちなみに、母のいる実家でも 使わせてもらっているんですが、 母はいつもバスタオルを外干しするんです。 「(外で干すと)バリバリになっちゃうのにー」 とか心配しながら見ているんですけど(笑)、 「やさしいタオル」って、 いくら外で干しても、 やさしい肌触りが、意外と保たれるんですね。 |
ほぼ日 | はい、大丈夫です(笑)。 これからもどんどんおひさまに干してくださいね。 今日は、やさしいタオルをつくる側としても、 専門のスポーツ施設での使われ方を知ることができて、 とてもうれしかったです。 お忙しいなか、 どうもありがとうございました! |
1887年米国シアトルで ケビン山崎氏が創設したトレーニング・ジム。 日本での創業は2001年。 パーソナル・トレーナーのもとで、 ウエイト・トレーニングと食生活指導を受けながらの “人生を最高に充実したものにする”ための 身体作りを提唱しています。 現在、東京・渋谷、六本木、福岡の3店舗があります。 今回、取材に応じてくださった池澤智さんは、 トータル・ワークアウトの創業メンバーであり、 たくさんの著名人や運動選手のトレーニングを担当、 高い評価を得ているかた。 食生活の指導も行っており、 著書に『つよくやさしくうつくしく』(ぴあムック)、 『トータル・ワークアウト式 3週間ダイエットバイブル』(法研)、 『モテからだレシピ』 (ヴィレッジブックス パンツェッタ喜久子共著) などがある。 |