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ほぼ日手帳

糸井重里

・「AI」のことと「ちいかわ」のことばかり考えてます。
 しょうがないですね、考えるに足ることなのだから、
 ぼくの考えることは、ぼくの決められることなのだから、
 「AI」のことと「ちいかわ」のことを考え続けます。
 こういうことも「主観」を大事にするということです。

 娘の娘が「ちいかわ、もう1回見たい」と言ったとき、
 「しげちゃんといっしょに行こうか?」と聞いたら、
 温度がなくなったような無表情な顔してだまりました。
 あとで、「なんて答えたらいいかわからなかったから」
 と、はじめて聞いたようなひとことを言いました。
 経験したことも考えたこともなかったんだよね、そっか。

 ちいかわ(=作者ナガノさん)の影響で、
 冷凍のごはんをチンして、バターとしょうゆで食べました。
 これがうまいのはよく知っていましたが、
 なんか「変な人のすること」みたいに見られていたので、
 社会に出てからは、けっこう自制していたのでした。
 納豆も卵も認められているのに、バターはダメなのか、
 という気持ちもあったけど、やらないでいたのです。
 しかし、個人的な「ちいかわムーブメント」のおかげで、
 気持ちよくやりましたよ、おいしいですよ、もちろん。
 同じように、「明星チャルメラ」も取り寄せました。
 どちらも、大人になってからの価値体系のなかでは、
 「ま、これでいいか」と選ぶものになってます。
 しかし、ナガノ先生も、ちいかわたちも、
 ほんとうに「おいしいね」と食べているのです。
 その描写が、自然で満足そうで、かっこいいのです。
 講釈たれ放題のグルメ野郎の「あれはダメだね」
 みたいな批評ごっこよりも、「おいしいね」は強い。
 ぼくも、バターしょうゆごはんも、チャルメラも、
 おいしく食べる人に戻れると思うのです。
 「吾唯知足(われただたるをしる)」などと、
 説教がましいことは言いませんよ、「おいしいね」です。

 ◆さて今日は、no.015「5億円もらったら?」です。
 あんがいとてもむつかしいかな、自由に主観でどうぞ。
 よろしかったら、メールで書いて送ってくださいな。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
最初に1億円って書いて、修正して5億円にしたんです(笑)

昨日のコラムを読み逃した方はこちら。

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