ほぼ日カルテットのです。
藤田からのテキスト中継でもあったように、
4月4日のグランドコンサートを、
無事に終えることができました!
2,000人以上で一緒に同じ曲を弾く、
あの音の中にいるあの感覚は、感動というか、
決して他では体験できないような
本当に素晴らしい体験になりました。
大人ながらあの中にいれてもらえたことは、
とても光栄なことでした。
11月末から始めて、約4か月の練習期間。
正直、どうなることかと思いましたが、
「もうやるしかない!」と覚悟を決めて頑張って
どうにか形にすることができて、安心しています。
ここまでがんばれたのは、
こういうチャンスをくださった早野フェローや
励ましながら教えてくださった寺田先生のおかげです。
先生の力は本当に偉大でした。
心から、感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、渡辺さん、小林さん、ほぼ日の羽佐田という、
ほぼ日カルテット仲間がいてくれたおかげで、
孤独を感じることなく、
頑張り続けることができました。
毎日、会社で練習していた私に、
「がんばってね」と声をかけてくれたり
あたたかい目で見守ってくれたりした、
周りのみんなの存在も、本当にありがたかったです。
読者の方や応援のメールをくださった方々など、
1人では決してこんな風にがんばれなかったので、
見守ってくれていたすべての人に感謝です。
そもそも人生でチェロを弾くなど
考えたこともなかったので、
こういう機会をもらえて、本当にラッキーでした。
「耳で覚える」というスズキメソードの教え方も
私にはすごく合っていた気がします。
鏡で自分のフォームを見ながら
耳で聞いた音を再現する練習を重ねたことが、
少しずつでも上達できた
ポイントだったのかもしれません。
たのしみながら練習を続けることができました。
実は、今回お借りしていたチェロは、
コンサート当日にお返ししたので、
もう手元にないんです。
あんなに毎日練習していたので、
なくなってしまったあまりの寂しさに
週末に、楽器を借りて弾きに行ってしまいました。
また弾くことができて、すごくたのしかったです!
せっかく覚えたこの感覚を忘れたくないし、
チェロを弾きたい! という
気持ちは高まるばかりです。
楽器やレッスンのことなど
相談したいことはたくさんありますが、
私は、チェロを続けていこうと思っています。
そしてこれからもチェロを弾きたい! と
周りに話していたら、
銀色の宇宙鳥シジュちゃんから、
「今度、一緒に『白鳥』を弾こうよー」と、
声をかけてもらえました。
なんと!
『白鳥』は今の私にとって、憧れの曲!
たしか、シジュちゃんはテルミンを弾いていて、
一緒に弾いているおっくんは、ギターだったはず。
それにチェロで参加って、
なんていうか不思議すぎるけど、
一緒に合奏できたらたのしそうです。
どこで披露することになるかはまったく不明ですが、
演奏できるチャンスがありそうだし、
合奏ってたのしいし、
そのためにはもっともっと上達したいので、
まずは一緒に弾けることができるように、
これからもがんばります。
今回で、私のお役目は終了となります。
つたないレポートでしたが、
初心者で新しいことを始める不安など、
率直にお伝えできたんじゃないかなと思います。
もし、何か始めようとして迷っている方がいたら、
とりあえず、実際やってみることをおすすめしたいです。
どこまでを目指すかにもよりますが、
「基本が大事」「練習しないとうまくはならない」など、
新しいことに付き合う姿勢は、
これまでの人生経験上、わかっているところもあります。
大人の知恵を使っていろんな工夫もできますし、
大人なりの付き合い方、たのしみ方があると思います。
素直に受け入れる気持ちさえあれば、
なんでもできるんじゃないかなと思いました。
私はチェロと出会って、新しい教養に触れて、
自分の人生がより一層豊かになったように思います。
大人になってからできることが増えるっていうのも、
うれしいものですね。
これからも、チェロという楽器のある人生を
たのしんでいきます。
ありがとうございました!