HOBONICHI HOBONICHI

HOBO SUPER OMISE SHOP

もの好きさんいらっしゃい

好きなものを集めたら、
ちょっぴり奇妙な「雑貨」が集まる店ができました。
店の名は『HOBO SUPER OMISE SHOP』。
自分の人生に必要かと言われたら、
そんなことはない。
でも、所持したい。
コレクターになるというよりも、これは所持欲。
自分が買わないで誰が買う。
自分が買わなかったら誰かに買われてしまう。
買わねば。
そして家やお気に入りの場所に飾ることを、
たのしみたい。
バイヤー経験もある目利き店主、
塚本太朗さんが集めた品々を
ひとつずつ見せていただく連載です。
週に1回お届けします。
1月の「生活のたのしみ展」にも出展するので、
どうぞおたのしみに。

塚本太朗さんプロフィール
#06

GELCHOPのKIRIKABU GELCHOPのKIRIKABU

お次は、切り株の形をしたスツールです。
ユニークな立体作品や内装を制作する、
GELCHOP(ゲルチョップ)さんのアイテムです。

なんともかわいい存在感がありますね。

持ち上げてみると、意外と軽いです。
この「KIRIKABU」シリーズは、
いろんな形があるんでしょうか。

2種類あるみたいです。

あ、ここにロゴが入っているんですね。かっこいい。

さりげなくて、いいつくりだなぁ。

GELCHOPさんとは、
どんなふうに出会ったのですか。

GELCHOPのつくるものを初めて見たのは、
20年くらい前です。
そのときから
「なんだか、おもしろいことをしてる人たちだな」
と感じていました。

そんなに昔から!

いつか仕事でご一緒したいなと
思いつづけていたんです。
あるとき、
ノベルティショップの「ケンエレファント」が
店舗をつくるというので、
僕の事務所が協力させてもらうことになって。
その機会に、お店の内装を
GELCHOPにお願いしました。

ついにご対面できたのですね。

そのときは、
「盆栽型ガチャガチャマシーン」という、
ガチャガチャの上にプラスチックの松が生えている
製品をつくってもらいました。

すごい。
あまり想像がつかないですが、おもしろそうです。

以降も、いっしょに
いろいろつくりたいなと思っていたのですが、
いまはものすごく忙しいみたいで。
自社製品をつくる時間がないくらい、
店舗の内装の依頼が多いそうです。

あぁ、内装のほうで引っ張りだこなんですね。

最近のオリジナルアイテムでいうと、
このあいだ、FREITAGとのコラボがありました。
渋谷のFREITAGのお店がリニューアルしたときに、
もともと使っていた照明や什器を
GELCHOPがリメイクして、
オークションで販売するというプロジェクトでした。
それはもう、
FREITAGファンとGELCHOPファンから、
ものすごい入札があったそうですよ。
僕も見に行きましたが、
とてもかっこよかったです。
ちょっと、なかなかね、
僕が手を出せる値段じゃなかったですけど‥‥。

いま、オリジナルのプロダクトよりも、
店舗の内装がメインということは、
GELCHOPのアイテムを買える機会は
あまりないのでしょうか。

そうだと思います。

それが、生活のたのしみ展では、
協力していただけると‥‥。

そういうことです。
GELCHOPオリジナルアイテムのファンにも
よろこんでもらえる機会にしたいですね。

わあああ。たのしみです!

(7つめのアイテム紹介につづきます。次はまたちょっと、変わったモノが。)

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GELCHOP
2000年に結成。
モリカワ リョウタ、オザワ テツヤ、
コバヤシ レイスケ、
3人の工作好きによって活動を続ける3D造形グループ。
アパレルブランドや百貨店の
内装や什器のデザインから製作まで
すべてを行う他、
パブリックスペースのアートワークや
オリジナルプロダクトも手がける。
小さなものから大きなものまで
かっこいいものを作るので、
おしゃれな人たちからの信頼が厚い。
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