バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
2003年、フランスに単身で渡り、 現在はパリを拠点にヘアメイク&フォトエッセイストとして 活躍しているとのまりこさんが、 愛犬のバブーくん(アイルランド出身)を相棒に、 パリ暮らしのちょっとびっくりな出来事や、 へぇ〜っと感心する習慣などなど(*)をお届けします。 *もちろんすべてのフランス人やフランス全土に共通しないこともあります。 週に1回、でも気まぐれにもっと更新するかも? すてきな写真とともに、おたのしみください。 Amusez-vous bien!

 
とのまりこさんと バブーくんのプロフィール
 




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パリの高級百貨店が
「コンビニ」になった?!

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パリの高級百貨店が
「コンビニ」になった?!

バブー

みなさん、ボンジュ~ル。
パリにいながら
日本のコンビニに行ける‥‥。
そんな夢のようなことが
今、パリで起きているよ!

 

とのまりこ
パリ7区にある老舗の高級百貨店
『ボン・マルシェ』。
創業はなんと1852年!
パリで最も歴史ある百貨店のひとつが、
今年の秋のテーマとして選んだのが‥‥
『Super Japon』(スーパー・ジャポン)
なんです。

8月29日から10月18日まで、
館内が丸ごと巨大なコンビニに
変身しています。

 

『世界最古のデパート』のひとつである
高級百貨店「ボン・マルシェ」。
日本のおいしい、楽しい、かわいいが満載の
『スーパー・ジャポン』という企画で大盛り上がり中。

 

バブー
「コンビニ」は
フランス語でも「Konbini(コンビニ)」
って言うんだよ。
日本語がそのまま
フランス語になっているくらい、
パリっ子にとって日本のコンビニは
特別な憧れの存在なんだ。

「24時間開いていて、
食べ物も、雑貨も、文具も、
なんでも揃う魔法の空間」として、
カルチャー的な人気があるんだよ。

 

日本の百貨店で開催される「フランス展」の逆バージョン、
フランスで開催される「日本展」という感じ。

 

とのまりこ
会場に入ると、
1,000点以上の日本の商品がずらり。
本館のお隣にある食品館
「ラ・グランド・エピスリー」では、
出汁、調味料、海藻、限定の和スイーツ、
メロンパンetc., etc.!
ありとあらゆる日本の食材や食品がずらりと並んでいます。

 

日本食を作るにあたって必要な調味料から、
コンビニで売っているようなお菓子から、
思いつく限りの日本食品がずらりと並んでいて、
売り切れているものもいっぱい。

 

バブー
食べ物だけじゃないよ。
たまごっち、モンチッチのぬいぐるみ、
ゲームセンターのアーケードゲーム、
スカジャン(刺繍入りのボンバージャケット)、
Hello KittyとCare Bearsのコラボグッズetc.
1990年代から現代まで、
日本のポップカルチャーが
ぎゅっと詰まった空間になっているんだ。

 

日本関連の本、食器、雑貨、キーホルダー、
文房具など、ありとあらゆる「ジャポン」。
『たまごっち』や『モンチッチ』も人気で、
パリでもあちこちのお店で売られているのを見かけます。

 

とのまりこ
さらに9月10日~19日の
パリ・デザイン・ウィーク期間中は、
日本の匠の技と
現代デザインを掛け合わせた
インスタレーション展示も加わります。

そして10月13日~18日にはコム・デ・ギャルソン、
ヨウジヤマモト、イッセイミヤケなど
伝説的な日本人デザイナーの希少な
ヴィンテージ・ピースのオークションも開催予定なのだそう。

日本の『かわいい』から
『職人技の美』まで、
本当に振り幅が広いビッグな企画です。

 

食品から雑貨までありとあらゆるものがありすぎて、
お伝えするのが難しいけれど‥‥。
ロフトとか東急ハンズをそのまま運んできました
という感じのラインナップ。
日本に一時帰国している感覚になるほど、
「ジャポン」が再現されてます。

 

バブー
『sacai』(サカイ)の
限定ポップアップ『sacai TO GO』も
出店しているよ。

アパレルだけでなく、
週替わりで日本風のフードや
ドリンクも展開しているから、
食べながら買い物ができる
楽しい空間になっているんだよ。

 

「サンリオ」と「ボンマルシェ」と「ケアベア」
(フランスでは「ビスヌール」と呼ばれる)の
トリプルコラボ限定グッズもたくさん。

 

とのまりこ
息子の学校のお友達ファミリーも
日本好きな人が非常に多い上、
徒歩圏内に住んでいる人が多く、
初日から何通も
「日本のイベントやってるの知ってる?!」
「まりこはもう行った?!」
「めっちゃ買い物して帰ってきたよ!」などなど
大量の報告が送られてきました(笑)。

ちなみに、パリに住んで23年以上になる私も
日本に一時帰国するたびに
まず最初に行きたいのが、コンビニ。
大興奮して怪しいくらい何十分も
ウロウロしてしまうのが(笑)、コンビニ。

フランスにはコンビニが存在しないので、
そして24時間営業のお店なんて、
夢のような便利なこともないので
まず覗きたいのがコンビニなのです。

日本で生まれ育ち、当たり前にコンビニに
囲まれてきた私でもこうなるのだから、
外国人からしたら、
どれだけ楽しくワクワクする場所か!

 

フランス人みんなが、かなり真剣にすごい勢いで買い物。
「ジャポン」人気を目の当たりにして、
ちょっと胸が熱くなるほど。みんなが何を買っているのか
「カゴ拝見」企画をしたくなりました(笑)。

 

バブー
おにぎり、肉まん、スイーツ、アイス、おでん、
唐揚げ、お菓子、お酒、ジュース、雑誌、
化粧品etc., etc.
「棚の端から端まで、上から下まで欲しいものだらけ!」
という驚きが、海外の人たちにとっては衝撃的なんだ。

とのまりこ
日本食ブームはもう何年前から過熱しているか、
もはやわからないくらい過熱の勢いは止まらないのですが、
パリ一番の老舗百貨店(しかも高級!)
『ボン・マルシェ』が一見その場所にそぐわない
『コンビニ』をテーマにしたのは、
パリっ子の心を完璧に射抜いている
面白い企画だなあと思います。

 

寿司キーホルダーだの、「渋谷」「大阪」「富士山」キャップだの、
とってもベタなお土産っぽいものもいっぱいありました!

 

バブー
たくさんのメディアがこの企画を紹介していて、
あちこちで記事を見かけるけれど、
「この秋、飛行機のチケットはいらない。
パリで日本の空気が吸える」
なんて書いてあるものもあったよ。

 

 

8月29日から10月18日まで、
『ボン・マルシェ』で開催中のイベント、
フランス人たちが何に喜び、いいなと感じるのか、
ちょこちょこ観察に行こうと思っているよ!

それでは今週もよい1週間を!

 

ボクもしばらく日本に帰っていないから、
日本の空気を吸いに行こうっと!

 

*とのまりこさんの本*


「シンプルシックで心地よい暮らし
パリの小さなアパルトマンで楽しむおうち時間」
出版社 : 世界文化社
発売日 : 2021/5/29

 

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
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illustration:Jérôme Cointre