第4回 区別がつかない。
南 あのさ、「ヒロシです」って言う人がいたでしょ。
糸井 ヒロシだろ?
南 ヒロシなんだけどさ。
糸井 そりゃヒロシだよ。
「ヒロシです」って言ってるんだから。
南 あのヒロシのバックにかかってた音楽も
なんか悲しい雪の歌じゃなかったっけか?
糸井 そうだっけ?
南 雪が降ってて、あなたは来ない、みたいな。
糸井 それは『雪が降る』でしょ。アダモの。
ぼくが言ってるのは『雪の降る町を』。
南 うん。
糸井 ヒロシの曲は、
それともまた違ったと思うよ。
南 あの人、最近出ませんね。ヒロシ。
なんか、CMに出てたか。
糸井 ヒロシとか、ギター侍はさ。
南 うん。
糸井 出てるとか出てないとか
そういう話をするんじゃなくてさ、
ひとまとめにして考えて、
「そういう村にいる」というふうに
とらえたほうがいいんじゃないですかね。
南 あ、なるほど。
「そういう村」いいねぇ。
糸井 うん。今日も元気でいるんだ。
南 行けば、いっぱい、うようよいる。
糸井 うん(笑)。
つまり、「ヒロシ的な村」?
南 「ヒロシ的な村」ですか。
糸井 ギター侍がいたり、あの、
モヒカンにした金髪みたいな女の子が
プロレスの格好してたり。
南 ああ、はい、はい。
糸井 今日も元気にいるわけだから、
そこは伸坊が気遣わなくともいいんだ。
南 なるほどね。
最近、あんまりテレビ観てないからさ、
どうしてんだろうって思っちゃってね。
糸井 いや俺もそんなには観てないけどさ。
南 あれだね、夜中のテレビ観なくなると、
お笑い関係に疎くなるね。
糸井 疎くなる、疎くなる。
でも、疎くなってもいいと思う(笑)。
南 うん。いいんだけどもね。
糸井 あと、どういうんでしょうかね、
年を取るとだんだん若い女の子の顔が
みんな、一緒に見えて来るんだけど。
南 うわ、それ、ものすごく年寄りっぽいね。
一同 (爆笑)
糸井 そうかな。
南 オレ、それはまだ言わないことにしてる。
糸井 オレだって、つい最近だよ。
カミさんとテレビ観てて、
つい、そう言っちゃったんだ。
南 突っ込まれたよね、きっと。
「ジジくさーい」とか。
糸井 いや、それがさ、
「そういうの、あるかもしれないね」って
ふつうに言われた。
南 はははははは。
糸井 つまり、なにが言いたいかというと、
お笑いも、若い女性タレントも、おんなじで。
南 ああ、ああ、なるほど、同じだね。
流行ってる人たちだ。
糸井 「区別がつかねぇな」って言う人たちがいてね。
南 そういえば、昔、赤瀬川(原平)さんがね、
ええと、松本伊代と早見優の区別がつかなくて、
ふたりを並べて観ると
立体視ができるって言ってた。
糸井 はははははは。
南 こうして、ふたりの写真を並べて置いてさ。
「立体になってきた」って(笑)。
(のんびりと、つづきます)

2008-05-02-FRI


(C)HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN