「ほぼ日」の睡眠論。

「ほぼ日」睡眠アンケート:あなたの睡眠生活は、いかがですか?

「『ほぼ日』の就職論。」以来となる
やや大きめの特集をスタートさせます。
今回のテーマは「睡眠」。
人が生きている限り、
日々向き合うこととなる「睡眠」について、
さまざまな切り口から掘り下げていこうと思います。
さて、まずは、そのはじまりに、
みなさまの睡眠生活についてアンケートを実施しました。
(アンケートは2007年10月15日から22日まで行いました。)

結果発表第4回 最後に、起き方と自己採点

ほぼにちわ。

「ほぼ日」の睡眠アンケート、
今回の集計が最後になります。

最後は、「起き方」です。
眠れないのもつらいですが、
なかなか目が覚めないのも、苦労しますよね。

ではどうぞ、ご覧ください。
さらに最後には、
自分の睡眠の自己評価もしていただきました。

どうやって、起きますか?
あなたは、朝起きるとき、何を使って起きてますか?
あてはまるものすべてを答えてください。
(複数回答)


一番多かったのは、目を覚ますための専用の時計、
いわゆる「目覚まし時計」ではなく、
なんと、「携帯電話」でした。
現代っぽいですね。
携帯電話が一般的になる前は、
このグラフからしますと、たぶん「目覚まし時計」が
1位に輝いていたことと思います。
いつ、この首位交代が起こったのでしょう。
どこにもそういったデータはなさそうですが、
ちょっと知りたくなりました。

ほかには、「自然に目覚める」という方も
けっこう多いのですね。

さてこの設問では、「書いて答える(そのほか)」の欄も
設けていました。
そこで多かった回答は、こちらです。

iPodやゲーム専用機のアラーム機能、タイマー、
コンピュータ、家の電話のモーニングコール機能、
婦人体温計(基礎体温計)のアラーム機能、
家族の起きた気配、ペット、差し込む朝日、外の音
 など。

先に 「自然に目覚める」と答えた方は、
家族の気配や日光、周囲の物音など、
いつもの条件を体が覚えている、
ということかもしれませんね。

さて一番目と二番目に多かった
「アラーム機能」的なものですが、
これらをいくつもセットする、という回答もありました。

次は、その数をお聞きした設問の集計です。


目覚まし時計や携帯電話など、
アラーム機能があるものを
合計いくつセットして寝ていますか?


「一個だけ」がトップですが、
2個、3個という方も割合からいうと多いですね。

うっかり二度寝してしまったら‥‥、
なんらかの異変が起こって、時計が壊れてしまったら‥‥、

といった心配もありますが、
実際問題として
「絶対にこの時刻に起きなければいけない」のか、
「だいたいこのあたりの時刻に起きればいい」のか、
生活のスタイルによっても違うのかもしれませんね。

そういえば、このアンケートの実施中にみなさんから、
就職したり子供ができたりして、睡眠生活が激変しました、
といったメールをいただいていたのでした。

そして次の質問は、こちらです。


「重要な約束があるから、
 明日の朝は必ず○時に起きなくてはならない」
というとき、起きる自信は、
何パーセントくらいありますか?


どうしても、いつもより睡眠時間が短くても、
決めた時間に起きなければいけないというときが、
誰の人生にもたまにあります。

その時、どれくらい起きる自信があるか聞いてみたところ、
90%から100%がほとんど。
高い割合で、「自信あり」という結果になりました。


いま、あなたが目覚まし時計を買うとしたら、
重要視するのは、どういうことですか?

こちらは自由に書いて答えていただきました。

みなさんの重要視する点は
はっきりしている方が多いらしく、
以下の3つの端的なお答えに集中しました。

●音:音量、音の種類
●デザイン
●機能:スヌーズ機能(二度寝防止)
    電波時計(時間のセットが自動)


他に複数あって目立ったのは、
「うるさすぎない」「秒針の音がしない」
「壊れにくい」
です。

このほか、ちょっとユニークな回答としては、
「優しく、あきらめずにおこしてくれる」
(時計にそれを望みますか‥‥。)
「寿命が縮むような音が出ない目覚まし」
(買う前に確認できるところで買ってくださいね。)
「落としても、踏んでも、叩いても壊れない」
(程度の問題ですが‥‥。)
などがありました。


寝床を離れたあと、「完全に目を覚ますため」に、
なにかやっていることがありますか?
「起きてからやること」ではなく、
「これをやると目が覚めるんだよね!」
というものを、いくつでもお答えください。
(複数回答)


昨日は「寝る前にすること」の集計結果を発表しました。
今回は、「目を覚ますためにすること」です。

一番多かったのは「飲み物を飲む」
次は「顔を洗う」でした。
体を新しい水分にふれさせることが、
体を起こすために有効なのかもしれません。

さらにここでも、自由に回答していただきました。

中でも特に多かった答えが、
「トイレに行く」でした。
たしかに、平均的な睡眠時間からいうと、
6〜7時間はトイレに行っていません。
また、排尿するということで、
体の機能を使うと、覚醒の役に立つのかも。

他に多かった自由回答は、

コンタクトレンズを目に入れる。
甘いものを口に入れる。
のび、ストレッチ、体操、ヨガをする。
シャワーをあびる。うがいをする。歯を磨く。
煙草を吸う。


でした。
つい笑ってしまった回答もご紹介しますね。
「裸になって体重を量る」
(ある意味、目が覚めそうですね‥‥。)
「雄叫びを上げて伸びをする」
(ご近所に心配されませんように。)
「編み物をする」
(寝起きに編み物?)
「まんがを読む」
(寝起きにまんが?)
「怒られる」
(えっ!?)

目を覚ますための努力も、さまざまでした。

最後に、あなたの眠りの自己評価を。
ここまでアンケートにお答えいただいたみなさんは、
いつもよりもご自分の眠りについて意識されたのでは
ないでしょうか。

最後に、あなたの眠りたさや、
眠りの位置づけ、点数についてうかがいました。

ざっくりとした質問です。
あなたは、いつも眠い?

選択肢は、 次の2つでした。

どちらかといえば、いつも眠いわけではない
どちらかといえば、いつも眠い


「どちらかといえばいつも眠い」という方が多く、
半数以上いらっしゃいました。
他の設問から見ても、
みなさん、ちょっと寝不足気味なようですね。


軽い気持ちで、なんとなく答えてくださいね。
以下のものに、優先順位をつけるとしたら、
どういう順番になりますか? 直感で、どうぞ。



 食事   娯楽   睡眠 
 1位  33% 28% 39%
 2位  38% 25% 37%
 3位  29% 47% 24%

第1位として、「睡眠」を挙げる方が多いようです。
その次は「食事」でした。
生命を維持するために必要な2つが
優先度が高い、と言えるかもしれません。


さぁ、最後の質問です。
いまのあなたの睡眠生活を
100点満点で自己採点してください。


こまかく、1点きざみで回答していただきました。
多かった点数は、70点から80点。
ついで、50点台、60点も多めでした。

「自分の睡眠は、そんなに悪くはないけれど、
 まだ良くできそう! 」
といったところでしょうか。
ぜひ、これからの特集「『ほぼ日』の睡眠論。」を
ご覧くださいね。

最後に、これらの30問からわかった、
3万名のみなさんの、
最も平均的な眠りの姿をご紹介します。

「眠る時間は午前0時から1時。
 6時間27分眠って、午前7時くらいに起きます。
 しかし休日はちょっと寝る時間が遅くなって、
 午前0時から2時に眠り、7時間42分後の
 午前8時から10時に起きます。
 ほんとうは8時間眠りたいと思っています。
 でも、人間として6時間眠れば十分なはず、と、
 頭では思っています。

 あまり眠れなくて困るということはなく、
 眠りも深い方です。
 起きるのにはちょっと苦労します。

 眠る時は部屋を真っ暗にします。
 寝間着はパジャマです。
 まくらや布団やマットレスは、
 どちらかというと好みのもので眠りたいです。

 眠る前にすることは、特にありません。
 しいていえば、本を読んだり、
 音楽を聴いたりでしょうか。

 眠るときの格好は仰向けで、寝ている間やや動きますが、
 起きたときも仰向けになっていることが多いです。

 思うとおりの時間に起きるために、
 携帯電話のアラーム機能をひとつ、セットします。
 どうしても起きなければいけない時間があるときは、
 90%くらいは、その時間に起きる自信があります。
 起きたら目を覚ますために、飲み物を飲みます。

 こういった睡眠生活をしている自分は、
 どちらかといえば、いつも眠いのですが、
 優先順位としては睡眠を上位に考えていますし、
 まあ、採点すれば70〜80点くらいかな、
 と思っています。」



アンケートにご協力いただき、
また、集計の結果をご覧いただきまして
ありがとうございました!

よろしければ、ご感想をお送りくださいね
これから展開します特集「『ほぼ日』の睡眠論。」で
参考とさせていただきます。

2007-11-01-THU
第1回
第2回
第3回

そのほかの「ほぼ日」の睡眠論。