糸井重里
・「身も蓋もない」んだけれど、
根本的にすっごく重要なことというのがある。
例えばだけれど、ここでも何度か書いた
吉本隆明さんの「親鸞に興味を持った理由」が、
「もともと浄土真宗の信仰に篤い家だったのが大きい」
と語られたことなどもそうだった。
「いつもテレビが点いているのは?」という質問に、
「さみしいからじゃないでしょうかね」という答えも。
いかにももっともらしい答えではないから、
取材する人とかががっかりするかもしれない。
しかし、ほんとうに根本的なところの話なのである。
そういうのに、すっごく近いんだけどね、
小沢健二のすっごくパワーに満ちたライブを見て、
ぼくは、そのエネルギーのことばっかり言ってる。
わかるんだ、なにを意図しているか、感じてほしいかは。
でも、そういうことはやっぱり「樹木」で言えば、
花であり実の部分なんだよね。
その見事さについて、みんなが語り合ってるのは賛成だ。
だけど、ぼくにはその花や実をつけさせている
根本(根であり本である)力が感じられて、
そっちのほうばかりを言いたくなったんだよね。
身も蓋もなく、失礼も無礼も顧みずに
「あいつ、すっごく丈夫なやつなんだ!」と思ったのよ。
それこそ、ちょっと繊細そうな坊っちゃんみたいに見えて、
ほんとうは凶暴なまでのエネルギーを溜めている。
つい思い出すんだけど、たぶん小澤征爾さんも、
ものすごくエネルギーに満ちてたんだと思うし。
世のすっげぇやつって、みんなとんでもない体力があるよ。
たぶん政治家なんかも、そういう人がなるんじゃない?
体力はないけどという場合は、じぶんの身を粉にして、
異常なエネルギーを出し尽くして「生を閉じる」とかね。
昨日は昨日で、「令和ロマン」の大ライブを観戦したけど、
笑いを発射するエネルギーが兵器並みにすごかった。
ああいうことをやれちゃう人間が、人の気を集めるんだ。
もう、ねー、じぶん、ひ弱で低エネで、情けないっす。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
なんとか情けないままで、おもしろくやりたいとは思うけど。
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