白いシャツをめぐる旅。2020 わたしのマスターピース。 白いシャツをめぐる旅。2020 わたしのマスターピース。
06 アイリッシュリネンのギルドが認める品質。James Mortimer
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英国うまれのファクトリーブランド、
James Mortimer(ジェームス・モルティマー)。
創業1894年、アイルランド北部のドネガル地方、
バンナクラという町で創業し、
「ずっと変わらない服づくり」を続けている会社です。
いろいろなブランドのシャツを手がける、
いわば下請けの工場なのですけれど、
じつは、ロンドンのジャーミンストリートに店を構える、
そうそうたるブランドのシャツを請け負うほどに、
確かな技術をもっているファクトリーなんです。



アイリッシュリネンのギルドが
正式に認めたことがわかるレーベルがついた、
上質なリネンが、ここのシャツの素材です。
この布は、リネンと聞いて想像しがちな
くしゅくしゅっとした印象ではなく、
ハリとツヤ、弾力を感じさせるのが特徴です。



James Mortimerを日本に紹介している
「グラストンベリー」の
内田起久世さん、大倉大介さんに、
お話を聞きました。
昨年は、シンプルな開襟シャツをお届けした
James Mortimerから、
今年は、さらにリラックス感のある
プルオーバーシャツの
「ハーフスリーブ リネン スモックシャツ」が
登場しますよ!
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▲James Mortimer ハーフスリーブリネンスモックシャツ

 ¥25,300(税込み)
「このかたちは、前回のオープンカラーと同じくらい、
定番として出しているシャツです。
デザインは、日本からの依頼ではなく、
James Mortimerからの提案なんですよ。
日本ではカプリシャツって呼ばれるタイプで、
襟が、イタリアンカラーといいますか、
台襟がなく、身頃からつながっていて、
リラックス感があるかたちですね」
(大倉さん)
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パッチポケットがあることや、
かぶって着るかたちということが、
カジュアル感を強くしていますよね。
このシャツを仕入れるにあたって、
ちょっとサイズで迷ったんです。
結果、ほぼ日では「40」というワンサイズになりました。



「40っていうサイズは、すごくいいと思います。
一般的な女性が着ると、ちょっとオーバーサイズで、
リラックス感のあるコーディネートができます。
どのくらい大きいかというと、
男性で、メンズシャツはMをふだん着る方でも、
じゅうぶん着られるサイズ。
ですから、ユニセックスと
考えていただいていいと思います」
(大倉さん)
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袖がちょっと長めの半袖というのもいいですよね。



「表示としてはハーフスリーブ、
五分袖なんですけれど、
女性が着ると六分ぐらいあります。
ちょうど、手首が目立つ長さですから、
ほっそり見えますし、
着丈も長く、小柄な方ならチュニックみたいに
お召しいただくことができますよ」
(内田さん)



リラックス感はありますが、
肩はそんなに下がらないので、きちんと見えます。
ヨークがあって、タックをとっていて、
そのあたりは「ちゃんとしたシャツ」ですね。
その印象と、大きさをいかして、
女性が水着の上からふわっと羽織ったりすれば、
すごくエレガントなリゾートの表情が出そうです。
街でも、この透け感をいかして、インナーも楽しめますね。
プレスした状態でキチッと着るのもいいでしょうし、
洗いざらしでも、それなりのカッコよさ、
かわいらしさが出る。



「そうですね。
素材も、去年と同じアイリッシュリネンで、
とても心地よく着ていただけるかなと思います」
(大倉さん)



「着れば着るほどやわらかく。
長く着たいシャツですよ」(内田さん)



女性はたっぷりめに、
男性はジャストサイズで。
ユニセックスで着られますから、
ふたりで共用にしても、いいかもしれないですね。



James Mortimer

http://glastonbury-ltd.com/brands_page/james-mortimer/
(次回は、初登場となる
「Yarmo(ヤーモ)」を紹介します!)
2020-04-14-TUE