ジョージ |
運動してないわぁ、最近。 |
つねさん |
全然してないよね。 |
ジョージ |
肩もこるしね。 |
ノリスケ |
ああ。 |
ジョージ |
背中が張るしね。
更年期障害が始まるのかなぁ、
っていう感じ。 |
ノリスケ |
男にもあるらしいわよ。 |
つねさん |
ありますねえ。 |
ジョージ |
きついんだってね、
男の更年期障害って。 |
つねさん |
きついですよ。
いたもん、知ってる人。 |
ジョージ |
どうなるの? |
つねさん |
その人はすっごく、
ハイテンションになった。
ハイテンションになって
すっごいしゃべるんだけど、
あんまり覚えてないんだって。 |
ジョージ |
あわわわわ‥‥。 |
つねさん |
後になって振り返って。 |
ジョージ |
わわわ‥‥。
体の中に何かが発生してる。 |
つねさん |
ドーパミンみたいな。 |
ノリスケ |
なんか辛いから
そういうのを出してるのかしら。 |
つねさん |
多分、そうなんだろうね。 |
|
ノリスケ |
ご機嫌でいいじゃない、でも。 |
つねさん |
それがご機嫌でもないんだ。
すぐ人のこと責めるしね。うん。 |
ノリスケ |
ああ、そういうおじさん、
おばさん、いるね。 |
ジョージ |
どうしよう、そうなったら〜〜。 |
つねさん |
ならないでしょ。 |
ノリスケ |
わかんないよ、
意識しないとこで。 |
ジョージ |
ね〜〜。 |
つねさん |
言ってあげる、なったら。
俺が言ってあげるね。 |
ノリスケ |
なってるよって?
それ意味ないよね。 |
ジョージ |
お互い一緒にそんなふうになったら
目も当てられないよね。 |
ノリスケ |
わあ、迷惑。力ありそうだし。
太いから(笑)。うるさいよ〜。 |
ジョージ |
怖い、どうしよう。 |
ノリスケ |
もうほら、健康管理は、
そのね、55以降に響くから
やったほうがいいんですよ。 |
ジョージ |
そうなんだよね〜。
もちろん検査はしてるのよ。
お医者さんのところに行くと、言われるの。
「体がものすごい頑丈にできてるから
かなりの無理は効くんでしょうけど‥‥」って。
「先生、その『‥‥』はなんですか」って言うと、
「まあ、後は自己責任の範疇ですね」ですって。
|
|
ノリスケ |
じゃあ最近の楽しみは何ですか。 |
ジョージ |
ご飯食べること。 |
ノリスケ |
ご飯?
お仕事のご飯もあるじゃない。 |
ジョージ |
あ、お仕事のご飯?
お仕事のご飯はもう、
どうぞ、ご勝手にって感じよ。
面白くな〜い。 |
ノリスケ |
だって、社長業やってたら、
そういうのすごく多いでしょ。 |
ジョージ |
うん。すっごい多いー。 |
つねさん |
大変そうだよね。
今日も会食、明日も会食みたいな。 |
ジョージ |
自分が場所を選んでセッティングして
やらせていただける分に関しては、
自己責任でいいんだけど、
むこうが場所セッティッングして
なんだかんだっていうやつで、
本当に気の利かない会食とかってあるわけ。 |
つねさん |
いわゆる、事故って責任が取れないやつ。 |
ジョージ |
うん。そう。しかも、もしかすると、
自分が今大惨事の中にいるということすら
気づかないくらい。 |
ノリスケ |
車は安全だけど、前も後ろも動けなくて。 |
つねさん |
そうそう。で、燃えてるって。 |
ノリスケ |
後ろ、燃えてる、みたいな。 |
つねさん |
燃えてる。 |
ノリスケ |
で、ドア開かないじゃん、みたいな。 |
ジョージ |
そうそうそうそう。そんな感じ。 |
つねさん |
怖え〜。 |
ジョージ |
だって、この前あったのが、
結構すっごい大きい商談の入り口だよ。
入り口会食。で、まあ、お互いある程度
仕事上の人間関係はできて、ここで一つ、
お互いをちょこっとさらけ出してみませんか、
みたいな感じ。すっごい重要でしょ、これって。
仲良くなれるかどうかのせめぎあいなわけじゃん。
と、むこうが選んだ場所が、
その店を選んだっていう担当者が、
一回も行ったことのないお店! |
ノリスケ |
へええ(笑)。 |
つねさん |
やっばぁ。 |
ジョージ |
自分の秘書がいつも行ってる店だっていうの。
「いいらしいんですよ」。
その秘書ってどういうかたなんですかって聞くと
「まあ、酒飲むのが好きで」。
もうこの段階でさ、あ、いかん!
なわけじゃない。
で、近所まで車で行ったんですけど、
「このあたりだと思ったんですけど」
って分からないんだ、場所が。 |
ノリスケ |
ははは‥‥。 |
ジョージ |
で、行きました。行ったら、ビルの地下で、
携帯の電波が一つも通りません。
で、6人の会食だったんだけど、
一人遅れて来る。
「電話で連絡取りましょう」
って言ってたのに、永遠に取れないわけさ。 |
ノリスケ |
はあ。 |
ジョージ |
料理はまずいし、うるさいし。 |
つねさん |
で、結局6人目の人は、来れたの。 |
ジョージ |
あ、来ましたけどね。 |
つねさん |
一応。 |
ジョージ |
うん。その人と連絡を取るために
私は一階でずうっと
携帯を持って待ってました‥‥。
何、これは!
何のために今日会ったの?! |
つねさん |
すごいね。 |
ノリスケ |
そういう日常なのね。かわいそう。 |
|