三谷龍二さんのあたらしい場所。[10cm日記]
 


11月6日 
木工事終了
お盆過ぎから始まった工事。
2ヶ月程、といわれていましたが、
だいぶん遅れているようです。
(工事は、大体そういうものですね。)
それでもようやく大工さんの仕事が片付いたようで、
今日行ったら
それまであちらこちらに広げられていた工具や材料が
きれいに片付けられていました。
 
現場レポートのようなことを続けてきましたが、
それで思ったのは、
現場っていつ行っても作業中ですから、
ある意味同じなんですね。いつも現場なんです。
 
だからカメラを向けても「作業中」が写るだけで、
どれも単調になってしまう。
何か焦点を絞らないと同じようになってしまうな、
と思ってきました。
 
時折覗きに来る友人たちも、
現場を見てもなかなか出来上がりの空間が
想像できない風でした。
 
大体は「ああっ」とあまり反応を示さないまま、
「ありがとう」と言って帰って行きます。
 
ところが、こうして少し片付けられると、
「現場」が、「部屋」になって、
空間の感じをだいぶんつかめるようになります。
 
上から梁の見える片流れの天井、
間仕切りの低い壁、
そしてストーブが置かれるファイヤースペースです。
 
この後、塗装作業に入ります。
白い壁が出来上がると、
光の陰影がはっきりしてきます。
それが楽しみです。

2010-11-12-FRI

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