ノリスケ |
あのさ、LOHASって言ってんのは、
‥‥やめましょうね(笑)。 |
つねさん |
なに? LOHASって。 |
ジョージ |
Lifestyle of health and sustainability!
永続性のある健康的なライフスタイル。 |
ノリスケ |
オーガニックとか、ヨガとか、
ああいうの好きな人たち。 |
つねさん |
僕、苦手! |
ジョージ |
んーっとね、んーと、ku:nel。 |
つねさん |
サンダース? |
ジョージ |
ああ! いいかも!
食う寝るサンダース(笑)。
ケンタッキーフライドチキンを食べて、
寝るとあの体ができる。オッケー! いいわ。 |
つねさん |
がはははは! やった! |
ジョージ |
でもLOHASは厭! |
ノリスケ |
不思議だよね。アルネは素敵だけど、
みたいな、その微妙なラインがあるんだよね。 |
ジョージ |
その、妄信的な方向に入っていくのよ。
マニアックな方向に向かってって。 |
ノリスケ |
カリスマが誕生して。 |
ジョージ |
そう。こういうブームって
必ずやってくるんだよね。
昔のヒッピーのブームであるとか。 |
つねさん |
ああ。似てるよね。スローフード。 |
ジョージ |
似てるでしょう? |
ノリスケ |
そっか。LOHASにマリファナ足したら、
ヒッピーだ! |
ジョージ |
そう、今のLOHASって、そうだよ。 |
つねさん |
おお。すげー! |
ジョージ |
だって、体にいいものとって
自然と共有をして‥‥。 |
ノリスケ |
インド木綿とか、麻の服を着て。 |
ジョージ |
自然環境との一体化を云々するわけよ。
今のものすごく刺激的な興奮よりも、
それが薄まって一日中持続するものを
求めていくわけだから。 |
ノリスケ |
テレビでね、LOHASなバッフェレストラン
っていうのやってて、
有機野菜が色々あるんだけど。 |
ジョージ |
出てくる前に見たでしょ、それ! |
ノリスケ |
そう! 思ったのはね、
バッフェとか食べ放題っていうの、
LOHASなわけ? って。
食いすぎなうえに、余るだろうと(笑)。 |
つねさん |
ああ。 |
ノリスケ |
余って捨てるだろうと。
それ、そもそもさあ(笑)。 |
ジョージ |
LOHASとしては、間違ってるよね。 |
ノリスケ |
おいしいもの食べるのいいことだし、
いっぱい食べるのもたのしいし、
それを選べるのもいいことだけど、
あれ、あなたがた気がついてないかも
しれないけど、ほとんどゴミよ? って。
捨てられちゃうのよと(笑)。
全部食え! ならいいんだけど。
そうして太ったらLOHASじゃなさそうよね。 |
ジョージ |
あの、基本的に気分なんだよね。
LOHAS気分を味わってるだけなの。
そういう気分大っ嫌い! |
ノリスケ |
本気の人が怒るよね。 |
ジョージ |
たとえばオカマ気分てのがあるじゃない。
そういう空気がぷわぷわぷわっとある分には、
生きていきやすいからいいんだけど。
まだ芸能の世界はいいわよ。
でも広告代理店に行くとね、
なんか知んないけど、みんなオカマ言葉で
打ち合わせしてたりするじゃない?
「誰々ちゃ〜ん」とか。 |
ノリスケ |
「誰々ちゃんが言ったのよ〜」。 |
ジョージ |
「何考えてんのよぉ。
そんなことあり? なし? ふうーん」
みたいな。
はいはーいって感じ! |
ノリスケ |
社長になってから
広告代理店と付き合いが増えたんで
嫌になってるんでしょ(笑)。 |
ジョージ |
そう! んーっと、なんだっけ。
雑誌。ELLE DECOまで来たんだっけ。
じゃあね、ニーマン・マーカスの
クリスマスブックとかあると
素敵なんだけどね。 |
ノリスケ |
ほほー! ほほー! |
ジョージ |
これ素敵!
電話帳くらい分厚いから。
一時期ね、日本でどっかの出版社が
代理店契約して、半分くらいの厚さでもって
出したことあるの。つまんなかったけどね。
一番毒々しい部分が抜けてたから。 |
ノリスケ |
売れないだろうってものを
排除しちゃったんだね。 |
ジョージ |
自家用ジェット機200億とか。 |
ノリスケ |
うげっ! |
ジョージ |
だって、自家用ジェット機の値段なんて
知らないでしょう? 普通の人。
知ってどうなるもんじゃないけど、
知らない人生より知ってる人生の方が
素敵じゃない? |
ノリスケ |
ほんとほんと。 |
ジョージ |
ねっ。200億って書いてあるんだけど、
その中には、10年分のメンテナンス料と
10年分の燃料代と10年分のパイロットの
チャーター代が入ってたりするの。 |
ノリスケ |
かっこいいー。 |
つねさん |
あ、そうなんだ。 |
ジョージ |
お得でしょ? |
つねさん |
なんか、お得って思える(笑)。 |
ジョージ |
でしょ? それがね、
ものを売るということなのよ。 |
ノリスケ |
素直に「はい」って言えないけど(笑)。 |
つねさん |
(笑)言えるか! |
ジョージ |
だって、それクリスマスブックってことは、
自分のために買うのよりも、
誰かにプレゼントしてあげるってことでしょ? |
ノリスケ |
家族とかね。 |
つねさん |
彼女とか。 |
ジョージ |
たとえば、大馬鹿者のジョージさんが
つねさんに、クリスマスプレゼントを
贈ったのよ。ジェット機を。
困るでしょ、それだけ送られても。 |
ノリスケ |
困るねえきっと。 |
ジョージ |
困る困るって思ってたら、
そのクリスマスのプレゼントの明細の中に、
その飛行場の駐機代と燃料代と運転手、
パイロット代も含まれてますって。
知ったら‥‥。 |
ノリスケ |
さすがぁ。 |
ジョージ |
あらなんて気が利いてる
プレゼントなのかしら!
って思うじゃない!? |
つねさん |
(笑)うん、まあ(笑)。 |
ノリスケ |
(笑)はい‥‥。 |
ジョージ |
その日から使い放題よ、ジェット機が! |
つねさん |
そ、そうね。 |
ノリスケ |
200億でね。 |
ジョージ |
そうー。それが、
プレゼントを贈るということっ。 |
つねさん |
(笑)。すっごい。 |
ジョージ |
どう思いますー? |
ノリスケ |
そういうのが全部入った
ニーマン・マーカスの
クリスマスのオリジナルカタログを輸入して、
隣に『ますますほがらか』を置くと。 |
ジョージ |
間違っても、組合系の雑誌は買わないこと!
組合というのは、ゲイの業界のことね。 |
ノリスケ |
またここで間違ってはいけないのは、
たとえば『男色の歴史』とかですね(笑)、
あの、はっきりしたものを置くと、
いけません!
そうすると、お客さんが来なくなります! |
ジョージ |
(かわいく)セックス抜きで
お願いしまあーす。 |
つねさん |
(かわいく)しまあーす。 |
ジョージ |
エロティシズムと、セックスは違います。 |
ノリスケ |
排除しましょう。 |
ジョージ |
ねっ。ていうことは、
アダルトグッズはなしね? |
ノリスケ |
ないですね(笑)。 |
ジョージ |
よかったぁ! |
ノリスケ |
それはやめてくださいねー。 |
|
|
ニーマン・マーカスってすごいんですね。
このクリスマスカタログ、
本家サイトでぜんぶ読めるんですよ。
ありましたよ、ジェット機じゃないけど、
むかしのSFに出てくるような
未来のヒコーキ、みたいなのが!
えーっと、 $3,500,000.00っていくら?
4億5000万円以上か‥‥。ふーん‥‥。
あ! すごいの見つけました!
エルトン・ジョンのプライベートコンサート!
$1,500,000.00‥‥2億円近いんだ‥‥
は、はーぁ‥‥。
次回はショップのインテリアのおはなしー。
つづきます! |