毛の長いテリア犬の銀製ブローチ。
体と首輪部分にちりばめられているのは、 ヴィクトリア時代からジュエリーに用いられるようになった マーカサイト(マルカジット)という鉄鉱の一種。 マーカサイトはダイヤモンドの代用品とされていただけあって 自然光のもとでの輝きが魅力。
裏の針の形から 1950年代前後の比較的新しいものだと考えられる。
ディテールが細かく、 持ち主はテリア犬をとても好んだ人だったのではないかと思う。
(つづきます)