ジョージ |
ねえ、オカマが惚れる女ってどんな女? |
ノリスケ |
あんたが男だったら
よかったわって女(笑)? |
ジョージ |
いやいやいや、そうじゃないな。
それはちょっと困っちゃうな。
ちなみに、今日久しぶりに
泣かせていただきました。 |
ノリスケ |
笑い泣きしながらご飯食べてるの。 |
ジョージ |
そう。で、理由が、
お二人の女性の方々と
お食事を共にさせていただいたわけですけど、
そのお一方が巨乳でございますのよ。
んはあ、巨乳。ああ(笑)。
で、あなたの胸についてる巨乳は
かわいそう、と言いながら、
私はさめざめと泣きました。 |
つねさん |
ははは。 |
ノリスケ |
巨乳の気持ちになっちゃったのね。 |
ジョージ |
そう! |
ノリスケ |
巨乳として生まれてって、
巨乳単体で考えてくださいね。
巨乳として生まれて、
この女の胸についた不幸。
売り物にならない不幸っていうの?
巨乳というのは、それが真っ先に
セックスアピールとして
生まれてるわけですよ。 |
つねさん |
ところが。 |
ノリスケ |
彼女の場合は、人間としての毒が強すぎて。 |
つねさん |
巨乳、隠れる。 |
ジョージ |
というかねえ、あの人を知ってる人は
みんな彼女が巨乳であるということから
目を背けてると思うんだよね。 |
ノリスケ |
へへへへ。そこまで言う(笑)。 |
ジョージ |
だって、人ってやっぱり、前向きに考えると
その人を褒めてあげようと思って
いろいろカラダを見ると思うんだけど、
「あ、これ褒めちゃダメだ」って。
「この巨乳は褒めちゃダメだ」って。 |
つねさん |
ダメなの(笑)? |
ノリスケ |
しかもそのあとジョージさん、
このわたくしに向かって
「あんたの美尻も無駄だわね、
かわいそうな尻ね」
って笑いながら言い放ったわよね。ふん。 |
ジョージ |
(無視して)
でも、基本的にとっても
女性らしい方々ですよね。
見目麗しく。 |
ノリスケ |
見目麗しく。
知性がおありになり。 |
ジョージ |
女性である前に人間でらっしゃって。
ま、超越した感じ。 |
ノリスケ |
はははは。 |
|
ジョージ |
でも朝のホテルってステキよね。
だから朝食会は大好き。 |
ノリスケ |
うん。あの女どもは多分
仕事で睡眠も削ってるような生活を
してると思うんですが、ね。
とっても食欲がおありになるの。 |
つねさん |
うちらより食べてたよね。 |
ジョージ |
パンケーキにフレンチトーストに、
オムレツに。 |
ノリスケ |
ソーセージも食べてた。 |
ジョージ |
ソーセージ。ハッシュブラウン。 |
ノリスケ |
あと、ジュースを3杯ずつくらい飲んで、
コーヒーも3杯ずつくらい飲んで、
ふつうのトーストなんかも
ちょっと口に入れたりしてましたね。 |
つねさん |
うん。入れてた。 |
ジョージ |
いいことだと思います! |
つねさん |
朝はしっかり! |
ジョージ |
今朝の朝食会を開催した理由は、
その中の巨乳でない方のご婦人がですね。 |
つねさん |
忙しすぎて。 |
ジョージ |
そう、忙しすぎて最近ちょっと
しおれ気味なので、潤いが欲しいと。 |
つねさん |
潤いをあげましょうと。 |
ジョージ |
ん。 |
つねさん |
ん。 |
ジョージ |
やっぱりね、例えばご婦人がね、
最近仕事が忙しくてしおれそうだから
潤いが欲しいと、普通の殿方に言ったら
それはちょっと。 |
ノリスケ |
別の意味で。 |
ジョージ |
うーん。なんだよね。
だから、楽しい女の人生に一人のオカマ。
それも今度の週末の朝、
素敵なホテルでおいしい朝ご飯を
ご馳走してっておねだりできる
オカマがある人生、素敵かも。 |
つねさん |
普通で考えたらホテルの朝食って、
何か泊まってからその後の、
っていうイメージだよね。 |
ジョージ |
ダメよ。ホテルに泊まってする朝食は、
ルームサービス。 |
つねさん |
ああ、そうか。 |
ノリスケ |
そっちか。 |
ジョージ |
仕事でホテルに泊まる時は別として、
自分へのご褒美でホテルに泊まる時ってある? |
ノリスケ |
都会の? |
ジョージ |
どこでもいいから。 |
ノリスケ |
リゾートとかだったら
ホテルが目的になることはあるけど
都会は、ないわあ。 |
ジョージ |
多分この読者の方々はみなさん
そういうふうに思われる時が
あると思うんですけれど。
御褒美ホテルね。
その時にホテル選びする時に、
ホテルに電話かけて、一番いいのは
「ルームサービスで朝ご飯いただけます?」
って聞くこと。
そのホテルの姿勢が分かるのよ。 |
ふたり |
へえー。 |
ジョージ |
だってまず、ビジネスホテルは絶対
ルームサービスないでしょ? |
ノリスケ |
そりゃ無理だ。 |
ジョージ |
で、ホテルの部屋の中で
ゆっくりしてもらおうと思ってないホテルは、
どんなに贅沢で豪華でも
ルームサービスしないもん。 |
ノリスケ |
ああ、そう。 |
つねさん |
へえ。 |
ジョージ |
あと、団体の客が多いところ。
パッケージでもって泊まる観光客は
みんなバイキングレストランに集めた方が
喜ぶから。 |
つねさん |
そうかそうか。 |
ノリスケ |
バッフェが充実したりしてね。 |
ジョージ |
絶対よ。自分のご褒美のホテルは
まず電話。予約の前に訊くの。
「ルームサービスで朝食を
いただけますか?」って。 |
ノリスケ |
それは知りたい。自分のご褒美、ま、女性ね。
自分のご褒美に、遠くには行かないけど、
都会のホテルに泊まろうと。
選ぶ基準ってさっき言ったみたいに、
今やデザインはかなり
同じになっちゃってるじゃない? |
ジョージ |
うん。 |
ノリスケ |
立地はそんなに問題じゃないわよね。
そしたら、電話した時に
ルームサービスをどう聞けばいい? |
ジョージ |
お答えする前にちょっと一言。
今日食事会で、その女2人から
ちょっと恋愛の相談めいたお話がござって、
その時にあの、私たちに
「普通の男性ってどういうふうに
思うんですか?」って訊かれたの。
ものすごい戸惑いを持ちましたわねえ。 |
つねさん |
そうねえ。 |
ノリスケ |
黙っちゃいました。
普通の男性を自分の中から絞り出すけど、
出てこないの。 |
ジョージ |
なのに今、女性が自分へのご褒美として
ホテルを選ぶ時っていう質問に対しては
何でこんなに素直な気持ちで
答えられるんでしょう。 |
つねさん |
がはははは。 |
ノリスケ |
しかもデータがダダダダダって
頭の中で整理されて、
スコンスコンスコンスコン、
この順番に話すわよ!
って、今、なったでしょう? |
つねさん |
はははは。 |
ジョージ |
おそろしい。 |
つねさん |
すごいよね。 |
ジョージ |
やっぱり頭の中は女なんだ、みたいな感じ。
|