※申し訳ありません、9月7日の掲載時、
過去掲載作品との重複がありました。
こちらの未掲載作品を掲載し直します。
どうぞよろしくお願いいたします。
(2024年9月9日)



怪・その53

「守ってくれた犬」


大学の夏休みに帰省した時の話です。

その日はなかなか寝つけなくて、
眠れたと思ったと思ったら

部屋のドアがバン! と開き
目が覚めました。

ドアの向こう側は真っ白に光り輝き、
驚いていると、
光っている半透明な鹿が入って来て、
布団の周りを凄い勢いで回り始めました。

怖くて布団の中で声も出ないでいると、
今度はドアから、
やはり白く光る光る犬が来て、
鹿をやはりびっくりするような速さで追いかけ、
2匹の追いかけっこがしばらく続きました。

やがて窓から鹿が逃げ出して
犬が追いかけて出ていきました。

鹿が何かは分かりませんが、
鹿を追い払った犬は、
実家の庭に埋めた飼っていた犬で、
私を守ってくれたと思います。

(t)

こわいね!
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