まぁ、ただ増えればいいというものでは ないんですけど、おそらく、 服やアクセサリーも増えてますよね。 |
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はい、それはもう。 | |
それはねぇ、うれしいんだなぁ。 | |
一同 | (笑) |
わかりやすいところでいうと、 今回は、ボトムスを変えることができます。 つまり、いろんなズボンをはくことができる。 |
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靴と、靴下も変えることができます。 | |
へぇーー。 | |
あとは、ワンピースもあります。 もちろん、デザインもできます。 |
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シャツも袖にバリエーションが加わって、 半袖、長袖、ノースリーブとあります。 |
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はーーー。 もう、聞いてるみんながにこにこしてるね。 |
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一同 | (笑) |
あとは、プレイヤーのキャラクターの 顔の形や髪型、ヘアカラーにも 新しい種類が増えました。 それから、カラーコンタクトで、 目の色も変えることができます。 |
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とにかく、もう、だいたいのことは、 よくなってるんだね。 |
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(笑) | |
あの、ギターを持った犬も出ますよね? | |
はい。 「とたけけ」は土曜の夜にライブをやってくれます。 さらに今回は、平日や日曜にはDJをしています。 |
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ライブをやる場所が‥‥「クラブ444」。 これ、なんて読むんですか? |
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「クラブししょー」です。 お笑い芸人のししょーというキャラクターが、 芸人を引退して、クラブのオーナーになっています。 ししょー、昼間はクラブの掃除をしてるんですけど、 差し入れをすると芸を見せてくれるんです。 |
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その芸を見るとなにか起こる‥‥っていうことかな。 いやぁ、なんというか、満載だねぇ。 |
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満載なんです。 いま言ったようなことが、ものすごい量、 端から端まで詰まってる感じなんですよ。 つくってて、たいへんなのか、たのしいのか、 もう、よくわからないんじゃないかと思うんだけど、 まぁ、両方だよね。たいへんだし、たのしいし。 |
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両方ですね(笑)。 最初から、みんなで言い合ってたのは、 「最後までたのしくつくりましょう」 ということでした。 こんなこともできたらおもしろいよね、 っていう感じで、どんどん出し合って。 ただ、おっしゃったように数が多いので、 つくりあげるのはたいへんでした。 |
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『どうぶつの森』を開発してる人たちって、 なんか、仲がよさそうな感じがしません? |
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ああ、します、します。 | |
仲のいい感じが、にじみ出てると思うんです。 | |
そう思う。なんでだろうね? 実際に知ってるわけでもないのに。 |
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実際、仲はいいと思います(笑)。 仲がいいからこういうものができるのか、 こういうものをつくってるから仲がいいのか、 どっちかはわからないんですけど。 毎日のミーティングでも、仕事の相談以外に、 「こないだこんなおもしろいことがありました」 みたいな話をしたり。 七夕になると誰かが当たり前のように 笹を買ってきて、 みんなで短冊に願い事を書いてたり、 ある日、『どうぶつの森』のお菓子を つくってくる人がいたり‥‥。 そういう雰囲気のなかでつくっていました。 |
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だから、開発チームの部屋が、 どんどん「リアル『どうぶつの森』」に なっていくという(笑)。 |
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となると、岩田さんはたぬきちかな。 | |
一同 | (笑) |
これ、アイテムにしてもキャラクターにしても たいへんな量ですから、 当然、手分けしてつくってると思うんですけど、 それにしては、バラバラになっていないというか、 世界観の完成度が高いじゃないですか。 アートディレクションは、どうしてるんですか? |
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それは、やっぱり、デザインリーダーが。 | |
今日はここに来てないんですけど、 任天堂HPの「社長が訊く」や 「どうぶつの森ダイレクト」にも出ていた 高橋(幸嗣)さんが、がんばってるんですよ(笑)。 |
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いや、これをきちんと統一させるのは たいしたもんだと思います。 |
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誰かが決めないとそろわないですからね。 | |
新しい家具でも、新キャラクターでも、 これは『どうぶつの森』っぽいかどうか、とか、 あの世界になじむかどうかということが、 しっかり基準になってました。 |
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デザインの視点から見た 『どうぶつの森』の世界観っていうのが、 ぼくにとってはとても魅力的なんですよ。 極端な言い方をすると、 ぼくにとっての『どうぶつの森』の主役は 「デザイン」なのかもしれないです。 |
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おお、そうなんですか。 | |
システムやバランスがすばらしいことは もちろんわかってるんですが、 どんなに脚本や音楽がいい映画でも、 主役の俳優が好みじゃなかったら、 自分にとって魅力的に 思えなかったりするじゃないですか。 もっと言えば、俳優さんが好みっていうだけで、 ストーリーつまんなくても、たのしめたりする。 その俳優ともいえる「デザイン」が、 ものすごくぼくには合ってるんです。 たとえば‥‥なんだろうな、 自分が想像している以上に ウェディングドレスが自分に似合ったり。 |
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(笑) | |
いや、真面目な話(笑)。 あと、あのおしゃぶりね! |
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はい、今回もあります(笑)。 | |
よかった。 実際のおしゃぶりってね、 いまはもっと、流線型というか、 機能重視のものになっちゃって、 シュッとしてるんですよ。 でも、『どうぶつの森』のおしゃぶりは そっちに行ってなくて、 かわいさが残ってるんですよ。 そういうデザインがいいんです。 やっぱり、空飛ぶ円盤が いつまでもアダムスキー型であるように おしゃぶりはおしゃぶりらしくあってほしい。 |
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はい(笑)。 | |
あと、「木」の表現は、好きだなぁ。 | |
ああ、「木」はいいですね。 | |
「『どうぶつの森』の木」は ほんとにいいんです。 実がなったところも、またいい。 |
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ありがとうございます。 | |
村のどうぶつたちのデザインも どんどん新しい顔ぶれが加わるのに そろってるから不思議ですよね。 そうとう難しいことをやってると思う。 そこに「自分」っていう人間が入って、 それでも違和感がなかったりするし。 |
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キャラクターのデザインは、 人工物とはまた違った難しさがあるでしょうね。 家具や服のように、 時代や地域でそろえることもできませんし。 |
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デザインディレクターの高橋が言うには、 プレイヤーの顔は、 「誰でも落書きで簡単に描ける」 ということを意識しているということでした。 だから、複雑な線をつかわないように。 |
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はぁーー、そうですか。 | |
岩田さんでも、いまさら 「はぁー」っていうようなことがあるんだね。 |
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いや、このゲームに限らず、 訊いてみると、あるんですよね。 |
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なるほどねー。 しかし、これだけのいろんなものの数を増やすと、 つくる手間だけじゃなくて、 その、新しく加えたものどうしの 組み合わせで想定外の出来事が起こるとか、 そういうことが‥‥。 |
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はい、起こります。 | |
ですよね(笑)。 | |
そこは苦労しましたね。 なにしろ、おっしゃったように 組み合わせの数がすごいので。 |
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「そういう組み合わせ、やるなよ!」 って言いたくなるだろうね。 |
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(笑) | |
もちろん、ある程度は最初に想定してから とりかかるんですけど‥‥。 |
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想定して、設計して、つくる。 徹底的にテストして、 おかしいところが見つかったら直す。 |
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はい、そのくり返しです。 | |
それを、山ほどやるわけですよね。 解決した問題だけで、 何問くらいあっただろうね。 |
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‥‥数千は。 | |
はぁ、数千! | |
すぐ解ける問題からすごく難しい問題まで、 いろいろあるんですけど、 すごく難しい問題だけでも、 数百はあったと思います。 |
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はぁーー。 | |
「はぁーー」ですね。 |