Hobonichi Striped-T Institute

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「スマートボーダー」も、
「原点のボーダーシャツ」同様、大詰めです。


まずは、「スマートボーダー」のサンプルが、
全サイズそろいました。
(ピッチはまだ未調整ですが、ボーダー柄入りです)
サイズ各部に問題はないか、轟木さんはもちろん、
いろんな乗組員も着てみて、検証します。



いつもXSを着ていた轟木さん、
今日は男性用のSを着てみました。
ジャストサイズのXSとはまたちがって、
ゆったりとしたラインが新鮮!
女性が男性のサイズを着ても、
ちゃんときれいなシルエットを保っています。


「女性で、ゆったり着たい人、
 長袖で着たい人はSを選んでもいいですね。
 男性用を着てもシルエットがきれいなのは、
 ひとえに森さんのおかげ。
 お願いできて、よかったです。」

続けて、さらに1サイズ上のMも着てみます。



「わたしのふだんの着方、
 『総ボーダーはオーバーサイズで』なら、
 サイズはMでゆったりと。
 うん、いいかたちですね。
 ぜひ、ほかの方の意見もきかせてください!」


試着一人目は、小柄なわかた。
XSを着てもらいます。



ああ、ぴったりですね。
わかたのためにつくったといっても
過言ではないくらい、すっきりと収まっています。
着た感想はどうですか?


「わたしにぴったりのサイズの服って
 なかなかないんですけど、
 これはほんとうにジャストサイズです!
 合うサイズがあって、うれしい!
 着心地もいいですね。」


ご満悦のようすで、なによりです。


次は、ボーダー好き女子中原です。
SSを着てもらいました。



ボーダー好きとして、
「スマードボーダー」はいかがですか?


「(きっぱりと)いいボーダーですね。
 『ちょっと厚いかな?』と思ったんですけど
 着てみるとかたちが
 すごくきれいで全然気になりません。
 これは、ほしいです!」


おお、ボーダー好きに「ほしい」といわれると
自信がつきます。



つぎは大柄な高村です。
SSを着てもらいました。いかがですか?


「もし自分でえらんだら、
 自動的にこの1サイズ上を選ぶと思います。
 でも、いまSSを着てみたら、
 胴の部分がきゅっとしているのに、
 全然いやじゃないんです。
 むしろ、きれいなシルエットのおかげで
 やせて見えて、このサイズでいいのかも。」


ああ、そうですね、体のラインに沿ったかたちなのに、
きゅうくつじゃないんですよね。



「そうそう、そうなんだよね。」と、
ひろせも(Sサイズ着用です)。



Lサイズ着用のじゅんぺいも加わり、
だんだん室内のボーダー人口が増えてきました。


せっかくだから、全サイズを着て、
みんなで記念撮影しましょう。



こんな角度からも撮ってみたりして。
なんか、バンドのアーティスト写真みたいですね。
どんな音楽やってるんだろう?



いまさらながら、ボーダーって、なんだかたのしいです。
みんなで着ていても、いやじゃない。
おもしろいですねえ。


さて、轟木さん、どこか調整は必要ですか?


「いいえ。このままでいいと思います。
 袖や裾の長さ、首回りの見え方など
 すてきです。きりっとしています。」


製品の仕様としては、さいごに生地の風合いを、
すこしだけ調節をしました。
すでに生産に入っていた生地を加工したため、
当初予定していたピッチ「6.7mm:15mm」が、
「6mm強:14mm強」くらいになったのですが、
風合いのほうを優先することにして、
これでゴーすることになりました。


さぁ、あとはカラーバリエーションを残すのみ。
次回、「スマードボーダー」が完成します!


轟木 節子(とどろき・せつこ)

スタイリスト。
1972年、熊本生まれ。
ファッション誌、カルチャー誌、広告などで幅広く活躍。
シンプルな中にスパイスの効いた、
独自の空気感が漂うスタイリングが人気。
ナチュラル志向なライフスタイルも注目されている。
モデル・女優の今宿麻美さんのフォトエッセイ
『HEART BALANCE』(双葉社刊)で
フォトグラファーとしてもデビュー。
日々のスタイリングのヒントがつまった
『毎日のナチュラルおしゃれ
着こなし手帖』
が発売中。

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