HOBONICHI HOBONICHI

HOBO SUPER OMISE SHOP

もの好きさんいらっしゃい

好きなものを集めたら、
ちょっぴり奇妙な「雑貨」が集まる店ができました。
店の名は『HOBO SUPER OMISE SHOP』。
自分の人生に必要かと言われたら、
そんなことはない。
でも、所持したい。
コレクターになるというよりも、これは所持欲。
自分が買わないで誰が買う。
自分が買わなかったら誰かに買われてしまう。
買わねば。
そして家やお気に入りの場所に飾ることを、
たのしみたい。
バイヤー経験もある目利き店主、
塚本太朗さんが集めた品々を
ひとつずつ見せていただく連載です。
週に2回、火曜と金曜にお届けします。
1月の「生活のたのしみ展」にも出展するので、
どうぞおたのしみに。

塚本太朗さんプロフィール
#01

unpisさんの絵とポスターライト unpisさんの絵とポスターライト

2025年1月の生活のたのしみ展には
「HOBO SUPER OMISE SHOP」
というお店が登場します。
かわいいものやヘンなものが、所狭しと並ぶ店です。
店長はクリエイティブディレクターの塚本太朗さん。
このコンテンツでは、お店にやってくるアイテムの
「ここがおもしろい、好き」というところを、
塚本さんにどんどん聞いていきますよ。
塚本さん、よろしくお願いします!

よろしくお願いします!

さっそく、
「HOBO SUPER OMISE SHOP」の
ロゴをつくってくださった、
イラストレーターのunpisさんについて
お聞きしてもよいでしょうか。
unpisさんにロゴを依頼したいというのは、
塚本さんからのご提案でしたね。

unpisさんのイラストは、もう、
単純に大好きなんです。
じつは、5年ぐらい前から
「いいなあ」と思っていたんですよ。

5年も!

「いつか一緒にお仕事できたらいいなぁ」
「早くお声がけしないと、
unpisさんが引く手あまたになっちゃうぞ」と
アワアワしているうちに、
予想どおり、どんどんお名前が知られていって。
このあいだも個展におじゃましたのですが、
僕が行ったときには、初日にもかかわらず、
ほとんどの作品が売れていたんですよ。

へえぇ、すごいです。
若い人も好きそうですし、
きっと、あらゆる世代にファンがいるんですね。

ほんとうにそうだと思います。
個展にも、若い人からご年輩の方まで、
大勢来ていました。
わりとおじさんも多くて‥‥、
かくいう僕もおじさんですけど(笑)。

大人気なunpisさんの作品のなかで、
塚本さんがゲットしたのはこちらの絵ですね。

はい。これは、今年描かれた作品です。
『不明なオブジェクト』
というシリーズのひとつでした。
大阪で食べたモーニングのセットを
参考にしながら制作なさったそうです。

確かに、モーニングのメニューですね! 
卵とパンと、トマト。

「身の回りにあるさまざまな物体
(オブジェクト)を、
オブジェをつくるような気持ちで
絵の中で組み合わせて描いてみました」
と説明がありました。

なるほど、おもしろいです。
発想と作風で、
「どんな方なんだろう?」と気になっていました。
謎めいていますよね。

そうですね。

そんなunpisさんが最近制作されたのが、
この「サカエマーク」さんのポスターライトです。
ポスターにライトがついているんですね。

ありそうでなかった、よく考えられた商品です。

unpisさんの絵がすごくマッチしていて、
かわいいです。

福井県の鯖江にあるデザイン会社
「TSUGI」がデザインを担当しているそうですよ。

そうなんですね。
珍しい形だけど、しくみはシンプルで、
照明として使いやすそうです。

これ、組み立て式なんです。
照明部分もポスターも一式、箱に入っています。
付属のUSBケーブルを電源に接続して使うんですよ。

unpisさんのほかの作品とは少し違って、
淡い色で統一されています。
暗いところでライトを点けると、
また雰囲気が変わるんでしょうね。

わあ、点けてみるのがたのしみです! 
ちなみに、unpisさんと塚本さんはいま、
ある立体物でのコラボを計画中だとか。

そうなんです。
少し先ですが、かわいいものができそうです。

どんな製品になるんだろう。
続報をお待ちしています! 
まだまだunpisさんが気になりますが、
次のアイテムに移りましょうか。
えーと、次は‥‥わっ、かわいい!!

(ふたつめのアイテム紹介につづきます)

X instagram
unpis
イラストレーター。
福島県生まれ。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業後、
都内のデザイン事務所、岐阜県のメーカー勤務を経て
2020年よりフリーランスのイラストレーターとして活動。
ニュートラルな線とかたち、
少しウフフとなる表現を心がけている。
その表現が老若男女、国内外を魅了する。
2025年開催「生活のたのしみ展」に出展する
HOBO SUPER OMISE SHOPのロゴを手がける。
X instagram