Sponsored by Nintendo.

「あつまれ!!メイド イン ワリオ」で大騒ぎ!関西女子4人体験会


ゲームをあまりプレイしたことのない
関西出身の女性4人に集まってもらい、
なんの前情報もなく
ゲームキューブ版の『メイド イン ワリオ』
プレイしてもらいました。

飛び交う関西弁の意味を書き添えながら、
『メイド イン ワリオ』の魅力をお伝えしていきます。
今日はどんな名ゼリフが飛び出すのでしょう?
あ、この人たち、また説明を読まずに
始めるようですねえ。

あかり みのり ゆみ スガノ




このコンテンツは、関西弁と標準語の
バイリンガルでお届けします。
標準語訳および本文中の解説は
永田ソフトがお送りいたします。

やってみよ!
【説明を読むのはめんどうくさいので、
 とりあえずプレイしてみましょう】
懐かしいこれー! 温泉思い出すわ。
【この画面からは懐かしい印象を受けます。
 幼少の折、温泉のある旅館などで、
 こういったゲームをやったことを思い出します】
温泉! 温泉にあったゲーム!
たしかに、ひとつひとつのプチゲームの絵は
わかりやすいドット絵で構成されていて、
どことなく懐かしい雰囲気がするわけである。


‥‥あ、みのりちゃんや。
これあかんの?
【すでに私の順番は終わり、
 みのりさんの番になっているのですね。
 うまくやったと思ったのですが、
 私がやったことは失敗だったのですか。 】

出番こーへんな。
【私の順番が回ってきませんね】
早くプレイしたくてたまらないようだ。
まあ待て。


つかまれ!
【うまく操作して、
 オブジェクトをつかみたいものです】


へへ、わからへんなあ。
【コツはまだつかめないですが、愉快ですね】
はいはいはいはいはい、
そゆことか、はいはいはいはいはいはい。
【なるほどなるほどなるほどなるほど、
 そういうことなのですね、
 理解しました理解しました理解しました理解しました】
新たに登場するプチゲームに対しては、
4人でコツを推測し合うようになってきた。
むろん、それは完全に他者を思いやるばかりではなく
いずれ自分がプレイするときのためにだと思われる。


カーリングってなに? なんなんカーリングって?
【カーリングとはどういったスポーツでしょうか。
 というよりも、カーリングと名付けられた
 このゲームにおいて
 私はどのように振る舞うべきでしょうか】
たぶんあの穴のなかに入れんねや。
【おそらく、あの輪のなかに、
 入れるのでしょう】
なんかあのシャッシャッシャッシャッってやるやつや。
【カーリングというのは、
 ほうきのようなものをつかって、
 氷上をすばやく掃くスポーツですよ】

ふうむ、やはり説明書を読まなくても
かんたんに理解できるようである。
カーリングは「シャッシャッシャッ」で合ってます。
さて、画面では一目であかりが優勢なことがわかる。

あかりちゃん、お金持ちや!
【あかりさんが現在圧倒的にトップですね】
あかんかったー。
【いっぽう、私は、
 惜しいところでしたが、失敗しました】
オバケや、オバケや、オバケや!
オバケや、オバケや、オバケやーっ!
【オバケです。オバケです。オバケです。
 オバケです。オバケです。オバケです!】
どうやら「オバケ」の出てくるプチゲームが
あるのだろう。
にしても、そんなに興奮しなくてもよい。
そしてたぶん、そんなに怖くはない。
次のゲーム、こーへんなー。
【カードをつぎつぎにめくっていますが、
 なかなか次のミニゲームに突入しないですね】


来たね来たねー。
【ようやくゲームに突入しましたよ】
ちなみにこのステージのゲームでは、
カードをどんどんめくっていき、
「プチゲーム開始」のカードに当たると、
プチゲームがスタートする。
それをうまくクリアーすると、
たまったカードがもらえるのである。


なんで? 歩けんねんけど。
【待ち時間はやることがないと思っていましたが、
 キャラクターが画面上を歩けるようです】
ほんまや!
【ほんとうですね!】
ユーウインってなってた。
勝ったん? 勝ったんやん!
【あなたの勝ちです、と表示されていました。
 ということはつまり、私が勝ったんですね?
 そうです、勝ったのです!】
ほんで、わてはどうしたらええんやろ‥‥
【さて、私はどうするべきでしょうか‥‥?】
げっ、カードがものすごいことになってるで。
【おやまあ! 私のところに
 カードがすごくたくさん溜まっていますよ】
お、なんやしらんけど、
はじまってんで! はじまってんで! あんた!
【あらら、私のめくったカードで
 ミニゲームが始まってしまいましたよ!】

さて、そんなふうにして
カードをめくり、ミニゲームをし、
ということを繰り返していく4人。
かなり、楽しいようである。
あいかわらず説明は読まないのであるが、
だんだんと「一目でプレイ方法を理解する」
という熟練の域に入ってきた。

え、どやんの? こうか。
【どうすればいいのですか?
 ああ、こうすればいいのですね】

あかりはやく。
【あかりさん、すみやかにつぎのプレイをお願いします】
マリオ、マリオー、ジャンプ!
【このミニゲームの元となっているのは
 『スーパーマリオブラザーズ』ですね。
 このゲームの元となっているのは
 『スーパーマリオブラザーズ』ですね。
 いま、まさに、私はジャンプすべきでしょう】

懐かしい任天堂の名作たちも
ときどき顔を出します。
この画像をごらん下さい。
そう、マリオです!


‥‥あ、あたしや。
【うっかりしておりました。私の順番でしたね】

上ボタンやて。
【十字ボタンを上方向に入力せよ、
 との指示が出ています】
えい!
【タイミングはここだと思います】
わ、すごい。
【まさにそのタイミングでしたね】
えへへ、マリオ世代。
【幼少の折、『スーパーマリオブラザーズ』で
 よく遊んだものですから、
 こういったタイミングはよく覚えているのです】
暇なん?
【あなたがたは画面上をうろうろしていますが、
 時間を持て余しているのですか?】
なんかたのしい。
【私は現在、とても愉快です】
なんかよろこんでんで、ほら。
【理由や原因はいまひとつ判然としないのですが、
 私の操作するキャラクターが喜んでおり、
 つまりは、私が勝ったということでしょうか】
つぎ当たらんほうがええっちゅーことやな。
【つぎが当たりにならないほうが
 戦略上、好ましいということですね】
そゆことか。
【そういうことですか】
ああああああああ。
【言ってるそばから当たってしまいましたね】
ああああああああ。
【言ってるそばから当たってしまいました】

いきなり! びよよよよよんって。
あははははは。
【予想外に早いタイミングでした。
 画面のキャラクターの動きを擬音で表現するならば
 びよよよよよん、という、伸びきった感じです。
 非常に愉快です】
発する言葉が徐々に子どもじみてきた。
笑い声の音量も高くなってきた。
かなり熱中しているということである。
取材をされているということなど
まったく忘れているようだ。
わかってきた。カードゲームみたいなもんやね。
【ルールをきちんと理解し始めました。
 つまり、私の深い洞察によれば、
 これは、カードゲームを模しているのです】


ていうか、カードゲームやん?
【お言葉を返すようですが、
 深い洞察力を用いるまでもなく、
 これはカードゲームそのものではないでしょうか】
おいおい。
ていうかこれはカードゲームそのものである。
そういうことをあまり理解していないのに
これまでやってきたのか!
でもまあ、やっぱりちゃんと楽しいようである。
あははははははは。
【私はいま非常に愉快です】
やってるのにー!
【努力が水泡と化しました】
いまがんばるときとちゃう、みんな?
【ようするに、勝者不在の現在、
 最後のこの勝負に勝ったものが
 勝つということではないでしょうか?】

どうやら「ゲームを通しての友情」なども
かたくなってきたようだ。
行け行け行け行け、や~~ん、え? え?
【がんばろう! がんばろう! がんばろう!
 ああ、失敗しそうです。
 私はうまくできましたか?
 私はうまくできましたか?】
あたしのブルブルしてんで。
【私の持っているコントローラーが
 振動しています】


なぜそれがブルブルしているかというと、
振動機能付きコントローラだからである。
わーーーーー!!
【おめでとうございます!】
え、ここでがんばればよかったってこと?
【けっきょく最後の勝負に勝てば
 このゲームの勝利だったのですね?】
そゆことやな、このメンバーでは。
【おっしゃるとおりではないかと思います。
 もちろん、あまり力量のない
 我々4人のあいだにおいては、
 という注釈つきの見解になりますが】
結果発表やて。
【結果が発表されるようです】
あたし、ベベたやと思うわ。
【僭越ながら私は最下位ではないかと思います】
「べべた」は最下位を示す言葉であるようだ。
役立つ知識かどうかはさておき、勉強になった。
あ、みんな2番や。
【全員が2位ということでしょうか】
おいおい、ちょっと待ってくれ!
【全員が2位というわけがないでしょう】
ひとりもらい?
【私のひとり勝ちということですね】
あ、もー、違うのしよー。
【負けたことを悔しく感じます。
 つぎのゲームに進みましょう】


まあ、やってみよか、というスタンスだった4人ですが
めちゃくちゃエキサイトしてるじゃないですか。
ところが次回はもっとすごいんですよ。
続きます!

(C)2001-2003 Nintendo
2003-12-11-THU