怪・その34

「狐火」


母方の祖母に聞いた話です。

祖母の家は田舎で、
少し奥に行けば山があるような場所でした。

お盆の頃になると夜に、
その裏山からぽつりぽつりと灯りが灯り、
列になって段々と降りてくるのが見えたそうです。

怖さはなく、綺麗な光景で、
祖母は狐火だと言っていました。

もう随分前の話だし家も増えたので、
今はもうその灯りは見えないかもしれません。

(たれたれ)

こわいね!
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2024-08-27-TUE