ひとつの犬種のブームが去ると 一気に捨て犬が増えちゃったり するんですよね。 |
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そうなのか‥‥。 |
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生産性とか、効率とか、 人間がやっていることを 犬や猫の世界でもやってるんだよね。 やっぱり大人と子どもが まだらになってるんだよ。 だからそういうことをしてしまう。 そういうときに、傷つく。 |
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生きものが。 |
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人間を含めて、傷つくんですね。 |
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そこを克服して ぼくらは生きていくんだろうな。 |
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はぁぁあ。 つらいなぁ。 |
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殺処分する人が、 「僕は動物が好きで、 動物園配属が希望だった。 動物嫌いな人に殺されるぐらいだったら、 僕が最期をみたほうが」 とおっしゃっていました。 あれは忘れられなくて。 |
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現場の発言は、すごいよね。 |
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はい。 |
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処分することについては、きっと 責められ続けてるんだろうと思います。 それに対して反論するよりも、 自分の考えをものすごく鍛えて それを伝えようとなさっています。 責める側よりも責められる側の、 少ない言葉のほうに、 なんだか力があったよね。 |
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そうなんですよね。 |
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犬や猫に実際に かかわってる人たちだから。 |
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うん。動物から教えられることは、 ほんとうに多いと思います。 ぼくにもその感謝はある。 ずいぶん教えられてるよ。 ぼくは、わりと平らに、 彼らのことを 見ているんじゃないかと思います。 これは、子どものときには できないんじゃないのかな。 |
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上下関係では見ないんですね。 |
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うん。 吉本隆明さんが、 「言葉の幹と根は沈黙だ」と おっしゃってましたけど、 あれを聞いてから、また 動物のことがおもしろくなった。 動物は、言葉を話さないけど、 ぜんぶ、入ってるよね。 ‥‥もしかしたらこの映画も、 サイレントでも、観られたんじゃないかな? |
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そうかもしれないですね。 みんな、言葉ではないところで 伝えていることがたくさんあったから。 |
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外国語でも、同じくらいの理解を したかもしれないね。 |
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そうかもしれない。 |
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だけど‥‥飼いたいよね。 子どものときのほうが 動物を飼いたいんだよね、ほんとうはね。 |
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かわいいし‥‥。 |
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くんずほぐれつして、 遊びたいんだよね。 それを、セットで飼っているのが 親なんだよね。 |
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そうなんですよね。 とてもよくわかります。 |
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すごいことだよね。 |
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それを考えると、 お父さんって きっとすごい立場だなと思うんですよ。 |
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そうだ。 社長とお父さんって なかなか両方は難しいんだよ。 |
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一同 |
(笑) |
感謝しよう。社長に、お父さんに、 周囲の人たちに。 ずっと添い遂げてくれる人たちに。 |
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それで、自分もまだらに、 添い遂げられるような人に なれるといいな。 |
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かかわりをもてるくらいの 大人に。 |
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これで、『犬と猫と人間と』編の
感激団を終わります。 連載中、たくさんのメールを いただきました。 最後にご紹介したいと思います。 |
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あ〜いかん。 あらすじを読むだけで、涙が出てしまった。 うちもずっと、ステゴザウルスの犬と 暮らしています。 とても性格のいい子で、人間が好きで、 なんでこんないい子を捨てるかな〜と 切なくなります。 今まで何処で何をしていたのか、 話してくれるといいのに。 運転免許の更新の映画のように、 動物を捨てにくる人達に見てもらってから 再度決断するようなシステムがあれば、 少しは考えを変えてくれる可能性が あるのかもしれません。 いつもそう思います。 (kyonta) |
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「ほぼ日」で特集されないだろうかと思っていた 『犬と猫と人間と』が、感激団登場!! 私自身、観に行くまではすごく足が重く、 でも観た後、より多くの人が観てくれたら、と 猛烈に感じたこの映画が、 こうして「ほぼ日」で取り上げられることが、 すごく嬉しいです。 簡単なテーマではないし、 いろいろな意見があり、けれど考えるべき問題。 この映画が決して悲惨さだけではない 明るさを持っていることに希望が持てます。 (ゆ) |
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はじめは、心が痛くなりそうなので 観るつもりはありませんでした。 でも、犬・猫大好きだからこそ 観るべきだと気づきました。 (ねこたけ) |
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昔は、動物愛護センターというものはなくて、 管轄は保健所でした。 私の父が保健所に勤めていて、昔は、 一頭ずつ注射していたとか、 捕獲の話とか、ときどき聞いてましたが、 実際はよく知らなくて、 もっと聞いておけば良かったなぁと思いました。 (美) |
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こういう映画が作られ、 犬猫の処分や保護のことが 一般の人に広く知られるようになれば 少しは、犬猫をとりまく環境も よくなっていくのでは、と期待がもてます。 犬猫が毎日1000頭殺されていると 伝えられてますが 実は、猫はまだまだですが、犬については毎年、 すごい勢いで殺処分数が減少しています。 国の統計資料では、1980年以前は、 毎年100万頭以上の犬が処分されていました。 映画が伝えている最新データ (H19年度)はその10分の1です。 今のペースで処分の減少が続くと、 あと数年で ほぼゼロになる計算です。 そんな日本になるよう期待をしております。 (Cane/カプアンパパ) |
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映画を観て、しみじみと感じたのは、 この映画を観ることがなければ、 飼われていない犬猫たちの生活なんて 知ることはなかった、 日本というのは弱者の存在が、 まるで無いかのようにふるまう国だなぁと いうことです。 (さら) |
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我が家の犬は保護所からもらい受けました。 ネットで娘が調べ 保護所まで行き、対面した後届けられました。 去勢済みワクチン済み。 シャンプーもきちんとして届けてもらいました。 様々な経験をして我が家にやってきたわけですが、 人を怖がらず、むしろ寄っていき、 他犬にも友好的で非常に賢い犬です。 娘(18歳)は 「できれば病気の犬か、 長い間もらわれない犬が良い」 とさえ言ったのです。 この映画を通じて意識が変わることを願います。 (あっちゃん) |
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無茶苦茶、拝見したいと思っていた作品です。 “感激団”で、取り上げていただいて 感謝しております。 (純) |
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私は、座右の銘のようにしている 言葉があります。 「魅力的な人とは、 心は子供、責任は大人」 感激団を読んでいて、 「自分より弱い物への関係は 大人でなくてはならない」 というところで、 何かすとんと腑に落ちた気がしました。 大人でなくてはならないのか、 大人にならなくてはならないのか、 人によって違うのでしょう。 大切なのは、自分より弱い物に 対したときのことなんだと思ったのです。 次に思い出したのは、 矢野顕子さんの 「Children in the summer」です。 この曲は、アレンジがかっこいいのに加えて、 歌詞がすてき。大好きな曲です。 これの歌詞って糸井さんですよね。 心新たに、私も魅力的な人を 目指そうと思いました。 (恵) |
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ほぼ日は、楽しいことが多くて あまりネガティブなことは 受け入れてもらえないような感じがして これまでメールをかけませんでした。 だから、今回この映画を取り上げていただいて、 本当に嬉しく感じました。 日本は、ここから変わるかもしれない。 そんなことすら思いました。 (真) |
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こちら福岡では上映がこれからで、 猫好きとしては観に行きたいけど、 内容によっては心が苦しくなるんじゃないかと、 気持ちがゆれてましたが、 皆さんの対談内容を読んで、 やはり観ておこうと思いました。 友達にも勧められる気がします。 ありがとうございました。 (加) |
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この映画があるのを知っていましたが、 最初は怖くてなかなか観にいけませんでした。 私も動物を飼っているから、 現実をみなければ‥‥って 意気込んでたせいかもしれません。 けれど、映画をみて、 本当に良かったって思いました。 記事にもありましたが、 私もこの映画を観て笑いました。 しろえもん、にゃんだぼ、 人に噛み付くがじろう‥‥みんなマイペースで 勿論、安楽死の注射を打つ場面とか、 ガス室の犬の目とか、 悲しくて辛い場面もありましたが それよりも、もっともっと、 暖かさを感じました。 観終わった後は、 「これを皆に知らせなければ!」と思って、 勝手に宣伝してました(笑)。 きっと、私のように 「怖いから、観たくない」と 思っている方が沢山いると思いますが、 この記事をみて「行ってみよう」って 思う方がいっぱいいると思うんです。 (ナルまま) |
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ほかにもたくさんのご感想メールを 頂戴いたしました。 みなさん、ほんとうにありがとうございました! |
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2009-11-24-TUE |