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july2014
ある日の日記(18)


今月のテーマ「ハレー彗星」の史実について調べるとき、
私は仕事部屋の本棚から1冊の本を取り出した。
本のタイトルは、
『HALLEY’S COMET : MEMORIES OF 1910』。

数年前にアメリカの古本屋で買ったもので、表紙の裏には
昔どこかの図書館の蔵書だったことがわかるスタンプが
押されている。

上の写真はもくじのページ。
本編で私が紹介したハレー彗星ブローチの仲間が載っている。

ハレー彗星をモチーフにしたブローチがあることは
イギリスの骨董市へ通ううちに知った。
最初は、その形が何を意味するのか分からなかったが、
ご覧のとおりデザインが特徴的なので
見つけるたび記憶にのこり、気になっていた。
そして、ある時アンティーク・ディーラーから
「これはハレー彗星の核と尾だよ」
と教えてもらったのだ。

1910年に作られたハレー彗星のブローチは、
もちろんデザインは様々だが、全体的に
ユニセックスな雰囲気を持っているように私は思う。
実際に、男性がジャケットに着けることも
あったのではないだろうか。

男女問わず楽しめるブローチというのは私の理想で
モチーフは違っても、この先また
そんな品との出合いががあればいいなと考えている。

 
2014-09-28-SUN

 
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