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『どうぶつの森』 遊んだ人と作った人。

第1回 映像を浴びるように遊ぶ

岩田 そもそもこの場を設けたところから
お話ししたほうがいいですよね?
糸井 そうですね。
岩田 ここにいる『どうぶつの森』のプロデューサーの
江口さん、ディレクターの野上さんに
「糸井さんがすごく気に入ってくれてるんですよ」
って話したら、ふたりがすごく喜んだんです。
糸井 あぁ、そうですか。
岩田 でも、ふたりは「Wii版の『どうぶつの森』に関して
話すと反省することが多くて、どうしても
反省会みたいな感じになっちゃうんですよ」
なんて言うんです。
糸井 うんうん、ゲームを作ったあとって
そういうふうになりがちですよね。
江口 そうなんです。
岩田 「でも、糸井さんは喜んでるよ。
 じゃあ、直接会ってどこがよかったのか
 聞こうか?」って話したわけです。
糸井 なるほど。
岩田 そもそもDS版の『おいでよ どうぶつの森』も
少しプレイされてましたよね?
糸井 いやぁ、十分と言えるくらい
プレイしたんですよ。
岩田 あのとき、「ほぼ日」の中である程度流行っていて、
糸井さんも楽しまれていたのは知っているんですが、
今回のWii版では糸井さんの
プレイに対する温度が違うんですよ。
糸井 そうですね。
Wii版は、情報が読み取りやすくて
鮮明でデカいじゃないですか。
大画面のテレビでプレイすると、映し出される映像を
まるで浴びるかのごとく遊べるわけです。
そこがDS版との温度差の相違なんだと思います。
岩田 じゃあテレビが昔の大きさだったら
違うのかもしれませんね。
糸井 違うでしょうね。
それでいて、
いっしょにプレイしている乗組員たちとの
画面から感じる親近感みたいなものが
生まれてきたのも大きいですね。
それこそ、同じ時期に同じ村で遊べるっていうのは
みんなが集まる行きつけの飲み屋が
新しく1軒できたみたいなもんなんですよ。
岩田 その飲み屋はよっぽど楽しいようですね。
昨年の年末、私が糸井さんの京都の家にお邪魔して
東京からお持ちいただいたWiiの接続を
お手伝いしたんですが、
ネットにつながるようになったとき、
「じゃあ、みんなが遊べるように門を開けよう」って
いきなり関所で門を開けましたからね。
糸井 開けました、開けました。
やっぱり飲み屋を開店させないとね(笑)。
岩田 でも、最近、その糸井さんの村は
乗組員のみなさんから恐れられていると
ウワサで聞きましたよ。
糸井 (ニヤリ)
(つづきます)

「僕らも「どうぶつの森」について話したい!」



今回、お話をする乗組員
スガノ、山下、ちょう、トリイ


僕、このゲームやってみて
スゴイゲームだな、って思ったんですよ。
それはどういうところから?
以前、「ほぼ日レコード」のページを
ゲームっぽく見えるように作ったんですが、
いろいろなことを仕込むのってすごく大変なんですよ。
会話の内容だったりとか。
アイデアも量も。
たしかにこのゲームは細かいことが
いろいろと用意されてるもんね。
それが365日、いつ遊んでも、
なにかしらのことが起こるじゃないですか。
しかもそれがすごく楽しめるようになってるし、
とにかくスゴイゲームですよ。
でも、ゲームのすごさはわかってても
レポートの投稿はしないんだ。
‥‥!!
イタイところ突かれた。
イタすぎ。
うーん、乗り遅れた感がちょっとあって‥‥。
みんなが1日に2、3回更新するのが
ふつうになってきちゃったときに
ひさしぶりに更新するなら、よっぽどの
大ネタを披露しないとって
思うようになっちゃったんです。
その気持ちはちょっとわかる。
わかります、わかります。
でも鳥井くんの村、門が開いてたことが
1、2回あったよね?
開けてはいたんです。
だって遊びに行ったもん。
それでも、僕、誰かにあげようと思ってたアイテムが
部屋の中にたくさん置いてるんですよ。
それこそ山下さんにウサギの服あげよう、とか。
でも、いっこうに山下さんの村の門が開かない、と。
しょうわ村に行けないわけです。
私、多分1回も山下さんに会ってないかも。
矛先が変わった(笑)。
僕、会ったの糸井さんだけだもの。
会社でプレイしている身としては、
遊べる時間イコールみなさんが会社にいる時間なので
誰もいない村に行くしかないんです。
で、たまたま誰かがいた村っていうのが
糸井さんの村だった。
一同 (笑)。
あれは本当に怖かった。
チャットの会話を入力するのもモタモタして
「待たせてる!」とか思っちゃうし。
で、釣りで社長の目の前で
巨大な魚影を逃したりしちゃったんですよね。






01/10 18:05
「にこにこり村」にて
その1

どうぶつの森の中での糸井さんは、
いつもおしゃぶりをくわえています。
なので先日お店で
「うばぐるま」をみかけたとき、
あ、これ、しげちゃんよろこぶかも
と思って購入し、
常に持ち歩いていたのでした。

で、金曜の夜、
はじめて「にこにこり村」へ。
社長(現実の)はカゼをひいてたし
この時間はごはんを食べてそうだし、
しげちゃんがいぬ間に
部屋の前に「うばぐるま」をそっと置いて、
掲示板にメッセージを残したら
帰ろうと思っていたのです。

そしたら‥‥
あわわわわわわわ、いた!
おしゃぶりくわえてる!

ちなみにぼくは、どうぶつの森で
チャット機能をつかって人と話すことを
まったくやったことがありませんでした。
どどどど、どうすれば!?
横で見ていた武井さんと茂木さんが、
「ほら、はやく、チャットの画面にして!」
「書いたら、右の矢印を押す!」
もどかしそうに指示をくださいます。

おぼつかない操作でもたもたと
うばぐるまをしげちゃんにさしあげると、
「ああ、いっぱいあるんだよねー」
やはり、お持ちでしたか‥‥。

「つり、いこ。」
と、走り去るしげちゃん。
とうぜん、ついてゆきます。
イトイさんと、つり!
最高じゃあないですか!
よろこびながらも
軽い混乱状態で走りだしたら
そこに落とし穴!!

あのときは一瞬パニックに陥って、
なにがなんだかわからなくなりました。

(つづきます)

あははは。
私が糸井さんに会ったときも
急に「キミはもう寝ろ!」とか
言い出したりするし(笑)。
菅野さん、何時頃やってたんですか?
なんかすごい早い時間にやってましたよね?
夜、夜中、早朝と
時間があればいつでもって感じでやってたよ。
だから、すっごい睡眠不足だった。
だいたいテレビの前で寝てたもの。
「寝落ち」だ。
コントローラー握りしめて(笑)。
けっきょく来客でいちばん多かったのは
糸井さんだったよね。
うんうん。
すごい来てくれましたよね。
いつやってるんだろうって思いましたよ。
あのメンバーの中でいちばんやってたよね。






12/18 09:17
にこにこり村の
しげちやん

ま、こんな時間はだれも
ゲームなんてやってないよねー、という時間に
『どうぶつの森』を
起動させることが多いワタクシ、
門番さんが
「すでに開いているお友達が」と言うので、
誰?!?!と思ったら
「しげちやん」でした‥‥。

この方は、通常の肩書きはコピーライターで
「ほぼ日」の主宰であり
東京糸井重里事務所の社長であります。
毎日いろんなところに出かけたり
いろんな人と話したり
いろんな会議をしたりして、
そのあといろんな仕事をこつこつやって、
ブイヨンの散歩はするわジャムは作るわ、
毎日とても忙しいのではないかと思います。

なのに、いろんな時間に出没。
果物の仕入れやコスプレに精を出す。
インテリアも充実してるらしい。
なんでやねん。
ほんと、タフー。

(つづきます)
2009-04-10-FRI
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