がんばれ自炊くん!
「ふだん食」はじぶんで作るって、どう?

どんどん丼大特集第4回目じゃ!

コモサバ? 自炊老人じゃ!
もうゴールデンウイークか‥‥早いものじゃのう。
自炊人たちも、休暇をとって旅にでたり、
実家に帰ったりして、おいしくて愛情と滋養のあるものを
食べているころじゃろうか。
わしはどこにも行かずに
いつもとかわらぬ日常をすごしておるが、
食事制限が無事おわってのう、
医師から内臓脂肪がへったとお褒めの言葉をいただいたぞ!
これでまた食える‥‥と、よろこんでおるのだが、
まあ、あまりハメをはずさずに、
ヘルシーに自炊をしていくつもりじゃよ。

といいつつ、そんなわしの最近のヒットは
「東欧煮豚丼」じゃ!
チェコに住む友人から
チェコ産の乾燥クミンをいただいてのう、
日本で買うものとくらべて
さてこれをどうしようかと思ったが、
やはりチェコ風に使うのがいちばんじゃろうと、
豚の骨付きロースの厚切りを用意して、
(ほんとはバラ肉のかたまりでやるらしい)
イタリアの海塩をちょいと多めにすりこみ、
クミンもたっぷりすりこんで、
さらに黒コショウをたっぷりすりこんで、
厚手のナベに敷く。
そして、水を、肉がひたひたになるくらいかぶせ、
にんにくを2かけほどほうりこんで、
(チェコではこの料理ににんにくは使わないそうじゃが)
中火にかけるんじゃ。
で、蓋をして、ほっとく。
ぐつぐつとろとろぐつぐつとろとろ‥‥、と、
そうじゃなあ、小一時間かかるかのう、
水気がほとんどなくなるまで加熱する。
焦さんよう注意してな。
それだけで、できあがりじゃ!
肉からは余分な脂が抜け、やわらかくなり、
うまみは肉にもどり、焼いたのともちがう、
たいへん贅沢な味になるんじゃよ。
これがな、意外なくらい白いめしにあうものじゃから、
どんぶりめしの上に、小さめにきざんでのせ、
あぶったシシトウをちらして、
残り汁(ほとんどラードじゃが)をまわしかけ、
あとは、はふはふがつがつといただくんじゃ!
うまいぞ〜〜〜っ!

では、今週も「丼」たくさん紹介するぞ〜!

【ねぎ塩焼肉丼】

こんばんは、自炊老人さまっ!
最近、寝る前の投稿が「ほぼ日課」になりました。
今日の「丼モノ」はこれです〜!

・お肉‥‥「鶏モモ」か「牛ハラミ」が
 サイコ〜だと思います。でも、なんでもアリ。
・長ネギ‥‥10cm以上! がおいしいよお。
・ごま油‥‥これもたっぷり。
・白ごま‥‥煎ったやつ。
・黒こしょう‥‥少々。
・塩‥‥少々。
・ゆず胡椒‥‥あったら。

まずはしたごしらえ。
お肉はひと口大に切って塩と黒こしょうで下味を付けます。
それから長ネギを粗みじん切りにして塩をふって
10分くらい放置します。
 〜10分後〜
長ネギの水気をゆる〜く絞ったら
もっと細か〜く長ネギをたたきます。
ものすごく細かくしたらごま油と白ごまと黒こしょうで
和えたら「ごましおネギ」の完成〜。
次にお肉です。
焼くのは網焼きがオイシ〜!
なかったらフライパンで焼きます。
焼けたらごはんの上にお肉をのせて、
「ごましおネギ」をたっぷりのっけて
ゆず胡椒なんかあったら添えちゃって
一気に“わしわし”食べましょう!
お弁当にもいいですよお〜!

(ちび君)



「ごましおネギ」これだけでもうまそうじゃ!
たしかにそれは肉と合いそうじゃよな。
鶏モモやハラミということは、
歯ごたえと、油っ気が両方あるものということじゃな。
これを「さらに手抜き」にすると、
市販のチャーシューをごはんにのせ、
この「ごましおネギ」をのせる、
というのも、よさそうだと思った!

しかしこれはなんとも青春な、がっつりレシピじゃのう。
もちょっと「さらさらっ」としたものが
好みの自炊人もいるじゃろうから、次はこちら!

【ひやひやつるりん丼】

食欲のない朝にのど通りのよい丼です。

材料:
 ごはん お好きなだけ
 生タマゴ
 納豆
 絹ごし豆腐(タマゴ1個、納豆1パックにつき
 5cm角の立方体くらい)
 薬味(万能ネギやオクラの小口切り、しその千切り、
 炒りゴマなどお好みで)

作り方:
面倒でなければタマゴを白身と黄身に分ける。
白身だけを器にわり入れて箸でまぜまぜまぜ。
ちょっと泡だったカンジになったら
納豆と絹ごし豆腐、薬味を入れてまぜまぜして、
(豆腐がくずれて形がなくなるくらい)
黄身もぽちょんと落としてまぜまぜして
納豆のタレで味つけして(味見して足りなかったら
おしょーゆかめんつゆを少量足して)
ごはんの上にだぁっとのせる。
上にもみのりを乗っけても吉。
面倒だったらタマゴは丸ごと混ぜちゃっても構いません。
先に白身だけ混ぜるとちょっと食感がふわっとするのですが
味はおんなじですから。

(なぼちん)



ほほう、納豆ごはんも、こうして工夫すれば
りっぱな丼レシピになるんじゃな!
絹ごし豆腐のつるんとした食感がきっと楽しいと思う。

栄養の面では、納豆には卵の白身は合わせないほうが
よいのじゃが、ま、白身を入れると「ずずずっ!」という
なめらかさが出るからよしとしよう。
(白身のアビジンというたんぱく質が
 生の状態だと納豆のビオチンという栄養素と結びついて
 吸収されなくなってしまうそうなんじゃ。
 そちらの栄養面をとりたい向きは、
 白身は分けて、加熱して使うといいぞ〜。
 スープに溶き入れちゃうとか)

続いては、ふむ、こりゃカンタン! な丼じゃ〜。

【高速キャベツ&たまご丼】

いつも楽しく拝見しています。
丼‥‥! と聞いてどうしてもどうしても
書き込みしたくなりました。
これは遠い昔、中学生の頃、
塾通い前の「おやつ」として食していたものです。
包丁はおろかフライパンも使いません。
トーストよりも早くできます!
所要時間、約2分程。
名づけて‥‥「高速・キャベツ&たまご丼」です。

用意するもの
 ご飯
 キャベツ
 たまご
 かつおぶし
 青のり
 醤油
オプションとして
 ソーセージ(ちぎる)
 干しえび
 シラス
 豚こま‥‥など

作り方‥‥(というほどのものでもありませんが)
1.皿の下にご飯をふんわりとしく。
2.一口大にちぎったキャベツを
  なるべく平らにご飯の上に乗せる。
3.たまごを割りいれる。
  その際に爆発しないように黄身を箸でつつく。
  このときにキャベツの防波堤で
  たまごが流れないようにすると
  お皿を洗うのがラクです。
  (半熟が命! なのでかき混ぜないように!)
4.味付け。基本はかつおぶし+青のり+醤油。
  オプションを載せる場合はここで‥‥。
5.ふんわりとラップをしてレンジまかせで2分間程。

‥‥できあがりです。
やけどに注意してほふほふとお召し上がり下さい。
油を使っていないあっさり味なのであきません。
味付け&オプションによってがらりと印象が変わります。
オプションの干しえびバージョン+かつおぶし
+青海苔+ソースでお好み焼き味、
干しえび+スイートチリソース+ちょっとナンプラー‥‥
いまのところ、これが一番好みです。

朝から温かい物をわしわし食べると
パワーが湧いてきますよね!
もちろん夜でもいける味です。

(スライム)



な、なかなか自由なかんじでいいのう!
スライムどのの投稿は、当初味付けがなかったので、
こちらで推測して訂正させてもらったよ。
思いきって、鶏肉と、
市販のホワイトソースなんかどうじゃ?
もう、そうなると、ドリアじゃが〜。
ところで、スライムどのの言う通り、
生卵を皿にのせチンすると、
どういう作用か、皿に頑固にくっついて、
洗いにくいのでご注意じゃよ。

続いてはこちら!

【キムたま丼(鈴風ビビンパ)】

こんにちは! いつも楽しく拝見しています。
「自炊くん」コーナー、新テーマも盛況ですね。
どのレシピも、それぞれに材料の組み合わせや
調理法、味付けを工夫されていて
いろいろと参考になります。

ありあわせの材料に
ほんの少しの手間をかけるだけで
こんなにおいしそうなものができるんだから
日常の料理ってクリエイティブですよね。
先日送った「簡単ココット」を採用していただいて、
私もますます自炊に力が入っているので(笑)
今度のテーマ「オリジナル丼」の
レシピもお送りしてみることにしました。
忙しくて時間がなくても
腕にあまり自信がなくても
これならほぼ失敗なしという
自炊人におすすめの品です。
しかもおいしい!(はず)
では、ボナペティ♪

──材料
・ごはん 好きなだけ
・肉 1人分で50g前後
  豚挽肉か豚バラ薄切りが定番
  お好みで牛でもOK
・キムチ 1人分でカップ1弱くらい
・芽にんにく 1人分で3〜4本
・たまご 1人1個
・ごま油 少々
・はちみつ、コチュジャン、しょうゆ 少々

──作り方
キムチ、肉は小さめの一口大に
 (ひき肉の場合はそのまま)、
芽にんにくは2〜3cmくらいに切る

フライパンにごま油を熱して
肉を炒める

肉の色が変わってきたら
キムチ(漬け汁ごと)、
にんにくの芽も加えて
炒め合わせる

はちみつ少々、コチュジャン少々
しょうゆ少々などで好みの味に仕上げる
 ※キムチの味だけでもよいのですが、
  はちみつ、コチュジャンで
  甘みを少々加えると、
  どんぶりらしい味にまとまります

できた具を丼にもったご飯にかけて
真ん中に温泉たまごを落とし
混ぜながらいただく

──[おまけ]温泉たまごの作り方
たまごは冷蔵庫から出して
常温に戻しておく

小鍋にお湯をわかして、
沸騰したら火を止め、
そっとたまごを入れてフタをする

15分〜20分で温泉たまごのできあがり。

鍋やたまごの大きさ、個数によって
ちょうどいい時間が変わるので
数回試して、ほどよい頃合をみつけてください。

──コメント
ビビンパ大好きな私が
ナムルを何種類も作らずに似たようなものを‥‥
と考えてアレンジしたオリジナル丼です。

赤(キムチの辛さと旨み)、
緑(芽にんにくの歯ごたえと香り)、
黄(とろとろ温泉卵)で
色合いも味も、バランスよし。
簡単にできて、元気が出るメニューです。

これだけでもいいですが、
わかめ・豆腐のスープと
チョレギサラダでもつければ
韓国料理屋さんみたいな食卓になります。

アジアンつながりの兄弟メニューで
鶏肉ぶつ切り + いんげん + バジルの
ナンプラー風味炒めを具にした
「タイ風バジルチキン丼」もいける味です。

もちろん、温泉たまご、
または半熟目玉焼きもお忘れなく!
とろ〜りとしたたまごの黄身は
即席丼をおいしくしてくれる
すごいヤツだと思います。

(鈴)



すばらしくかんぺきなレシピじゃな〜!
鈴どの、ありがとうじゃ!
赤・緑・黄色ということを意識すれば
自然に栄養もついてくるしな!
ちなみに鈴どのは、ほかにも2品、
丼レシピを送ってくださっているので
それはまた次回以後に紹介するぞ〜。

ところで韓国料理や、アジアンエスニック系の料理は、
基本的にごはんに合うよなあ。
・ちょっと辛い
・ちょっと臭い
・ちょっとしょっぱい
・いい感じの歯ごたえ
そして赤・緑・黄色、この基本で
わりと応用がききそうじゃよな。

続いては、うんと和風な丼!

【豆腐のぐっちゃり丼】

自炊老人さま、こんにちわ。
これからの季節にオススメの丼をご紹介します。
見た目とネーミングはイマイチなんですけど…。
私は、これで夏を乗り切ります。

『豆腐のぐっちゃり丼』

材料:
豆腐・青ネギ(関東ではあさつき?)・
ゴマ・ごま油・鰹節・めんつゆ

豆腐は少し水切りをしておきます。
残りの材料をボールに入れて、混ぜます。
そこへ水切りした豆腐を手で崩しながら入れます。
全体をさっくり混ぜます。ごはんにのっけていただきます。

(けいこっち)



ゴマとごま油が、アクセントになっているんじゃな。
ふと思いついたんじゃが、たとえば、ここに、
「ザーサイの細切れとひき肉を炒めたもの」を
トッピングしても合うじゃろうな〜。
それではしつこいというならば、
たたいた梅干しと、刻んだ大葉などもよさそうじゃ。
ちなみに都心であさつきは高いので、
(刻んだ美しさはピカイチじゃが!)
わしはふだん使いは「博多万能ネギ」じゃよ〜。
細かく刻んでタッパに入れて冷蔵しとる!

続いては、おおっ、にこごり〜!

【にこごり丼】

我が家はよく、スーパーで魚の“あら”を買ってきます。
金目鯛だったり、かますだったり、ぶりだったり。
栄養もあっておいしいところなのに、お安いのが魅力です。
そこで、煮魚を作って食した後のお汁を
一晩冷蔵庫で寝かせて、にこごりをつくります。
それで「にこごり丼」ができます。

材料:
・前の日、冷蔵庫に寝かしたにこごり。
・キャベツ‥‥千切りにする。

どんぶりにご飯を盛り、千切りキャベツをのせ、
にこごりをのせる。
この時、出来るだけ細かい千切りが良いです。

あたたかいご飯ににこごりがよくからむ感じと、
キャベツのしゃきしゃき感がなぜか合うんです。

お魚のゼラチン質はお肌にも良いのです。

(しらたま)



にこごりにこごり! 語感もかわいいうえに、
うっかりかたまっちゃいました、
というような感じもたいへん好感のもてる食材じゃ!
わしもだーいすきじゃよ。
「煮魚」については、自炊初心者には
なかなか挑戦しづらいかもしれんが、
いままでの自炊レシピでは、
この回この回にあるので
ぜひ参考にしてほしい!
この「煮汁の割合」は、人によってまったく異なるので、
いろいろためして、好みの味を見つけてほしい。
わしは、いつも適当にやっちまうのじゃが、
醤油とみりんを同量で煮切るというのが、基本でな。
甘めにしようというときは、酒を煮切り、
砂糖としょうゆを足してベースとすることもある。
水は、まず使わない。水気が足りないときは酒を足す。
(これはあくまでも、わしのやりかたじゃよ)
煮立ったところに魚を投入(これは大事)、
あとは落とし蓋をし、ときどき煮汁をすくいかけ、
というような感じでやっとるよ。
生臭い魚のときはショウガを忘れずにじゃ。

続いてのレシピも、やはり残り物を大活用!

【片付けカレー丼】

カレーライスとはまた違った食感で、
味は中華風でもあり、和風でもあり。
また、カレーと違って、すぐに出来るのがウリです。

材料:
「お鍋の残りもの」的な野菜
(白菜・ネギ・エノキ茸、タケノコ等)
「お鍋の残りもの」的な肉類
(魚介・豚肉等。牛肉は、、残らない!)
「お鍋の残りもの」的なスープ
ニンニク・ショウガ・鷹の爪
ゴマ油
塩・醤油・カレー粉
水溶き片栗

作り方:
・野菜・肉は一口大に切っておく。
・鍋にゴマ油を入れ、つぶしたニンニク、刻んだ生姜、
 ちぎった鷹の爪を炒める。
・香りが出てきたら、「残りもの」の野菜・肉を
 軽く炒める(油を回す程度)。
・「残り物」のスープを適量(あんかけ分)加えて
 具材に火が通るまで煮る。
・カレー粉を加え、塩、醤油で味を調える。
・水溶き片栗でとろみをつける。
・御飯にかけてどうぞ。ちなみに冷や御飯がイケます。

味は、「お蕎麦やさんのカレー」×
「中華五目あんかけ」ってところ。
インド人もビックリ。残り物もスッキリ。

もちろん、「残り物」じゃなくても作れますよ。
ヤングコーンや、フクロタケなんか加えたり、
ガラムマサラを加えたりしてもよろしいです。

(完全自炊中年)

P.S.

「イタリあんかけ丼」にチーズ、ですが、
自分ではやったことがないです。
ご老人の仰るとおり、片栗の「とろみ」と
チーズの「溶け具合」が
ビミョーな不協和音を奏でそうな気がします。
また、鶏ガラスープとチーズの取り合わせも
イマイチっぽいですね。

こんなのならやったことありますよ。

・ニンニク・鷹の爪
・刻んだセロリ
・刻んだソーセージ
をオリーブオイルで炒め合わせ、
トマトジュースをどぼどぼ加え、
「ブイヨン」、塩、コショーで味を整え、
バジルで香りづけ。
これに御飯を加えて、生卵を落とし、
「適当! イタリアン雑炊」なんですが、
これから卵を抜いて、片栗でアンにして、御飯に掛ける。
これならば、「溶けるチーズ」を散らしても
合うのではないでしょうか。

名前は‥‥「丼(ドン)・マルゲリータ」かな?



そうかそうかごま油+水溶き片栗+カレー粉、に、
必須のにんにくとショウガ、で、
中華風カレーの下地ができあがるんじゃな〜!
完全自炊中年どのの言う通り、
ヤングコーンやフクロタケ、今ならタケノコなど
入れるとさらにムードが出そうじゃ。
うずらの卵とかも。
ところでカレー粉じゃが、
わしは、最近、大橋歩さんのところで教わった、
「印度の味」という、マスコットフーズ社製の
瓶入りカレーペーストがお気に入りじゃよ。

そして「適当! イタリアン雑炊」じゃが、
そうじゃそうじゃ、それなら溶けるチーズが合うのう!
わしもよく、トマト缶にキューブブイヨンで
手抜きイタリアンソースをつくっとるよ。
イタリあんかけ丼についてはこちらの回を参照されたし。

それはともかくなぜ中年はかように
ダジャレが好きなんじゃろう‥‥ということはともかく、
次は、おフランスな丼じゃよ!

【ポトフ丼・ラタトゥイユ丼
・丼風?クスクス】

Bonjour! 自炊老人さま

フランス在住の主婦です。
ひとり分の食事って、なかなか作りづらいし、
無駄もでますよね。私からの提案は
「まとめて作って、何回も楽しめる」
メニューを応用した、そして
「ちょっぴりフレンチ風」な丼です。

まずは、「ポトフ丼」。
ポトフは、お肉(牛のすね肉など)と
野菜(玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、キャベツ、
ポアロー〔長ネギ〕、かぶ、などなど)、を
水とハーブ、塩を加えて煮込むだけです。
我が家は8リットルの大鍋で作るので、
味付けは塩だけですが、もっと少量で作る場合は
味をみて、固形スープのもとなどで調節してください。

夫(フランス人)の実家では、ポトフはスープと具と、
別々に食べます。スープは小さなパスタや
タピオカを浮かべて前菜として、
そして具の方は、パセリのたくさん入ったドレッシングと
ゆで卵をつぶしたものをかけて
メインとしていただきます。
たくさん作った「ポトフ」まず第1回目は、
こんな風に食します。そして残り
(冷蔵庫で3日ほど、冷凍も可能)を
カレーやオムレツの具、そして「ポトフ丼」に!

材料
・ポトフ残り
・パセリドレッシング
 (オリーブ油とビネガーをお好みで〔私は3:2ぐらい〕
  まぜたものに塩・コショウし、
  パセリのみじん切りをたっぷり加える)
・ゆで卵
・しょうゆ
・ごま油(お好みで)

作り方
1.ご飯にお好みのポトフの具をのせる。
  (具が大きければ細かくする。スープも少々。)
2.ゆで卵をこまかくつぶしたものをかける
3.その上にパセリドレッシングをかける。
4.仕上げにしょうゆとごま油をたらす。

休日、大量にポトフを煮込んでおけば、
忙しい日はチャチャとこんな感じです。

お次は「ラタトゥイユ丼」です。
「ラタトゥイユ」は、ナス・玉ねぎ・トマト・
ズッキーニ・ピーマンなどのざく切りを
炒め煮にしたものです。
これも大量に作っておくと、
肉や魚料理のつけ合わせ、
パスタソースにといろいろ応用できます。

ラタトゥイユ丼はとってもシンプルです。
ご飯の上にラタトゥイユ、そして目玉焼きをのせるだけ!
ラタトゥイユにこだわる方は、
ナスを最初にしっかり油で炒め、
そしてトマト以外の野菜を炒め、
最後にトマトを加えて少し煮込む、
という感じで作ってみてください。
私はプロヴァンス風のハーブをたっぷり加えます。
ニンニク、鷹の爪もお好みで。
完熟したトマトで作ったラタトゥイユと、
ちょっと贅沢な卵の目玉焼きだと、さらに絶品です。

ちょっと丼ではないのですが‥‥
ラタトゥイユを使ってもう1品。
「丼風?クスクス」
クスクスは、北アフリカのお料理で
小さな小さなパスタの粒のようなものです。
フランスではお米よりも安価で簡単なのでよく使用します。
クスクスのすごい所は、
「お湯でもどすだけ」で食べられること。
パスタのようにゆでる必要もありません。
お米を炊く時間がない、
でも“炭水化物”が食べたい、という時には
ぜひおすすめです。
お米の代用としてのクスクスは邪道な気もしますが、
ここは究極の洋風丼ということで。。

材料
・クスクス
・ラタトゥイユ
・鶏肉など(羊、子羊だとさらに雰囲気がでます)
・お好みでカレー粉など

作り方
1.ラタトゥイユは好みでクミンやカレー粉をいれて温める。
  もちろん何も加えず、そのままでも。
2.鶏肉を焼く。
3.クスクスはふたのできる容器にいれ、
  同量のお湯を注ぎ5分ほどむらす。
4.クスクスにラタトゥイユ、鶏肉を添えてできあがり。

(コボネ)



うはーっ、ほんとうにほんとうのフランス在住のかたから
このような完全なるレシピをいたいてうれしいぞ!
コボネどのボンジュール! そしてメルシボク!
フランスはこういう家庭料理が
ほんとーにうまい国じゃよなあ。
そして知らなかった、ポトフを、スープと具で
べつべつに食べるとは!
そういえばブイヤベースもそうじゃったな!!!
ああ、パリで食べた(いつだったか忘れたが)

クスクスは、パリなどでも、
たいへんなじまれている食材じゃよな〜。
あれは、たいへん便利なわりに、
まぁ、あまり売っていないこともあるが、
日本で調理する自炊人は多くはないと思う。
でもコボネどのの言う通り、調理がカンタンじゃから
ぜひためしてほしい!
パスタソース(とくに、トマト系)に合うぞ。

ということで今回はここまで。
また来週じゃ〜! アビアント〜〜〜〜っ!

2006-04-30-SUN

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