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HOBO SUPER OMISE SHOP

もの好きさんいらっしゃい

好きなものを集めたら、
ちょっぴり奇妙な「雑貨」が集まる店ができました。
店の名は『HOBO SUPER OMISE SHOP』。
自分の人生に必要かと言われたら、
そんなことはない。
でも、所持したい。
コレクターになるというよりも、これは所持欲。
自分が買わないで誰が買う。
自分が買わなかったら誰かに買われてしまう。
買わねば。
そして家やお気に入りの場所に飾ることを、
たのしみたい。
バイヤー経験もある目利き店主、
塚本太朗さんが集めた品々を
ひとつずつ見せていただく連載です。
週に1回お届けします。
1月の「生活のたのしみ展」にも出展するので、
どうぞおたのしみに。

塚本太朗さんプロフィール
#02

hitoco_gamaguchiさんのがま口 hitoco_gamaguchiさんのがま口

次にご紹介いただくのは、
「hitoco」さんの、がま口です。
これは、私たちもたまたま知っていました。
小説家の吉本ばななさんが
このシリーズをたくさん集めていらして、
以前教えてくださったんです。

へえ、よしもとさんが!

hitocoさんは、
2024年のほぼ日手帳カバーを描いてくださった、
イラストレーターの北岸由美さんとも
お友だちなんだそうです。
じつは、北岸さんのカバー「おみやげ」
(こちらの商品は完売しています)のなかに、
hitocoさん作のがま口も
描かれているんですよ。

そうだったんですね。
いやぁ、なんとも言えないかわいさがあります。
一点ものですし、好きな人は多そうです。

同感です。
「実用的なぬいぐるみ」とも言えますよね。

友だちと会うときにこれを持っていったら、
びっくりされそう(笑)。

「そのかわいいの、何!?」って。

僕のようなおじさんが持ってても、
いいんですかね‥‥。

むしろ、すごくお似合いです。
「悪い人じゃないだろうな」というのが、
わかります。

そうか(笑)。
確かに、これを持っている人は、
絶対悪い人じゃない。

間違いないです。
hitocoさんによると、
たのしみ展のお店のために
20~30個くらいのがま口を
ご用意いただけるようです。
「壁に並べたらかわいいのでは」と
ご提案もいただいています。

おお、壁に! いいですね。

1個1個のがま口に、
それぞれの名前や設定、ストーリーがあるから、
いっせいに並んだらさらにかわいくなりそうです。
塚本さんなら、このがま口に何を入れますか? 

そうですね‥‥。充電器とか、コードとか。
あとは、イヤホンも入りそうです。

ちょうどいい大きさですね。
紐をつけて、
ネックレスみたいに首から下げたいです。

‥‥(首から下げる)どうですか。

かわいい。

かわいいです。

絶対悪い人じゃない。

いい人だ。絶対いい人。

よかった。かわいいおじさんになれました(笑)。

(3つめのアイテム紹介につづきます)

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hitoco
バッグやガマグチを、一点一点手作りで
制作するアーティスト。
「手作り」にしか出せない雰囲気や
繊細な作りを大切にしたものづくりをする。
ひとつひとつに、ストーリーがあり、
作品のタイトルもいっしょにたのしめる。
独特で愛嬌ある世界観と、
実用性をかねそなえ、
展覧会などでは多数が壁に飾られることが多く、
見るものを魅了する。
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