何ができるかな? あかぎのまど。


糸井重里が昔から、なんとなく縁のある
ぐんまけん・赤城山で、
ほぼ日、なにかやれたらと思っています。
‥‥といっても、そんなに最初から方針を固めず、
だいぶ自由にのびのびやります。
みんなで、たのしそうなほう、面白そうなほうへ。
ときどきのぞきに来てみてください。


sanami.yoshino

ちょうどよい、湿原

2024/10/17 11:00
少し前のこと、糸井さんまじえた一行で、
大沼の少し先にある
覚満淵(かくまんぶち)へと行ってきました。

覚満淵は「小尾瀬」とも呼ばれる
周囲1kmほどの小さな湿原です。

実はゲートが複数箇所あることをこのとき
はじめて知ったのですが、
今回は「覚満淵入口」のバス停脇から入り、
ビジターセンター前のテニスコート脇から
出てきました。

中の木道は本来、一周約30分ほど。

我々が行ったときは、木道整備のため
残念ながら一周とはいかなかったのですが、
みんなで一列になって、
「ここチクっとするから気をつけて」などと
わいわいと声をかけあいながら、
草木の間をかきわけながら、
ぱっと開けた木道に出た時は
思わず「わぁ」と声があがりました。

少し前に尾瀬に行く機会があったのですが、
ここが「小尾瀬」と呼ばれるのも
納得の景色。

尾瀬ヶ原・尾瀬沼は、
それなりの距離と時間をかけた先に
たどり着く、達成感ある場所。

対して赤城の覚満淵は、
車でさっと入口まできたら、
気軽に散策ができちゃう。

あかぎに通いはじめてできた知人も、
「お天気よかったからお弁当つくって
ふらっと覚満淵まで」
なんてSNSに投稿していたのも、
納得です。

どちらもそれぞれの良さがあるけれども、
覚満淵から出てきたときに
が、るんとした口調で発した
「ちょうどよい!」
がよく表している気がしました。

ちょうどよい、湿原。
それが赤城山頂エリアの覚満淵です。
sanami.yoshino

市内 -10℃の避暑地。

2024/10/17 11:00
赤城山を知ろう、ということで、
色々な乗組員が機会を変えて足を運んでいますが、
もちろん糸井さんが一緒のときもあります。

8月に入ったばかりの連日35℃超えが続く頃、
一行は赤城山頂エリアを目指しました。
目的は、赤城山のフィールドを知ることです。

ちなみに関東で暑い!といえば、
埼玉県の熊谷などが常連ですが、
そういえば今年は“前橋市”も連日
テレビの天気予報で聞こえてきた印象です。

はたして自分が赤城に
関わるようになったから、
耳に入ってくるようになったのか、
あるいは近年になって
前橋も暑い都市常連として
名乗りを上げるようになったのかは
定かではありませんが、
ともかく麓のまちは暑い夏を迎えていました。

ところが峠道をぐんぐん上った山頂エリアは、
市内との気温差が約10℃ほど。
涼しいのです!

前橋市内の標高100mちょっとですが、
山頂エリアは1300mちょっとなので、
実に標高差 1200mほど。

山登りに精通するやすな曰く、
100m登ると気温が-0.6℃とのことなので、
1200m上がれば-7.2℃くらい?
あれ?計算が合わなかった…笑

実際は天候によって前後するのだと思いますが、
確かなのは
「麓より圧倒的に涼しい」ということ。

ちょっと涼みに車で山頂へ、というのも、
実は夏の日おすすめの過ごし方です。

ということで、写真をご覧のとおり、
糸井さんもあややも、
麓は8月の猛暑日にもかかわらず、
この日はしっかり長袖を着用しやってきました。
sanami.yoshino

山頂のカルデラ湖。

2024/10/02 20:35
赤城で何ができるのか、通いながら探っている日々ですが、
一言で“あかぎ”といっても広いので、
まずは赤城山頂エリアを少しずつご紹介しながら、
皆さまに親しんでいってもらえたら嬉しいです。


いくつもの峰から成る赤城山。
中央部にはそれらの峰にぐるっと囲まれた、
カルデラが形成されています。

その中に、カルデラ湖の大沼や覚満淵、
そして火口湖の小沼がある辺りが山頂エリアです。


前橋市方面から4号線をくねくねと上がっていくと、
ぶつかるのが、大沼湖畔。

はじめて訪れた時は雪の日だったので、
とにもかくにも辺り一面まっしろ!
正直、大きさも景観も全く掴めなかったのですが、
春先にもなると、印象が一変します。

青々とした山と空、そこにすっとひろがる湖面に、
半島に赤城神社がそっと佇む様子が本当にきれいでした。

ある時、ボートでぐるっと巡ってみると、
湖面に限りなく近い目線で約5分、
山々に囲われていることをほんとうに実感できます。
ちなみに、ちょっとしたアトラクション並の迫力で、
個人的にはその疾走感や水しぶきも魅力の体験でした。


赤城山は、ミズナラ、カラマツ、カンバなど
落葉樹で主に構成されていて、
季節によって同じ場所でも、異なる表情をみせます。

紅葉で彩られる、
はじめての秋の赤城山を訪れるのがいまから楽しみです。
sanami.yoshino

はじめてのあかぎ。

2024/10/02 20:35
「裾野は長し、赤城山」

2月某日、雪の降る中で、
はじめてあかぎを訪れた際、
同道したイシザワから、
まるで呪文のように繰り返された句です。
(上毛かるた「す」の札)


群馬県は赤城山。
皆さま、ぱっと姿は思い浮かぶでしょうか?

恥ずかしながら、私は今回のご縁があるまで、
地名は聞き覚えあるけれども、
場所は曖昧で、そこまでのアクセス手段や
そもそもどんな山なのか、
まったく想像ができていませんでした。

場所は、群馬県のほぼ中央。
東京からは、上越新幹線で高崎駅まで1時間弱、
さらに車で1時間15分で赤城山頂エリアに到着です。

日本百名山・上毛三山のひとつですが、
なんと、実はひとつの山ではないのです!
黒檜山(標高1,828m)を最高峰に、
駒ケ岳、地蔵岳、鍋割山などから成る連峰です。

山登りに親しむ方には、何を当たり前のことを、
と思われるかもしれませんが、
山中湖で過ごし、富士山に慣れ親しむ
私にとっては「はっ」とする事実でした。

前橋市、桐生市、みどり市、沼田市、渋川市、
利根郡昭和村の5市1村にまたがります。
なので、赤城山を歩きながら、いまは前橋市、
一歩進めば桐生市、なんて感じに、
グルっといくつかの市を巡ることもできちゃいます。

群馬県庁(前橋市) 26階に
縮尺1/12,000、高さの縮1/4,000の
群馬県の陶器製ジオラマがあるのですが、
上毛かるたに詠まれる通りの、
なが〜い裾野が体感できるので、
機会あればぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。


さて、はじめて赤城を訪れた、2月某日。
東京でも雪予報のさむ〜い日。
昼からどんどんと雪が大粒になっていき、
視界はあまりきかない中で、
前橋市内から4号線の峠道をのぼって
山頂にむかいました。

だ、だいじょうぶかな‥‥。
初めて訪れるワクワクと同時に、
ドキドキの交じる初訪問。

いざ山頂エリアにいっても、視界まっしろ!!
はじめてのあかぎは、
ここで何がはじまるのか、
まったく想像がつかない幕開けでした。
sanami.yoshino

あかぎのまど。はじまるよ。

2024/10/01 20:05
「赤城でリアルな場づくりをする。
なにをやるかまだわからないんだけどね」

そんなことばからほぼ日に仲間入りした、
横浜出身、旅好き乗組員のさなみです。
横浜と山中湖の2拠点で生活しながら、
あっちこっち隊らしく各地に足を運んでいます。


と言われても、唐突なことで
皆さまも何が始まるのやら、ですよね。


無限の荒野にみえていた
インターネットという場からはじまったほぼ日が、
現実世界でもだだっ広い場所を求めて
東京をとびだして地域に目をむけたとき、
まず向かったのが糸井も昔からご縁のある
群馬県の赤城山でした。

私自身、国内外あちこちと訪ねてきましたが、
実は、あかぎの地はこのご縁がはじめまして。

いったい赤城でほぼ日は何ができるんだろう?
まだまだ手探りですが、
わくわくしながら赤城に通いはじめています。

「あかぎのまど。」では、
色々な方向から赤城をご紹介しながら、
なにができるのか、
皆さまに見守っていただきながら、
場づくりの様子を時々にお伝えして参ります。

どうぞよろしくお願いいたします!