ヴァイオリンを習いはじめて約2ヶ月。
ついにオーケストラにまざって、
演奏するチャンスがありました!
4月4日の両国国技館に向けて、
スズキ・メソードの生徒たちが300名ほど集まり
合同練習があったのです。
つい最近まで、平昌に行っていたわたし。
ヴァイオリンに一週間以上触っていなかったので、
ひさしぶりのレッスンは、ボロボロ。
指がうまく動かない。
音を忘れてしまっている。
キラキラ星のフレーズも忘れている。
肩に力が入りすぎて異様に疲れる。
ヴァイオリンってシンプルに
持っているように見せかけて、
意外と普段しない指の形や姿勢なんです。
縦長だし、指と指の幅を思いっきり開くし。
でも練習すればその形が私のものになっていく。
日々の練習の大切さと、
このままでは合同練習は参加不可だと感じました。
とりあえず、合同練習の会場までは行ってみました。
扉を開けると上級生クラスの方々が、
「どどーん」とベートーヴェン7番を弾いています。
立ち姿だけでかっこいい。
華麗に出される音色もかっこいい。
写真を大量に撮ってしまいました。
自分の未熟さを痛感させられ
もう帰ろうかななんて、
言っていたら藤井先生とばったり。
なんと、待っていてくださったそうなんです。
ありがたさと心強さとともに、
逃げられない覚悟ができました。
300人弱の演奏者に混ざります。
前後左右、全員ヴァイオリン奏者。
向こう側にいるチェロ奏者の方々の音色や
ピアノ、管楽器、音と音がまざりあって、
身体が宙に浮かび上がる心地になりました。
一緒に演奏するって、すごい。
聴く側ばかりで
演奏する側ははじめてだったので、
うれしくてたまらなかったです。
ふだん、あまり緊張もしないし、
自惚れてしまいがちなのですが、
これは練習せねば、と本気で思わされました。
そして別の楽曲ももっと弾いてみたいと思いました。
たった2ヶ月しかやっていない私を混ぜていただき
深く感謝を思いながら、やってみると
できることやできないことが見えてきて、
なにごとも体験が大事だと感じました。
いろんなひとに「すごいね」と言われますが、
はじめるのはピアノやギターと変わらず簡単です。
ただ、満足いく音色や演奏技術は
やっぱり練習が必要。
早野先生に、
「あの人は医者をやりながら演奏してる」とか
「相馬のみんなは3年でベートーヴェンを弾いた」とか
そんな話を伺って励まされました。
帰りに藤井先生に
浅草名物のどら焼きをいただき、
これがとんでもなくおいしくて、
気合いが入りました。
ご褒美って大事ですね。
よし! あと2ヶ月がんばります!