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「あつまれ!!メイド イン ワリオ」で大騒ぎ!関西女子4人体験会
みなさま、ほぼにちわ。
今回からの秘密基地では4回にわたって
『あつまれ!! メイド イン ワリオ』
を特集します!
ゲームボーイアドバンス用のゲームとして
今年の3月に発売された
『メイド イン ワリオ』というゲームをご存知ですか?
このゲームは200種類以上の小さなゲーム
(プチゲームと呼ばれています)が
詰まっているアクションゲームで、
説明書不要のわかりやすさが
たくさんの人に支持されています。
説明書不要! 簡単かつ痛快!
短い時間で理解できて、
短い時間でクリアーできる!
複雑になる現在のゲーム業界において、
『メイド イン ワリオ』のシンプルさは
ゲーム本来の魅力を再認識させるものでした。
そして、多くの人の要望を受け、
『メイド イン ワリオ』はゲームキューブで
発売されることになりました。
それが
『あつまれ!! メイド イン ワリオ』
です。
もちろん、このゲームの持つ魅力はそのまま。
特長はなんといっても
4人でいっしょに遊べるようになったこと!
もちろんひとりでも遊べますが、
わかりやすくてハマりやすいこのゲームは、
多人数でプレイしたとき、とっても相性がいいのです。
ルールはシンプルですから、
ふだんあまりゲームをプレイしない人でも
すぐに理解することができる。
短い勝ち負けが連続する構造だから、
誰でもテンポよくゲームをたのしむことができる。
──でも、ちょっと疑問に思いますよね?
「ほんとに初心者でもたのしめるの?」
「昔ファミコンやっただけの人でも、
対戦のおもしろさがわかるの?」
「ほんとに説明書読まなくても大丈夫?」
たしかに、テレビCMでは、
女子高生からおじいちゃんおばあちゃんまでが
わいわいとたのしんでるけど、
すぐにあんなふうにエキサイトできるもんかな?
そんな疑問を解消すべく、
私たちはある実験を企てました。
あまりゲームに詳しくない女性4人に
コントローラをにぎらせて、
盛り上がるかどうか試してみよう!
集められたのは、
ほぼ日刊イトイ新聞の乗組員を含む4人の女性。
しかも全員が関西出身です!
「高いもんは、高い」
「おもろないもんはおもろない」
ふだんからはっきりものを言う関西出身の女性が、
このゲームにどういう反応を示すのでしょうか?
あかり
みのり
ゆみ
スガノ
そういうわけで、
『あつまれ!! メイド イン ワリオ』の対戦風景を
お伝えしていきます。
強烈な関西弁が飛び交うこととなったため、
会話に現代語訳をつけ加えてみました。
どの発言を誰が発したのか、
特定することにあまり意味を感じない
仕上がりとなりましたので、
印象的な発言を列挙するかたちで掲載します。
いやはや、すごいことになりました。
パワフルな関西弁トークをおたのしみください!
これが、『あつまれ!! メイド イン ワリオ』です!
このコンテンツは、関西弁と標準語の
バイリンガルでお届けします。
標準語訳および本文中の解説は
永田ソフトがお送りいたします。
たいした説明も受けぬまま、
コントローラーを握る4人。
とりあえず、キャラクターを
選択したりするようである。
‥‥4人でやるんやな。
【このゲームは4人で遊ぶゲームなのですね】
なにをさせられんねやろ。
【私たちはなにを命じられるのでしょうか】
なにするゲームなの、これ?
【このゲームはなにをするゲームなのでしょうか】
はーい、いくよー。
【それでは、始めますよ】
驚いたことに、彼女たちは
画面に出てくる説明をまったく読まずに
始めるようである。大丈夫なのだろうか。
え、なになになに? どうするわけ?
【ゲームがスタートしましたが、
私はなにをどうすればいいのですか?】
スポットライトが当たったら自分の番や、
言うてはったで。
【スポットライトが自分のキャラクターに当たったら、
その人の順番であると、さっき読み飛ばした説明に
書いてあったような気がします】
踊んのかな?
【私は踊るのでしょうか?】
あ、スポットライトが、
当たった当たった。
どうするの? ワン、トゥー、スリー。
【ああ、これがそのスポットライトですね。
いままさに当たりましたが、どうすればいいのでしょう。
とりあえず、リズムをとってみます】
あ、これ、押すねん、なんか、ボタンを。
【なんらかのボタンを押せばいいようです】
なんか、どっかで押したら、
よかったんちゃう?
【タイミングよくボタンを押せばよかったのですね?】
そうそうそうそうそうそう。
【たぶんそうですたぶんそうですたぶんそうです】
どうやら簡単にゲームの構造を
理解したようである。
まだ始まったばかりであって、
個々のプチゲームを
すべてわかったというわけではないが、
徐々にコツをつかんでいく自分が
たのしいようである。
あ、OKなんや。
【なんだ、いまのでいいのですか】
OKなんや。
【いまのでいいのですか】
OKやったんや。
【自分のことですが、いまのでよかったのですね】
あたしあたしや、つぎ。
【つぎは私の順番です。つぎは私の順番です】
わががわががやな‥‥。
【自分が、自分が、という感じですね】
なんかこの大っきいボタンをどうにか押したらええねん。
【どうやらこの大きなボタンを押せば
基本的になんとかなるようです】
エー、エー。
【Aボタンです。Aボタンです】
あ、成功してた。
【気がつくと、成功していたようです】
エー、エー。
【とにかくAボタンを押しましょう。
とにかくAボタンを押しましょう】
エー押して、エー押して!
【Aボタンを押してください。
Aボタンを押してください】
え? みんなOKや。
【どうやら最初の目標をみんなで達成したようです】
え~、つぎは、エアバッグをなに?
【どうやらつぎのルールが提示されたようです。
エアバッグをどうにかしなくてはならないようです】
あ、あかりちゃんだけOKや。
【おや? あかりさんだけ成功しています】
それぞれにいろんなゲームがあるわけね。
【それぞれにいろんなゲームがあるわけですね】
あ~。あ、あ、あ、通ったんちゃう?
通ったんちゃう? やったー!
【ハリの穴に糸を通すゲームですが、
通ったのではないですか?
通ったのではないですか?
やりました! 通りました! 成功です!】
よしよし!
【私も通すことができました!】
あかん。
【私は失敗しました】
これをやるといいようだ、
こういう場合は、こうするといいようだ、
そういった感じで
めきめき学習していく4人。
人は成長する生き物であることを
痛感する展開となった。
応援してる人の数が違うんやけど。
【それぞれのキャラクターによって、
画面内で応援している人の数が違いますね】
ふたりしか、いーひんで。
【私のところには応援している人がふたりしかいません】
あれやんな、あれやんな、あれあれ。
【要するに、あれですね。
つまりは、あれですね。
あれですよ、あれです】
なんやねんな。
【あれとはなんのことですか】
わかってきた。つぎ、やってみよか。
【要領をつかんできました。
つぎのゲームをやってみましょうか】
ええよ。
【了解いたしました】
よっしゃ。
【つぎは勝つつもりです】
ルールがわかってくると、
俄然、人は勝ちたくなってくるものである。
つぎなるゲームに4人は挑む。
キャラクター変えたかったな。
【つぎのゲームを始めるにあたり、
自分のキャラクターを選び直したかったです】
ええやんそれでべつに。
【それでなんの問題もないではありませんか】
キャラのせいとちゃうやろ。自分のせいやろ。
【さきほどうまくいかなかったのは、
キャラクターの絵とは関係がないでしょう。
つまりそれは自分のせいでしょう】
自分のことだけで精一杯だった4人だが、
ぼちぼち他者を牽制する余裕が出てきたようだ。
また、こういうプチゲームはこの人がうまい
というような大まかな傾向も出てきたようだ。
ちなみに彼女たちは、1つのコントローラを
かわりばんこに使って、最後まで生き残った
プレーヤーが勝ち、というゲームをしている。
やったー。
【成功しました】
どうやったの? なにしたの?
【どういうふうにやったのですか?
具体的にはどういうふうにやったのですか?】
うまいうまい。やるやん。
【うまいじゃないですか。
うまいじゃないですか。
やるじゃないですか】
えーなー。
【いいですねえ】
偶然やねんけど。
【偶然だったんですけどね】
あ、あかんねや。
【ああ、これではダメなのですね】
誰や。
【誰の順番ですか?】
ここか! あかんねや!
【ここでボタンを押すべきでしょうか?
ああ、ここで押してはダメだったのですね】
もうわたし、出てこーへんの?
【もうわたしはゲームに
参加することはできないのでしょうか?】
たのしいやん、これ。
【このゲームはたのしいですね】
でも、これのやりかたがわからへんねん。
【さきほどもこのゲームが出てきましたが、
いまひとつやりかたがわかりません】
止(と)めんでー!
【止めてみせますよ!】
なんやろ。
【私にはどういう指令がくだるのでしょう。】
やったぁー! 偶然やで!
【私はうまくやりました。
とはいえそれは偶然なのですが】
勝たれへんな。
【勝てないですね】
上手やねん。上手やわー。
【さっきから、この人はなぜか
このゲームが上手なのですよ】
なにがどうやってよかったん?
【うまくいきましたが、
その勝因はなんだったのでしょうか?】
はやっ。
【なんと早く終わってしまったことでしょう】
ちょっと怒り気味や。
【あなたは負けたからといって
若干いらだっていますね】
つぎ行こ、つぎ。
【つぎのゲームにいきましょう!】
ええよ、ええよ。
【のぞむところです。
のぞむところです】
どうやらあっという間に飲み込み始めたようですね。
わかっていない人も、わかっていないなりに、
やけに熱中しちゃってるし。
このへんが『あつまれ!! メイド イン ワリオ」の
魔力なんでしょーか!?!?
エンジンがかかってきたところで
つぎのステージへ進むようですが、
この続きはまた次回!
(C)2001-2003 Nintendo
2003-12-08-MON
第1回 「なにをさせられんねやろ」
第2回 「はいはいはい、そゆことか、はいはいはい」
第3回 「どやってやんのん!どやってやんのん!」
第4回 「アホみたいや~、言ってたで!拍手、拍手!」