りか |
せっせ。せっせ。
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アロハ |
はぁー。
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ゆーないと |
どたばたどたばた。
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アロハ |
ふぅー。
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オガー |
こらー!
年末休暇前の忙しいときに、
なに乙女チックな
ため息ついてる!
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アロハ |
「新選組!」が終わっちゃって、
気が抜けて。
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オガー |
「忠臣蔵」と混ざってて、
討ち入りはいつなのか
気になってたあのアロハ・トミタが
変わったものよのぅ。
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アロハ |
‥‥夏ぐらいまで、最終回は
討ち入りのシーンだと思ってました。
でも、読者にもそういう人、
いましたよ。
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りか |
それはそうなんだけど。
ともあれ「新選組!」はよかった。
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アロハ |
あー! またなにか、
時代劇が見たいです。
時代劇に詳しいオガー、
いいの教えて!
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オガー |
だったら「忠臣蔵」関係のドラマとか
見ればいいんじゃない?
あっちとこっちがすっきり分かれるよ。
ちょうど、12月28日に
年末スペシャルで
「徳川綱吉 イヌと呼ばれた男」
(フジ系)っていうのがあって、
それが赤穂浪士を扱ってる。
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ゆーないと |
わー。こっちはSMAPの草なぎ剛くんが
主演なんだ。たのちみー!
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りか |
この前ヨメナ語でも特集したよね。
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アロハ |
うう。
実は、あれ、
ほとんど無理やり読んでました。
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りか |
え、どんなふうに?
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アロハ |
あーーー、もう、
日本人の心をもつすべての人に
バカをさらけだすつもりで、
私の回答を披露します。
あかほろうし(赤穂浪士)
あさのないしょあたまながこたつ
(浅野内匠頭長矩)
おおいしないぞうすけ(大石内蔵助)
おおいししゅぜい(大石主税)
きらこうずけのすけぎおう
(吉良上野介義央)
でんちゅー(殿中)
だいぶつじろう(大佛次郎)
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オガー |
ああ。
正解といえるのが ひとつしかない。
しくしく。
「あさのないしょあたまながこたつ」!
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りか |
帰国子女だから‥‥じゃないよね。
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アロハ |
ええ。ウチの兄なんか、完ぺきに
漢字を読みこなすし、時代劇ファンです。
わたしは漢字も歴史も苦手なんだってば!
もぅこれは個性ですから!
「忠臣蔵」のストーリーも
ろくに知らないですよーだ!
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オガー |
どうどう。怒らないで。
いまおっちゃんが
アロハちゃんにもわかるように
説明するがな。
えーこほん。
「あかほ」の
「あさのないしょあたまながこたつ」が
えらいさんに、けっこう重要な任務を
命じられたのね。
でも、「あたまながこたつ」は
「あかほ」の田舎もんだもんで、
それはたいへんな重荷であったわけ。
そこで「きらこうずけのすけぎおう」に
いろいろ教えてください、
と頭を下げたんだけど、
「きらこうずけのすけぎおう」は
ちょっと意地悪で、
ちゃんと教えてもらえず、
要所要所で失敗をくりかえしてしまい、
「あたまながこたつ」は、
どんどん窮地に追い込まれるの。
で、とうとうキレちゃった「ながこたつ」は
「でんちゅー!!」で、刃傷に
及ぶのな。
で、「ながこたつ」は切腹ー!
それに腹を立て、
「ながあたま」の敵を討とうと、
「あかほ」のろうし、
「おおいしないぞうすけ」率いる47人、
このなかには
「おおいしないぞうすけ」の息子
「おおいししゅぜい」もいるのが
「のすけぎおう」の家に討ち入ったわけ。
それが旧暦の12月14日。
まぁ、これは一つの説であって、
「のすけぎおう」は本当は
いいヤツだったみたいだよ、
ていうはなしもあって。
「ながこたつ」こそ、
本当に田舎侍でどうしようもなく、
「のすけぎおう」は、
その教育係に任命されちゃって
ほとほと疲れたらしい、とかね。
こういうメールもいただいたよ。
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=
愛知県にある吉良町
(吉良氏が領主を務めていた土地)の
広報物ではすべて
「きらこうずけのすけ よしなか」
ではなく
「きらこうずけのすけ よしひさ」
と表記しているんです。
以下、町のサイトの
「吉良の三人衆」を
ご参照くださいませ。
ちなみにこの地元では、
吉良公は洪水を守るための堤防や
新田開発を進めた「いい人キャラ」として
言い伝えられていて
町民は時代劇での
「いじわるジジイキャラ」に
心を痛めているとか。
でも、今は赤穂市とも
スポーツ交流などを通じて
仲良くしてるみたいです。 |
歴史っちゅうもんは、あとから語る人の
さじ加減ひとつなんだよね。
それに気づいたのが、新選組では
永倉新八なんじゃないかな。
だからこそ、史実でも袂をわけたのに、
のちのち、新選組について書きのこしたり、
墓碑を立てたりしたんだと思う。
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アロハ |
はあああ。よくわかった!
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りか |
な、なんか逆にわかんなくなった。
「おおいしないぞうすけ」、ねえ。
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アロハ |
正しい読み方を勉強します‥‥。
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ゆーないと |
そっかー。年末の話だから、
よくこの時期にやってたのかー。
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オガー |
そうだよ。今年もあと少しだねえ。
年賀状書いた?
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ゆーないと |
年賀状で思い出したんすけどぉ、
よく、「頌春」って字が
書いてあるじゃないですか。
アレなんて読むんですか?
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オガー |
おお! 正月ヨメナ語!
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アロハ |
昔からある行事には、
読めない言葉がたしかに多いね。
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ゆーないと |
でっしょお??
「迎春」、「恭賀新年」、
ええと、あと、なんだっけ、
家の前に飾ったりするやつとか。
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オガー |
門松?
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ゆーないと |
そうそれ。それも最近まで、
その字があの読みだって、
知りませんでしたよ。
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オガー |
これはいろいろありそうだなあ。
直前だけど募集しましょ。
みなさん、ぜひ、
「正月ヨメナ語」送ってください!!
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アロハ |
そうそう!
すっきりして新年を迎えようー!
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りか |
はぁぁ。
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アロハ |
どうしたの?
嫁として、お正月準備がたいへん?
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りか |
今までお正月は旅行とか行ってて、
彼の家のお節、
つまりお義母さまのお節料理を
食べたことがなかったのね。
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オガー |
ふんふん。また嫁な語か?
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りか |
ことしは彼の家でお正月を迎えるから
勉強しておこう! とおもって、
お義母さまに、
「お雑煮のお餅は丸ですか?
角ですか?」
ってなにげに聞いたら‥‥。
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オガー |
まあ、家それぞれだからねえ。
んで、聞いたらどうだったの?
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りか |
「それは秘密です」って。
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ゆーないと |
!!
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りか |
お義母さまに嫌われているのかしら‥‥。
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オガー |
さ、さあ。
大掃除も済んだし、みなのものー。
撤収ー!
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りか |
こういうときに返す「嫁な語」も
もしあったら送ってくださーい‥‥。
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アロハ |
く、暗くならないで!
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