Le salon de Marie マリーな部屋

「パンがないのだったら、ケーキを食べればいいのに。」と、
マリー・アントワネットは言ったのだそうだ。
どうせ、そういう話はよくできたウソなのだろうが、
ケーキがパンのかわりになると思っているマリーの気持ちが、
もひとつよくわからない。
ぼくは、ケーキを食べて腹をふくらませることなんて、したくない。
マリーはどうかしている。

しかし、とんでもなくお菓子が好きな人間というのは、
ほんとうにいる。ぼくは、そういう人を、ひとり知っている。
しかも、マリーという名である。日本人だ。
彼女は言った。
「わたしは、パンも食べるし、ケーキも食べる」
なんのこっちゃ?

そのマリーは、お菓子のことを語るときと、
お菓子を食べているときだけ
ほんとうに真剣な表情をみせる。怖い。
悪いひとじゃないのだろうが、怖いのはほんとうだ。

そんなマリーが、
「いま、ぜったいにたべるべきお菓子はこれだ!」と
ほんとうに真剣に語るのが、ここ。
「マリーの部屋」なのだ。
わたなべ まり プロフィール
illusttarion koharu

ジブリ!!

いつかは! と思いながら
まだ、行ったことないんです、
ジブリパーク。


下調べなしに、ぜんぶ体験しようと
決めてるものの、
どうやら
魔女の谷というところがあるそうで。。。



そこには、こんなに可愛らしいお菓子が!


幸運にも、いただきもので知りました。
それにしても、
かなりのこだわり、さすがの出来ばえ、
これぞジブリと思わず隅々まで観察してしまいます。



「魔女の宅急便」のグーチョキパン屋さんと



「ハウルの動く城」のハッター帽子店。


パン屋さんの2階には、キキの屋根裏部屋の窓が
そっくりそのままあって、
正面からみて右側の側面、窓の下には
黒ネコ、ジジが!


ハッター帽子店にも、ちゃんといます。
きれいな帽子が帽子が並んでいる店先を右にまわると
使いイヌ、ヒンが!



そういえば。。。小さいころ
いま思うと、かんたんな作りの人形の家だったけど、
近所の友だちと遊んだとき
一緒に窓からのぞきこんでみたり、ドアを開けてみたり、
楽しかったなぁ。


顔をちかづけて、視界いっぱいにみてみると、
その世界にわ〜っと入りこめるような感覚だったこと、
思い出します。


あ、ハッター帽子店の中に入ってるのは
小さなマカロンクッキーで
グーチョキパン屋さんは、クッキーが2種類。
もちろん、おいしくいただいたら
帽子店もパン屋さんも、最適なところに飾らねば。



でも、
魔女の谷には、これだけじゃなくて
「アーヤと魔女」の魔女の家のお菓子もあるそうです。
それも、かわいくて、精巧なんだろうなぁ。
いつかは、行かないと!


こうして、みていると
あ。。。そういえば。。。と
どこかに仕舞いこんでたみずみずしい想いを
からだの中の引き出しから引っぱり出してくれる、
それが、ジブリの魔法なのかな。


風薫る5月も過ぎて、6月のはじまり。
すがすがしく、気持ちのよい初夏を。


わたなべ まり


缶をかかえて満足そうな”ぐり”。
でも、パン屋さんがふつうの大きさなら。。。
巨大なネコにみえてきませんか。。。?



boutique où je l'ai acheté 今回、買ったお店

このクッキー缶は
愛知県「ジブリパーク」
「魔女の谷」にあるグッズショップ
『13人の魔女団』のおみやげとして
販売されています。

今回紹介したのは、
『魔女の宅急便』で主人公キキが働く
『グーチョキパン屋』と
『ハウルの動く城』で
ヒロインのソフィーが働く帽子店
『ハッター帽子店』の建物が、
そのまま缶になったもの。
『グーチョキパン屋』のほうには、
フルーツクッキーとスカッチクッキー。
『ハッター帽子店』のほうには
プレーン、いちご、ショコラの
3種類のメレンゲ菓子(マカロンクッキー)が
入っています。
じつはもうひとつ『アーヤと魔女』の
『魔女の家』という缶もあり、
そこにはプレーンとアールグレー、
2種類のアーモンドクラッチが入っているんですって。


公式ウェブサイト
 ※ジブリパークの入場は予約制です。
 ※商品は品切れの場合もありますので予めご了承下さい。

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